移住者インタビュー
人とのつきあいが気兼ねなくできる高知に魅力を感じている宮本さんにインタビューしました。
宮本 典晃さん
―退職後も高知に住むことを決められたきっかけは何ですか?
夫婦ともに広島県の出身です。転勤族で4~5年ごとに転勤を繰り返してきました。高知に住んで9年目になります。
退職後は、特に家族で話をしていた訳ではありませんが、広島に帰って過ごすつもりでいました。
高知へ来て数年経って、そろそろ転勤という話が出始めました。家でそのことを話したところ、妻も子供も「高知を離れたくない、行くならお父さん一人で行って。」と言われました。今までの転勤は家族と一緒でしたので、単身で行くことは考えられませんでした。
退職後は高知に住もうかな、と考えていたとき、会社の早期退職制度を知り、やりたいこともあったので早期退職を決心し、そのまま高知に住むことにしました。
―お家はどうされましたか?
犬を飼っているので、高知市内のペット可のマンションを購入しました。
―高知の印象はどうですか?
まず、人とのつきあいが気兼ねなくできるところがいいです。仕事柄もあるでしょうが、人と知り合うことが楽しいです。気さくに付き合っていける人が多いですね。反面、一旦気に入らなくなると付き合ってくれなくなる、そういうところは付き合いが難しいとも言えますが。
住むことについて言えば、高知市周辺なら、いわゆる「田舎のお付き合い」がないところもいい。
衣食住ともに高知市に住んで不便を感じることもありません。自転車を使えば、だいたい用事が済んでしまいます。
―高知に住んでよかったですか?
もちろん良かった。今は、妻の母も呼び寄せて一緒に住んでいます。母も高知の暮らしが気に入っているようです。朝夕川沿いを犬を連れて散歩していますが、途中で行き交う人と交流していますよ。足が痛くても早く病院に行って、すぐに散歩に行くといった具合で、楽しみにしています。子供も高知で結婚します。
―今後、何か考えられていることがあれば教えてください。
田舎が頑張れるようなことに取り組んでいく予定です。この思いを実現できるようなNPOを立ち上げ、活動していくことにしています。友人知人も応援してくれています。
せっかく高知に住むのだから、後から高知へ移住してくる人たちが高知に住んでよかったといってくれる、また、それを外に向かって伝えてくれるような活動につなげていきたいです。
―高知で暮らしてみて、ここが問題!とか、ご自由に。
職業柄、県内を隈なくまわりました。地域では、お米屋さんや酒屋さんなど、生活の基本になるような商店が次々と無くなっています。その代わりになるようなものを地域にある郵便局が肩代わりできる仕組みができないでしょうか。地域で暮らされている方々のためにもなるし、今後田舎暮らしを求める人にも必要なものだと思います。
もう一つ、地域のこだわりの農産物を、県内で消費できる仕組みをつくること。その仕組みが出来れば、都会へも打って出ていけるようになり、地域の農業の浮揚につながっていきます。NPOの活動の中でこの仕組み作りができれば、と考えています。
田舎暮らしのためには、受け入れ側の体制も考えるべきです。地域のしきたりにいきなり慣れるのは無理があります。2ヶ月くらいは自由に生活し、徐々に地域に慣れるような世話人みたいな仕組みがあればいいですね。特に特別なことをする必要は無く、例えば奥さんの話し相手や、魚釣りの仲間、ゴルフ仲間など、趣味の世話が出来ればいいと思います。
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