移住者インタビュー
「高知は人と人の距離が近く、フレンドリーで海外にいるような気持ちになれる」と語る山浦さんです。
山浦 日紗子さん
―高知に移住したきっかけと経緯
東京では国際的なパフォーミングアーツや映画関連のイベントで制作やディレクターのアシスタント的な仕事をしていました。また、アートNPOにも関わっていたため、私自身のキーワードは、「アート、地域、国際交流」です。東京は情報やモノが溢れすぎているため、時に本物を見失いがちです。自然に囲まれシンプルな生活をしつつ、地域から海外へ発信していく仕事をしたいと考えていたとき、高知県立美術館ホールの企画制作の職員募集があることを知りました。高知には一度も足を踏み入れたことがなく、どのような場所かも見当がつきませんでしたが、前々から四国に魅力を感じていたのと、東京でも同ホールの先鋭的な企画は評判が高かったので、ここであれば私のやりたいことを実践できるのではと思い即決しました。
―実際、高知に移住してみて思うこと
人と人の距離が近く、フレンドリーで海外にいるような気持ちになります。こういう心地になれるのは日本国内でも少ないのではないでしょうか。東京では皆仕事が終わるのが遅いので、友人との約束は何カ月か前に合わせないと会えないということもありましたが、ここでは会いたい時にすぐ集まれる気軽さがいいです。また、職場では、趣味で作っていると言うにはあまりにも立派な野菜や果物を頂くことが多く、自然と食や身体について考えるようになります。東京では360度見渡すことのできなかった空を毎日見ながら通勤するのは本当に嬉しいです。特に高知の雲は雄大で、この雲がこう繋がっているという様が見られるのは贅沢に感じますし、自然と共生している感じが嬉しいです。ただ、車社会だし階段も少ないので東京にいた頃より歩かなくなりました。
また、高知にはモノづくりをしている人が多く、それぞれのライフスタイルを大切にして生きている姿がいいなと思います。
―移住を実行する際に苦労したこと、やってよかったと思うこと
あまり苦労したことは思いつきませんが、仕事が決まってから時間がなく引っ越した後もどんどん忙しくなっていったので、あまりプライベートで遠出する(高知を知る)機会がないまま一年が過ぎてしまいました。なので、興味を持ったイベントや集会には顔を出し、ネットワーク作りは大切にしています。ここでは会いたいと思った人に面白いほどすぐ繋がることができます。東京ではなかなか出会えない人達に会える場所だと思います。
―これからについて
今は高知市内に住んでいますが、他の場所でも暮らしてみたいです。人生は短いので、インスピレーションを大切にし、今後も自分にとって心地よい場所や人とつきあっていきたいです。
―移住検討者へのメッセージ
一つでも気になることやピンとくることがあったら、本能に従って冒険してみてください。そこからすばらしい出会いがあるかもしれません。高知の人は基本的にウェルカムな方が多いので温かく迎えてくれると思います。
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