移住者インタビュー
「都会のワクワク感よりも、地元にいる安心感の方が大事」と話す細井さん。ブレない軸を持つ20代女子にインタビュー。
細井有子(ほそい ゆうこ)さん
高知市出身。大学進学を機に18歳で上京。大学での専攻は広告・広報。大学卒業後、高知でUターン就職。現在は株式会社あぐり家にて広告・広報を担当。「農機具ガール」としてラジオ出演するなど、高知の農業を盛り上げるべく活動中。
ずっと東京に住み続けるイメージがなかった
高校卒業後、大学進学を機に上京しました。東京の生活も楽しんでいましたが、よく帰省もしていて、周りから「本当に東京に住みゆう?」と聞かれていたほど(笑)
東京の大学に進学したのは、やっぱり“東京に出てみたい”という憧れがあったからですね。
ただ、ずっと東京に住み続けるイメージはなく、東京で就職する選択肢がなかったこともあって、高知へのUターンを決めました。引越し代は、高知県の移住キャンペーンを活用して安く抑えることができてありがたかったです。
“やりたいこと”を高知で実現!
大学で広告・広報を専攻していたので、ゆくゆくはそういった仕事に就けたらいいなと思っていました。Uターンした当初は別の仕事をしていたのですが、やはり広報関連の仕事がしたくて探していたところ、ハローワークで株式会社あぐり家の営業・広告の求人を見つけたんです。農業に縁があるわけでもなく、ましてや農機具は触ったこともありませんでしたが、私は“何にでもチャレンジしたい!”というスタンス。迷わず応募し、無事採用になりました。
あぐり家は、農機具の買い取りと販売をしている会社です。農業って、始めるときにすごくお金がかかるんですよ。その点、中古品だと頭金を抑えられるし、離農者から新規就農を目指す方へとバトンを渡す大事な役割を担うこの仕事には、やりがいを感じています。
「農機具ガール」として活動中
広報としてSNSも担当していますが、インスタグラムでは自ら「農機具ガール」と名乗って発信しています。今、“農業女子”とか“農ガール”とか、農業に携わる女子が注目されていますよね。そこで私も、単なる情報発信では面白くないなと思って、自らを「農機具ガール」と命名しました(笑)
また、2021年8月からFM高知にて「おまかせ!農機Gooood!!」(毎月第1・3月曜日、18:15~)というラジオ番組のパーソナリティーも務めているんですよ。最初は緊張でドキドキでしたが、回を重ねるごとに少しずつ慣れてきました。
SNSもラジオもそうですが、与えられた仕事をただこなすのではなく、「もっとこうしたら」と思うことを自分で見つけて取り組むようにしています。こんな風に、思ったことをどんどん形にしていけるのはすごく楽しいですね。
都会のワクワクよりも、地元にいる安心感
東京が恋しくなること? まず私、東京と高知のギャップを感じてないんです(笑)
今やネットで何でも買えるし、都会の空気を感じたくなったら旅行で行けばいい。それに、東京でしかできないことって、実はないんじゃないかなと思っています。
東京はワクワクする場所ではあるけれど、普段住むにはやっぱり高知がいいなと思います。慣れ親しんだ環境、土佐弁、食…。やっぱり高知は安心感があって落ち着きます。私にとっては、都会で暮らすワクワク感よりも、そういった“安心感”を感じられることの方が大事ですね。
プライベートはアウトドア&よさこい三昧!
休日は、川でBBQや釣りなどを楽しんでいます。高知はアウトドアの遊びが無限大にあるので最高です。
それから、実は小1の頃から20年以上ずっとよさこいを踊っています。東京に住んでいた学生時代も、長期で帰省しては練習に通い、踊り続けたんですよ。長年、老舗チームで踊っていたのですが、2018年に新チーム「琥珀」を立ち上げ、今はスタッフとしても活動しています。この2年間はコロナの影響でよさこい祭りが中止になって寂しいですね。来年こそ再開できる世の中になりますように!
移住やUターンを考えている方へのアドバイス
高知はやっぱり人・食・自然が豊かなのが魅力ですね。
「仕事がない」というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、最近はIT系のサテライトオフィスをはじめ、就職先も幅広いジャンルから選ぶことができると思います。ユニークな企業もたくさんあるので、「仕事がない」と決めつけずにぜひ探してみてほしいなと思います。ちなみに、あぐり家もスタッフ募集中ですよ!(笑)
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