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\mission!/地域と共に歩む自動車整備工場を承継せよ!!
ひとことで言うとこんな仕事
・地域と共に歩む自動車整備工場!
・車検整備に必要な機材はすべて揃い、すぐに開業可能!
・競合店舗が減少しており、整備の需要は高い!
・地域からの信用、信頼も一緒に引き継げる!

ミッション
地域創生 × 事業承継 × 自己実現・起業・チャレンジ!
幡多郡大月町小才角(こさいつの)は、四国の西南端にひっそりと息づく、小さな入江の集落だ。海と山とが、恋人同士のように寄り添いながら、互いを引き立て合っている。
湾は穏やかで、朝になると鏡のような水面に、漁船の影と薄い靄がゆらめく。船底を撫でる波の音は静かで優しい。集落の小道を歩けば、目に入って来る家々の風景の中に、人々の暮らしの歴史が静かに息づいている。腰を下ろして潮騒に耳を澄ます。時間の流れがゆるやかになっていく。
「二神モータース」は、そんな風情ある地域にある。オーナーの二神雄一さん(76)が37年前に開業した。
「海沿いの国道321号の開通に合わせて、今の場所に工場を開業しました。父の代は地域の自転車店だったんですよ」
それ以来ずっと、地域に寄り添う自動車整備工場として、住民の車のお世話をしてきた。経営信条を質問しても、「そんなものはありません。ただ、修理をしていただけですから」と謙遜するが、「地域密着」の経営姿勢は、その日常生活に色濃く現れている。
仕事以外でも色々な地域の役回りをたくさん引き受けてきた。最も記憶に残っているのが消防分団の仕事。2001年に県西部を襲った「高知県西南豪雨」の際には、小才角地域も大きな被害を受けた。当時は消防団の副分団長として、地域内を駆け回った。
災害から一カ月ぐらいは、修理の仕事は全くせずに、被災地の復旧に専念したという。「この地域で死者が出なかったことが救いです」と振り返る。そうした地域活動と堅実な仕事が相まって、二神モータースへの地域の信頼度は高い。
ただ、二神さんには後継者はおらず、年齢的に廃業も視野に入ってきた。「身体に悪いところはなく元気なので、あと数年は続けられるが、その後は…」と第三者への売却を考え始め、ネットを通じて広く募集することにした。
整備工場(約240㎡)と同じ敷地に自宅(約100㎡)があり、空き地を含めた敷地面積は約370㎡。これらの一括売却が希望。整備工場内の設備や機器、道具類なども付けてくれるそうだ。もちろん、取引先や顧客名簿なども引き継いでくれるし、地域への紹介もしてくれる。
「小才角は、人に優しい地域。地元の人と仲良く交流しながら、仕事をしてくれる人が引き継いでくれたらと思います」
二神さんは柔和な笑顔でこう話し、整備工場前に広がる海を見つめた。
小才角の風景には、観光地のような華やかさはない。だが、そこには「日々の静けさ」という、今では貴重な贅沢がある。風が頬をなで、波が岩を叩くたびに、「生きる」という営みの原点を思い出させてくれる。この地で地元と深く交わりながら、人々の足となる車の整備を受け持つことは、都会の整備工場と全く違う生きがいを得られるはずだ。
・事業内容: 自動車整備工場
・引継場所: 高知県土佐清水市脇ノ川浜2007-2
・引継条件: 相談の上決定いたします
・引継詳細: 土地(約370㎡)、整備工場(約240㎡)、住宅(約100㎡)、自動車整備関係の機材一式
顧客・取引先、地元での知名度、など
求める人物像
・幡多郡大月町へUターン・Iターンを検討している方
・自然豊かな土地で自動車整備工場の開業を目指す方
・事業を通して、地域経済の活性化にチャレンジしたい方
・地域のコミュニティを大切にし、自然や人との繋がりを楽しめる方
・事業主の理念を理解し、事業を承継できる方


ここがポイント!
■地域と共に歩んできた自動車整備工場!
小才角は海辺の小さな集落で、住民同士がほぼ顔見知り。二神さんは若いころから地域の色々な役回りをボランティアで務めてきており、知らない人はいない。地域の足として欠かせない自動車整備を長年引き受けてきており、その仕事への信頼度は極めて高い!
■競合店舗が減少し、自動車整備への需要は高い!
周辺地域では、さまざまな理由から閉店する自動車整備工場が増えつつあり、競合店舗が少なくなってきた。二神モータースは国道321号脇にあり、アクセスは良く、丁寧な仕事から顧客満足度も高い。そうした信頼度も一緒に引き継ぐことができれば、経営面は安定しそう!
■空き地活用で副業も可能!
足摺岬の観光地に直結している国道321号沿いにあるため、観光客の車は数多く通過する。敷地には使用していない空き地があり、そこを活用した副業も可能。飲食や小売りなど、観光客向けの営業も展開できそうだ!
継業への取り組みについて
「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」
「高齢になってしまって事業継続が難しい」
地域の生活を支えてきた中小企業や商店では、こういった理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。 一方で、働き方が多様化する今、県外からのUターン者や移住者が過疎地域に住まい、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。
「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第三者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。
オーナー 二神さん へのインタビュー
———— 自動車整備の仕事はいつごろから?
地元の中学を卒業後、大阪の自動車整備の専門学校に行きました。関西で暫く仕事をして20歳ぐらいで帰郷、父の経営する自転車店を手伝うなどしていました。国道が開通する昭和63年に今の場所に整備工場を開業したんです。
———— 今まで一番印象に残っている出来事は?
仕事とは直接関係ないのですが、西南豪雨ですね。高知県西部に異常な雨が降り続き、この地域も大きな被害を受けました。私は当時、地域の消防団の副分団長でしたので、消防団員と共に被災者の救助や避難、その後の復旧・復興作業と、ものすごく忙しかったことを覚えています。一カ月ぐらいは、本業をできなかったんじゃないかな。それほど、地域の被害は甚大だったんです。
———— どんな人に継いでもらいたいですか?
やはり地元の方と交流し、仲良くできる人に継いでもらいたいです。地元との繋がりがないと仕事はできないと思います。素晴らしい自然と温かい人々がいますので、そこに溶け込んで頑張ってほしいですね。
ご応募・お問い合わせ
まずは、電話又はメールで「高知家で暮らすで募集情報を見た」旨、ご連絡下さい。
◆応募申込み・引継ぎ内容のお問い合わせ◆高知県事業承継・引継ぎ支援センター
〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-32こうち勤労センター4階
担当: 藤井、野本 あて
TEL: 088-802-6002
サイト:
https://www.kochi-hikitsugi.go.jp/※後継者人材バンクへのご登録はホームページから。

※この記事は、2025年11月20日時点の情報を掲載しています。
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