移住者インタビュー

When in Roma, do as the Romans do. (郷に入れば郷に従え)

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分からないことは周りの方にどんどん聞いて仲良くなる!という前向きなウェインさんのインタビューです!

ウエイン・ハジィフさん

  • 出身地:ニュージーランド
  • 現住所:黒潮町
  • 移住年:2000年
  • 職業:農業

Q.高知に移住したきっかけと経緯

私はニュージーランドで牧場を営む家庭で育ちました。大学卒業後、公認会計士として仕事をするうちに、身体を動かす仕事が自分には向いていると思いはじめ、ニュージーランドを飛び出して、日本に来たのは24年前のことです。当初は他県で英語講師として子ども達に英語を教えていましたが、暖かい地域に移り住みたいと、自転車で全国いろんな地域を巡る中、おおらかで優しく、フレンドリーな人々との出会いがあった高知に住むことにしました。高知市を経て、四万十市に住んでいる時に、当時職場の英会話教室で同僚だった妻と結婚し、それをきっかけに妻の実家がある現在の黒潮町に移住しました。

Q.黒潮町で農業経営

その後、英会話教室を営んでいましたが、町には子ども達が少なく、この仕事だけでは厳しいと感じるようになりました。他の仕事を探すもののなかなか見つからず、仕事がないなら自分で作るしかないと考え、もともと大好きだったお米を作ろうと農業就業に向け、動き出しました。しかし、農業、米作りの知識など全くなかったため、まずは県内外の農家さんのもとへ頻繁に足を運んで技術やノウハウを学びました。人との繋がりは大事です。分からないことがあれば何度でも聞きに行きましたね。
実際に農家として始動した後、認定農家を目指そうとしましたが、国籍が日本人でないと取得できないことがわかったため、自分で法人を立ち上げて農業経営を始めました。販路は自分の足で一つずつ開拓していきました。苦労と感じたことはなく、サバイバルのように一段一段進んでいく冒険が楽しいと感じています。何事もチャレンジが大事です。土佐弁の「家で座るがは、一番いかん!」(家でじっと座っているだけ、何も行動を起こさず考えているだけの状態は一番だめだ)と思います。経営については元々公認会計士だったのでそのスキルを活かしています。

現在は黒潮町産直市場の「にこにこ市」に米、もち米の他、玄米餅も作って卸しています。また、口コミで県内外のお客さんから注文があるのでその発送作業や、県内のお客さんには直接配達もしています。県外からのリピーター客も多いんですよ。売り上げの半数は口コミで広がったお客さんです。
さらに毎日ではありませんが、今も教室を借りて英会話教室を経営しているので休みはほとんどありません。 でも、奥さんと4人の子供、愛犬と、毎日とても充実した時間を過ごしています。仕事が終わった後の楽しみはやっぱりお酒ですね!

Q.これからについて(どういう風に暮らしていきたいか)

仕事については、信頼関係を築くこと、そしてその信頼を守っていくことが大事だと思っています。今後は園芸ハウスでショウガ作りにも挑戦してみたいです。人も雇い、少しずつ規模を広げるつもりでやっていこうと思っています。幼い頃からの祖母の教え「一番大事なのは“あいさつ”。人にスマイルを与えなさい。」を守りながら進んでいきます。

Q.移住検討者へのメッセージ

郷に入れば郷に従え
(When in Roma, do as the Romans do. )
それぞれの土地によって風習や習慣は違うので、新しい土地に来たら、その土地の風習に合わせることが大切。分からないことがあれば、周りの人にどんどん聞いていくことで仲良くなれます。また、失敗しながら進んでいくことです!悩むよりもまず行動する気持ちが大事です。

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