世界の海で活躍するオーダーメイドの「海上クレーン」
- 掲載日：2022.11.30
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また、役員と社員の距離が近く、風通しの良い雰囲気の中で仕事ができるのもSKKの魅力のひとつ。「たとえば、役員が午後の休憩時に自分でコーヒーを淹れて社員に混じって飲んでいたり、社内の木や花に水やりをしていたり。些細なことかもしれませんが、私たちにとっては距離が縮まる出来事です。自らも現場を経験してきた役員が、そのノウハウを若手社員にアドバイスしている様子もよく見かけます。」と管理部管理課の楠瀬さんは言います。
高い技術力で、高知から世界に羽ばたくSKK。世界に誇るものづくり企業です。
企業名：株式会社SKK
業種：製造業
所在地：高知県高知市横浜西町1-3
SKKの海上クレーンは世界中で活躍しています
お客様の声に応えるために海上クレーンの製造をはじめる
株式会社SKKは、高知県高知市にある海上クレーンのトップメーカーです。海上クレーンだけでなく、浚渫船（しゅんせつせん：海底の土や砂を掘り取り、水深を深くするための船）やウインチなど、海洋開発関連製品も製造しています。1956年に前身となる四国建機株式会社を設立し、作業船や建設機械の修理を請け負ってきました。
ある時、観光地でもある高知市桂浜の砂利を運ぶため、荷役の機械を作ってほしいという依頼が舞い込んできたことがSKKにとって転機となります。当時は、人力で行う作業であったため、重労働かつ長時間の作業となっていました。このような過酷な作業状況を改善するため、SKKは海上クレーン製造に取り組み始めました。同年、第一号となる海上クレーンが出荷され、海上クレーンメーカーとしての第一歩を踏み出しました。
その後、臨海部の開発が活性化してきたことに伴い、海上クレーンの大型化・多機能化へのニーズが高まります。そうした声に応えるために、SKKは新技術を投入し、海上作業に特化した様々な製品を生み出してきました。その結果、大型の浚渫船や最大700トン吊りの海上クレーンを製造できる数少ない企業として、海洋開発分野における確固たるポジションを築くことができました。
ある時、観光地でもある高知市桂浜の砂利を運ぶため、荷役の機械を作ってほしいという依頼が舞い込んできたことがSKKにとって転機となります。当時は、人力で行う作業であったため、重労働かつ長時間の作業となっていました。このような過酷な作業状況を改善するため、SKKは海上クレーン製造に取り組み始めました。同年、第一号となる海上クレーンが出荷され、海上クレーンメーカーとしての第一歩を踏み出しました。
その後、臨海部の開発が活性化してきたことに伴い、海上クレーンの大型化・多機能化へのニーズが高まります。そうした声に応えるために、SKKは新技術を投入し、海上作業に特化した様々な製品を生み出してきました。その結果、大型の浚渫船や最大700トン吊りの海上クレーンを製造できる数少ない企業として、海洋開発分野における確固たるポジションを築くことができました。
世界に必要とされる海上クレーンのトップランナー
現在では、海上クレーンの製造・販売において、国内シェア70%以上を誇る国内トップの企業となり、生産累計台数は5,000台を突破しました。
また、SKKの製品は海外でも需要があり、1967年に台湾へ浚渫船を輸出したことを皮切りに中国、シンガポール、オーストラリアやモロッコ、中東諸国へも進出しています。世界の海洋開発に貢献する企業として、存在感を一層高めています。
世界中で選ばれる理由は、SKKの技術にあります。SKKの海上クレーンは完全受注生産で、お客様のニーズに合わせて、設計開発からアフターサービスまで自社で一貫して行っています。そのため、一般的な海上クレーンは単一機能（物を吊る、または掘る機能など）しか持たないものが多いですが、SKKでは複数の機能を持つクレーンを製造しています。これは、「使い勝手の良さ」を重視して設計開発を行なっているから。複数の種類の建設用機械を導入するのではなく、多機能な海上クレーンを導入することで、現場作業の効率化や作業コストの軽減につなげることができています。
将来的には、さらなる大型化が予想されるという海上クレーン。SKKでは、最大1000トン吊クレーンの製造ができるよう、それに対応する工場を新設しました。未来を見据えて必要な投資を行えるのは、しっかりとした経営基盤があることの証拠でもあります。
また、SKKの製品は海外でも需要があり、1967年に台湾へ浚渫船を輸出したことを皮切りに中国、シンガポール、オーストラリアやモロッコ、中東諸国へも進出しています。世界の海洋開発に貢献する企業として、存在感を一層高めています。
世界中で選ばれる理由は、SKKの技術にあります。SKKの海上クレーンは完全受注生産で、お客様のニーズに合わせて、設計開発からアフターサービスまで自社で一貫して行っています。そのため、一般的な海上クレーンは単一機能（物を吊る、または掘る機能など）しか持たないものが多いですが、SKKでは複数の機能を持つクレーンを製造しています。これは、「使い勝手の良さ」を重視して設計開発を行なっているから。複数の種類の建設用機械を導入するのではなく、多機能な海上クレーンを導入することで、現場作業の効率化や作業コストの軽減につなげることができています。
将来的には、さらなる大型化が予想されるという海上クレーン。SKKでは、最大1000トン吊クレーンの製造ができるよう、それに対応する工場を新設しました。未来を見据えて必要な投資を行えるのは、しっかりとした経営基盤があることの証拠でもあります。
顧客向けサービスを充実させることで、リピーターを獲得
「製品に対して責任を持ち、お客様と誠実に向き合ってきたからこそ、充実したサービスを生み、提供することができています。その積み重ねが、今のSKKを作り上げているのです」と牛窓会長。
お客様のニーズに応えることを大切にするSKKでは、丁寧に製品を作ることはもちろん、納品後のサポートも迅速に行なっています。そのほか、お客さまへのサービスの一環として「クレーン学校」という研修制度を提供しています。SKKの小型マリーンクレーンは操作するのに免許不要で、だれでも操縦可能ですが、より円滑に現場で操縦を進めるために操縦方法や安全教育、メンテナンス方法などを学ぶ機会を作っています。
こうした顧客向けのサービスを充実させることは、「お客様が儲からないとリピーターにはならない」という考え方があるからです。お客様の様々な要望に応えていくことによってお客様の事業の成功に繋げ、「儲け」となります。お客様が儲かるように継続的なサポートを行うことで、リピーターとなっていただけるというのが指針となっているのです。
風通しの良さがSKKの魅力のひとつ
SKKはオーナー企業ではないので、社員は能力と努力次第で社長を目指すことも可能です。また、「社員持ち株制度」を導入しているので、社員は会社への経営参画意識を持って取り組んでおり、自然とやりがいが高まります。また、役員と社員の距離が近く、風通しの良い雰囲気の中で仕事ができるのもSKKの魅力のひとつ。「たとえば、役員が午後の休憩時に自分でコーヒーを淹れて社員に混じって飲んでいたり、社内の木や花に水やりをしていたり。些細なことかもしれませんが、私たちにとっては距離が縮まる出来事です。自らも現場を経験してきた役員が、そのノウハウを若手社員にアドバイスしている様子もよく見かけます。」と管理部管理課の楠瀬さんは言います。
高い技術力で、高知から世界に羽ばたくSKK。世界に誇るものづくり企業です。
企業名：株式会社SKK
業種：製造業
所在地：高知県高知市横浜西町1-3
SKKの皆さん
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