移住者インタビュー
山の現場に入って木を切る作業もやってみたい、ボイラーの資格も取りたいと意欲溢れる高橋さんです。
高橋 太一さん
高校卒業後、愛知県の工業関係の専門学校に行き測量設計の勉強をしていました。建設業は給料がいいと思っていましたが、実際学校で聞いた話では、最近は仕事が減っているということでした。学生なのでお金もなく、早く働きたい気持ちもあり、そういうことなら別の仕事を探そうと帰ってきたんです。初めは家の手伝いをしていましたが、親のつながりもあって森林組合を紹介してもらい、現在は3年目です。
仕事内容は製材です。製材は、皮はぎ・製材・乾燥・カンナがけなどの工程がありますが、私は最後の仕上げに当たるカンナがけの部分を受け持っており、製品の引き渡しも担当しています。私が仕上げた製品が、家の梁や桁、土台など住宅の構造材として、出荷されるその場に立ち会えるため、一つ一つに達成感があります。
大変なのは材木が重いことです。乾燥された材を運ぶのはフォークリフトを使いますが、そのあとの機械へのセッティングは手作業です。土台に使う材なので4メートルくらいあり重く、転がしたりと大変です。でも体を動かす今の作業は自分に合っていますし、最後の工程担当なのでやりがいはあります。
失敗したこともありますが、今では機械操作も一人でできるようになりました。今後は、山の現場に入って木を切る作業もやってみたいですね。それに今は他の工程を手伝ったりと忙しいですが、ボイラーの資格も取りたいです。 この仕事は、材木を扱ったり重いものを扱うので、体力がある方に向いていると思います。また、森林保全にも役立っていると思いますし、好きな山に関わる仕事ができているという意味ではとても満足しています。
梼原町は山があるところが好きです。逆に山があることが不便でもあり、今年は雪が降ったので交通面で大変でした。あとお店が少ないことや、買い物に行くのに遠いことなどが不便ですが、もともと育った場所なのでそれほど困るとは感じません。性格的にのんびりしたほうが好きなので、どうしても都会で就職したいという気持ちはありませんでした。帰って来て、やっぱり住んでいたところがいいと思いましたね。
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