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パートナーをきっかけに高知暮らしをスタート。株式会社トミナガに就職されたお二人にインタビューしてきました!
大石さん/谷さん
- 出身地:大石さん…大阪府、谷さん…東京都
- 現住所:高知市
- 移住年:2022年
- 職業:株式会社トミナガ
高知との出会い
大石さん ― 故郷の大阪で夫と出会いました。夫が高知県出身ということで、結婚前のご挨拶に初めて高知を訪れ、すぐにその魅力に引き込まれました。ご家族もあったかいし、自然も沢山あって、将来の子育てのことを考えたら、こっちの方が子育てしやすいんじゃないかなと思って、移住を決意しました。
友人や家族には「えっ、高知?」と驚かれましたが、「遊びに行くね!」と楽しみな声も多かったです。実際に来てくれた人はみんな「高知って良いところだね!」と感動していました。高知に来てよかったと感じます。
谷さん ― 付き合っている方が高知県須崎市の出身で、高知には移住前から遊びに来ていました。
高知で彼が、知らない人にも「おはようございます」と挨拶しているのを見て、実家が同じような雰囲気だったことを思い出し、「ああ、こういう関わり合いがあるのっていいな。こっちに住みたいな。」と思い、移住を決めました。
私は東京出身ですが、実家が下町でご近所付き合いが深く、お隣のおじさんやおばさんとお年玉を交換するような関係だったんです。自分にとても合っていて、家族も友人も全く反対しませんでしたし、「らしいね!」と背中を押してくれましたね。
谷さんの高知暮らし
もともと下町育ちでご近所付き合いが濃かったので、あまり違和感はありませんでしたが、知り合いがいない環境でイチから関係を作る必要があったので大変でした。でも、近所の方がよく話しかけてくださって、野菜や果物をいただいたり、ペットのことを心配してくれたりと、温かい交流があってすぐに馴染めました。
あと、高知は美味しいものが多いですよね!高知の方が紹介してくれるお店は全部美味しくて、高知の方が「まずい」という店も普通に美味しいです!(笑)
家の近くの山と通勤路がお気に入りです。生まれて初めてウグイスの声を聞きましたし、秋になるとツクツクボウシの鳴き声が届くんです。通勤途中には田んぼの絶景が広がっていて、野焼きを火事と勘違いしたり、トンボがたくさん飛んでいるのを異常気象だと思ったくらい、衝撃的なことが沢山!(笑)家の近くにトンビが飛んでいることに感動して、自転車に乗りながら見ていたら転んだこともあります。
ひとつひとつが「自然」だということがわかってきて、すごく楽しいです。
東京では帰宅が遅く、24時間営業のマクドナルドやUber Eatsをよく利用していましたが、高知に来てからは自炊をするようになりました。野菜をいただくことが多いのですが、野菜自体がおいしいので簡単な味付けでもとてもおいしく仕上がります。お米を炊く習慣がついたことを東京の家族に伝えると褒められました(笑)
大石さんの高知暮らし
大阪では満員電車に押し込まれ、通勤するだけで疲れていた日々でしたが、今では青い空と豊かな自然を感じながら、車で快適に通勤しています。近所の海がお気に入りスポットで、休日の朝はウォーキングを楽しんでいます。
他にも県内には素敵な場所があって、友達と泊まった土佐市の「ヴィラサントリーニ」はエーゲ海のリゾートホテルのような絶景でしたし、芸西村の「SEA HOUSE」も海が一望できてご飯も美味しかった!都会と違い、県内の観光地は待ち時間なく楽しめることに驚きです。
あと、地元スーパーの食材やお惣菜のクオリティが高いですよね!大阪では高価で手に入りにくかった野菜やお刺身が、ここでは安く新鮮な状態で買えます。
高知でのコミュニティ作りを心配していましたが、友達もでき、会社の同僚とも頻繁に飲みに行っています。結婚式にも招待されたり、休日には一緒に出かけたり、繋がりが広がっていくのを感じています。高知の人はとっても温かくて、ワイワイと楽しく飲みながら親睦を深める文化が、私の性格にも合っています!
