移住者インタビュー

キャンプ好きが高じて四万十市へ。将来はキッチンカーで起業したい!

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四万十市の大川筋・後川地域の担当として、地域の特色を生かした地域振興に関わる活動をしています。

髙木 義人さん

  • 出身地:神奈川県
  • 現住所:四万十市
  • 移住年:2018年
  • 職業:地域おこし協力隊

移住して、アウトドアに最高の環境を手に入れました

キャンプ好きが高じて高知に移住しました。友人に連れていかれたのをきっかけに、かれこれ10年来の趣味です。神奈川に住んでいた頃は関東・甲信越を中心に出かけていたんですが、キャンプサイトに出るまでに数時間かかるし、渋滞もあるしで……それならもう、住む場所を変えてしまえば良いや、と思って。協力隊制度は、移住するための一手段として初めて知りました。

期待通り、アウトドアには最高の環境ですよ。トラック運転手だった会社員時代より、時間的なゆとりもできたので有意義に過ごすことができていますし。ただ自分は、いわゆる大型キャンプ場ではやらず、野良キャンプが好きで。四万十川の広い河原より、あちこちを開拓しにいくのが面白いんです。ちなみに今、仕事の都合で神奈川に残っている妻も、時々こっちに来て一緒に出掛けています。四万十市内だと、名鹿(なしし)の浜は良いですよ。全国でもトップレベルに綺麗な海岸だと思うんですけど、ほぼ無人です(笑)

ただ、失敗というわけではないですが、こちらに来てから肝機能障害になりました。元々お酒は好きだったんですけど、来た当初はがむしゃらだったこともあって、平日・週末構わず飲み会に顔を出しすぎちゃったんですよね。まぁ幸い、量をセーブすれば改善した程度です。

協力隊の活動はもちろん、起業の準備も着々と

頼まれたら、とりあえずやってみよう!となる性格です。協力隊の活動として、ドラム缶で炭焼き窯を作ってみたり、木を切ったり、お試し滞在住宅の看板を彫刻刀一本で作ってみたり。学童の子どもたち向けに、流木に穴をあけてつくるキャンドルや、真鍮の焼き印の製作ワークショップもやりましたし、趣味では鮎釣りもやります。どれも素人レベルなんですけどね。ただ木工の看板は、我ながらお金をとっても良いぐらいの出来栄えになりました。

あとは活動外の時間は、飲食店でアルバイトをしています。協力隊卒業後は飲食業で起業したいので、今のうちに準備しようと思いまして。四万十市でも特に人気の居酒屋と焼き肉屋で、仕入れや経営のノウハウを学ばせてもらっています。

商材こそまだ検討中ですが、キッチンカーで創業したいなと。四国を拠点に、中国や近畿のほうも回れるようにできればと思っています。将来的に路面店を持つことも考えていますが、元が運送屋なので移動するのが好きなんでしょうね。あとは、全国的にキャンプブームがきていますし、いつか小規模のキャンプ場を経営できたら、とも。野望ですけどね。

高知への移住や地域おこし協力隊への応募を考えている方へ

地域の状況はそれぞれ違うので、あまり初めから高い理想にしばられたり、頭でっかちな状態で地域に入ったりしない方が良いと思います。特に自分の場合、「この地域で●●がやりたい!」のような想いを持って応募したわけではなく、協力隊はあくまで定住のためのワンステップだと考えています。

それに、我々はあくまで地域おこしの“協力者”の立場であって、その主体になるのは住民の方々ですからね。もちろん、自ら色々と提案はするんですが、地域の人が望むことに対して自分ができることから応えていくスタンスも良いんじゃないかと思います。



※この記事は、2020年1月21日時点の情報を掲載しております。

当センターでは、各市町村で活躍する地域おこし協力隊のみなさんの活動を応援しています。
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