移住者インタビュー
子どもをのびのびと育てたいと思い移住を決意した移住者に、高知での子育てについて聞きました。
濱口 佳太さん
恭子さん
―高知に移住したきっかけと経緯
お互い18歳から地元を出て東京で暮らしていましたが、結婚し、「いずれは、お互いの実家のある高知県か長崎県に帰る」ということを漠然と考えていました。
大きなきっかけとなったのは、やはり子どもが生まれたことですね。のびのびと育てたい、という思いが強くなり、高知県と長崎県で移住を検討し、最終的に高知県に決めました。タイミングと思い切りが、移住を実行する後押しになったように思います。
―実際、高知に移住してみて思うこと
都会とは時間の流れ方がまったく違いますね。東京での生活は便利でしたが、帰宅時間が遅くなることも多く、家族で過ごす時間が少なかったり、子どもにも音の出るような遊びは制限させたりと、周りに気を使うことも多かったです。
高知では帰宅後、家族で一日の出来事などを話したりする、そんな時間が持てるようになりました。子どもにとっても、わざわざ公園まで行かなくても、家を一歩出ると自然の遊び場が広がっています。恵まれた自然の中で思いっきり遊び、感受性も育つといいなと思っています。
保育所も、年度途中から入れることになったのですが、幸いスムーズに入ることができ、共働きの私たちにはすごく助かりました。
―やってみてよかったと思うこと
腰を据えて、高知で就職活動をしようと思ったので、仕事が決まる前に移住しました。
今は高知県森林研修センターにある「情報交流館」というところで、子どもたちに向けた森林や里山の体験学習やワークショップなどの企画・運営を行っていますが、今の仕事につくまでは約半年ハローワークに通い、就活を続けました。
就職までにはそれ位の時間がかかるかも知れない、ということは覚悟していたので、振り返ってみれば早く感じます。
―これからについて(どういう風に暮らしていきたいか)
高知県内の子どもたちでも、以外と自然の中で遊ぶ経験が少ない子たちもいることに驚きました。自然の遊び場がすぐ近くにあるんだよということを、「自然と遊ぶ」という体験を通してより多くの子どもたちに伝えていきたいですね。
また、地元の人とのつながりも2年ほどでだいぶできてきました。仕事でもプライベートでも、助けられることが多いです。これからは、より地域に溶け込んで、海・山・川、すべてが揃う高知の魅力をもっと発信していきたいと思います。
―移住検討者へのメッセージ
一口に高知県といっても街や田舎、いろいろな地域があるので、どういう暮らしがしたいのかということをまず考えるといいと思います。それから目的にあった地域はどこなのか、と考えればぴったりの地域が見つかると思います。そのためには地域、アクセスを下調べしておいた方がいいですね。私たちにとっては、香美市は適度に街の機能もあり、田舎もあって、子育てするにはぴったりの地域でした。
地元の人に「仕事無いで」と言われてもくじけないでください!本気になれば仕事はあります!
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