職場との出会い
大石さん ― 移住を伴う転職活動をサポートしてくれるところをネットで探しました。高知県UIターンサポートセンターが大阪で開催していた「高知就職・転職フェア」を見つけて足を運びました。大手転職エージェントからは「高知は求人が少ないので難しい」と言われていたのですが、センターから最新の求人情報やネットに出ていない募集情報を提供いただけたので本当に助かりました。大阪にいながら、高知の企業の魅力や特徴を知ることができ、転職活動もスムーズに進められたので、本当に心強かったです。
谷さん ― 高知市役所のサイトで仕事情報を探し「高知県UIターンサポートセンター」に辿り着きました。条件にあう企業をいくつか紹介いただき、今の職場と出会うことが出来ました。車の免許を持っていないので、自転車で通える範囲の家探しでもアドバイスをいただき、スムーズに移住することができました。
高知で見つけた働き方・やりがい
大石さん ― 前職では、やるべき仕事が決まっていてあまり自由がなかったのですが、今の職場は自分がやりたいことに挑戦できる環境があります。評価も正当で、仕事に対するやりがいを日々感じています。仕事量は増えましたが、好きな仕事ができること、それがちゃんと評価されることが感じられ、以前よりも充実した生活を送れています。
もともと思いつめやすい性格なんですが、高知の自然に触れて心の余裕をもって生活ができています。大阪にいる頃は人目を気にして外出しないことが多かったのですが、高知では気軽に外出できています。高知の良さを広めたくて、県外の友達にも「高知にきいや」と土佐弁で誘っています(笑)実際に来てくれた友達が高知を絶賛してくれて、自分も高知家の一員になれたようで、とても嬉しいです。
今後は、地域活性化の取り組みにも参加したり、現在勤めている会社にさらに貢献したいと考えています。
谷さん ― 今の職場は、仕事の幅が広がりました。総務部の仕事だけでなく、マーケティングや人事採用に関わる仕事、地元のお祭りの司会など、様々な役割を任せてもらえるようになり、新しいことに挑戦する楽しさを感じています。
東京にいた頃は家に帰って寝るだけの生活で、午前3時に帰宅することもありました。今では定時(17時)で帰ってアフターファイブを楽しめるようになりました。猫と遊んだり自炊をしたり、生活のバランスがすごく良くなったと感じています。東京の家族や友人とビデオ通話する機会も増え、自分が東京にいたときよりも会話が増えたほどです。
高知移住をお考えの方に伝えたいこと
谷さん ― 私は高知へ移住してから、自分の時間を大切にしていいんだなと気づきました。高知の方はどんどん話しかけてくださるので、いろんな人と話すのが好きな方が合うと思います。こちらから挨拶することを心がければ大丈夫です。
そうそう、高知で道を聞くと東西南北で説明されがちなので、最初のうちは方位磁石を持っていた方がいいかもしれません(笑)
大石さん ― 自然が好きで、人と楽しむことが好きな方が向いていると思います。また、龍馬が育った土地だからか、チャレンジ精神がある方や、チャレンジする人を応援する方が多い印象を受けます。私自身も会社のサポートを受け、資格取得に向けて勉強しています。
高知には心の余裕があり落ち着いた方が多いので、都会のせかせかした生活がしんどいな、と思う方はぜひいらしてください。
取材後記
パートナーをきっかけに、都会でもない・地元でもない高知で新しい暮らしをスタートしたお二人。最初は不安があったものの、独特な発想で自然や地元の方との関わり合いをとても楽しんでくださっていて、私も元気をもらいました!また、社員一人ひとりの成長を応援してくれる企業と出会い、「やりたいことをやれている!充実感・やりがいを感じています。」と語るお二人の笑顔は、人生の愉しみ方を見つけたような、特別な輝きを放っていました。
地方の企業では一人ひとりが重要な役割を果たすことが期待されます。高知にも成長性の高い企業や新しい産業が存在しており、新しいプロジェクトやポジションでの挑戦の機会が豊富にあります。また、都会と比べて企業規模が小さいため、個人の貢献が明確に認識されやすく、自分のアイデアや努力が直接的に企業の成長につながり、自己の価値を実感することができるでしょう。
このように、高知で働くメリットは多いです。「働く環境を変えてみたい」「自分の時間も大切に。ワークライフバランスを充実させたい」とお考えの方は、一度高知を訪れてみませんか?
※この記事は、2024年10月1日時点の情報を掲載しております。
当センターは、高知へのUIターンに役立つ最新情報を発信しているほか、各市町村で活躍する移住者のみなさんの活動も応援しています。ご感想、ご質問は高知県移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。