移住者インタビュー

人との繋がりに支えられてUターン

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好きなモノ作りを仕事に。キャンドルの制作・販売をされている藤岡さんのインタビューをぜひご覧ください!

藤岡 さわさん

  • 出身地:高知県
  • 現住所:香美市
  • 移住年:2010年
  • 職業:自営業(キャンドルアーティスト)

―高知に帰ってきたきっかけは?

「4年の準備期間を経て高知へ」
最初、高知での生活には漠然とした不安がありました。特に仕事面で「高知でやっていけるのか?」という想いがありましたね。移住に踏み切れるまで、4年ほど「東京」と「高知」を行き来する生活をしていました。行き来を始めて2年ほどは、仕事も生活も拠点は東京に置いていました。高知へ帰ってくるのは、2ヶ月から3ヶ月に一度程度でしたね。そんな生活でしたが、高知で出会った人からキャンドル教室の講師として声をかけていただく機会も次第に増えていきました。3年目、4年目には、徐々にですが高知で活動する割合も大きくなり、月の半分は高知で過ごすようになっていました。この頃、仕事への不安が少しずつ解消されてきたので、思い切って移住に踏み切ることができました。

―どんな仕事をしているの?

「好きなモノ作りを仕事に」
キャンドルの制作・販売などをしています。キャンドルに興味を持って、収集し始めたのは高校生のときからです。幼い頃からモノを作るのが好きだったので、雑誌の特集を参考にしながら自分で作ってみたりもしていました。でも、やっぱり上手には作れなくて…。大学生のときにキャンドル制作の教室に通い始めたところから今に続いています。 高知に帰ってきてからは、地域のイベントでキャンドル装飾や、地域の方々や子供たちに向けたキャンドル教室に講師として参加させていただいています。いろいろな市町村にお邪魔させて頂き、たくさんの人に出会う機会も増えて、段々と仕事にも幅が出てきたように思います。今では、月の半分をキャンドル教室に、残り半分でキャンドルの制作やウェディング、イベントなどでキャンドルを灯しています。

―高知に帰ってきてみて思うことは?

高知は自然体でいられる場所
自分にとって高知は自然体でいられる場所。肩の力を抜いて、ゆったりと自分のペースで生活できる環境にあるのも大きな魅力です。というのも、実は東京にいるときは東京の生活が好きで、高知に帰ってこようとは思っていなかったんです。やっぱり刺激も多いし、自分は東京の生活にも疲れていないと思っていました。でも高知に帰って来てみると、「東京にいた頃の自分は肩にとても力が入っていて、疲れていたんだ。」と振り返ってしみじみ感じています。

―高知に帰ってきて良かったこと、困ったこと。

「人と人との繋がりに助けられて」
周りのみなさんに助けられて、仕事ができていることですね。自営業といっても”一人でやっている”という感覚はあまり無くて、”みなさんに助けられている”という感覚の方が強いです!私のキャンドルにはドライフラワーや押し花を使うので、自宅の庭でお花を栽培しているのですが、それを知っているお花屋さんが花を譲ってくれるなど、たくさんの人に助けられています。これからは、関わってくれた人たちにもっともっと感謝を伝えたいですね。高知で生活することは「人と人との密な繋がりをいかに大切にするか」ということではないかなと思っているので、これからもこの気持ちを大切にしていきたいです。 あと困ったことではないですが、飲み会はやっぱり多いですね!高知へ帰ってきてからは、「飲み会はコミュニケーションの場なんだな」と改めて感じています。そこからまた新たな繋がりや発想が生まれることもあるので、よく参加しています(笑)

―今の仕事のやりがいは?

たくさんの笑顔に会える!
キャンドル教室のときには、保育園児から年配の方まで、教室が終わった後には自分で作ったキャンドルを手に、みんなの楽しそうな大きな笑顔。結婚式で装飾をしたときには、新郎新婦はもちろん、ゲストやスタッフ、会場中が包まれている幸せいっぱいの笑顔。キャンドルのイベントでは、家族やお友達と見に来て、楽しそうにおしゃべりしている穏やかな笑顔。 年齢・性別関係なく、色んなみんなの笑顔に出会える事。これが私の仕事のやりがいです!

 

―これからどういう風に暮らしていきたいですか?

たくさんの方に感謝を伝えたい!
これまでも、今も、たくさんの方に支えて頂いて、自分の好きな仕事ができているので 感謝の気持ちを忘れず、関わってくれている人たちが、みんな笑顔になれるような時間を一緒に過ごしていきたいです。また、高知で生活していると、本当によく人と繋がっていくんです。おもしろいことをやっている人もたくさんいるので、いろんな職種の方と色んな形でイベントや作品を作っていけたらいいなと思っています。

―移住を考えられている方にメッセージ

田舎に飛び込もう!
中途半端に田舎に足を突っ込んでしまうと、人間関係などを煩わしく感じてしまうこともあるかもしれないですね。私自身、高知に帰ってきたばかりの時は人の距離が近くて、すごく疲れを感じ、戸惑う事も多かったです。でも、これが都会では感じられない「あったかさ」なんですよね。田舎に来るなら、自ら周りに飛び込んでいきましょう!おせっかいを焼くのもみんな好きで仲間意識も強いので、壁を作らず飛び込むと、みんな受け入れてくれると思います。高知には、都会のように流行りのおしゃれな服や小物、専門的な本や物は多くないかもしれませんが、そういう物質的なものより、自然や精神的な豊かさなど、もっと自分にとって大事な事を感じられる場所。それが高知県にはありますよ!

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