移住者インタビュー

地域の強みを生かしたビジネスモデルを作りたい!

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兵庫県からIターンされた上堂薗夫妻。土佐町の農業法人で、外商活動に力を入れて取り組んでいます。

上堂薗(かみどうぞの)
 純高さん
 えりなさん

  • 出身地:兵庫県
  • 現住所:土佐町
  • 移住年:2015年

Q.高知に移住したきっかけと経緯

「れいほく未来」では、ちょうどこれから販売促進に力を入れていくところで、仕組みづくりなど一から携われること、生産から流通までのシステムが未完成の部分もあり、これまでの経験を活かしてやっていけることに魅力を感じて就職先として決めました。
就職先と家が決まった2015年4月に、土佐町に妻と移住をしました。

Q.実際に暮らしてみて、生活の変化

(えりなさん)私達の暮らす土佐町は高知市内まで車で50分ほどの山間部ですが、コンパクトな町なので、スーパーやドラッグストアなど生活に必要なものは近場で揃うので不便は感じません。
生活インフラは良いところだと思います。ただ、冷凍食品などの加工品の物価は高いですけど。

(純高さん)自分たちは兵庫県出身で、これまで”田舎”で暮らしたことがなかったので、田舎特有のルールや仕来りがあって、地元の人と馴染むのには時間がかかるだろうと思っていました。
でも、高知の人柄なのか、向こうから遠慮なしにグイグイ入ってきてくれたので、こちらも素で付き合うことができました。
素でいられることは田舎ではとても重要です。都会だと、仕事の顔、プライベートの顔と使い分けている人もいると思いますが、ここでは職場や友達など、コミュニティーが全部繋がっているので別の人格ではやっていけません。(笑) 情報伝達スピードはネットより早いですよ。

(えりなさん)ある日、玄関にメモもなくタケノコが置かれていて…「田舎って本当に野菜が貰えるんだ」って思いました。(笑)季節によっていろんなお野菜がいただけるので、食費がかからなくなり家計は大助かりです♪

(純高さん)外食もなくなりましたね。
週1回は近所のお宅のパーティ(宴会)に招待されて楽しく飲んでいます。
同年代は少ないですが、60代、70代の元気なパワーをもらっています!

大変だったことは、住まいがギリギリまで決まらなかったことです。入社日は4/1~と決まっていたのですが、家が決まったのが10日前でした。最終的に、土佐町役場の紹介で決まったのですが、あの時は少し焦りました。
あと車の免許はMTを取り直しました。田舎ではマストですからね。

Q.現在の仕事とこれからの目標

(純高さん)今年(2016年)4月から地産外商などを含む営業部を立ち上げて販路開拓の活動を始めました。れいほく地域の強みは「少数多品目」の作物です。
小規模な産地とそれを求めるニーズを結ぶなど、地域性を生かしたビジネスモデルで売り込んでいく必要があると考えています。
まずは、自分が次の世代へ繋がるビジネスモデルの仕組みを作り、将来は海外へも販路を拡げていきたいです。

(えりなさん)「道の駅さめうら」でパートタイムで働いています。
地元の方と触れ合うことが多い職場なので、少しずつ顔も覚えていただけて嬉しいです。
将来は、兵庫でのウェディングプランナーの経験を活かして、れいほくの自然をコンセプトにしたウェディングの企画も出来ればなぁと思っています。

Q.これから移住を考えている方へメッセージ

まずは、自分と現地の相性を確かめるため「行動すること」が大切です。
その中で、自分のやりたい事と、出来ることを決めていく。どうしてここに住みたいのかがはっきりしていないと、移住しても周りに流されたり、続かないと思います。
自分自身がやる気を持って一生懸命取り組んでいれば地域の人は必ず力になってくれますよ。

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