移住者インタビュー

田野町の“人”に惚れ込んで 仕事も家もスッパリと転換しました。

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奥さんの出身地・田野町の人の温かさにホレこんで移住した高松さん。古い町家に3世代で暮らす賑やかな毎日を取材しました。

高松 真五(たかまつ しんご)さん

  • 出身地:兵庫県
  • 現住所:田野町
  • 移住年:2019年

兵庫県出身。加古川市で暮らしていたが、子どもが生まれるタイミングで「田舎でのびのびと子育てしたい」という思いが強くなり、出産を機に妻の出身地である田野町に移住。およそ築150年の古い町家で、妻の両親といっしょに賑やかな3世代同居を楽しんでいる。

古い町家に3世代、賑やかに暮らしています。

田野町の旧街道(旧国道55号)沿いの古い町家に住んでいます。
街道に面した間口は狭いものの、前土間から奥に長く伸びた町家ならではの作り。建てられたのは明治7年で、およそ築150年。国指定文化財の「登録有形文化財」に指定されています。
頭が当たりそうな位置にある鴨居や急勾配の木製はしご階段など、不便に思われるかもしれませんが、僕はこの古風な家での暮らしがかなり気に入っています。

ここは実は妻の母方の実家にあたり、僕と妻と2歳の娘、そして妻の両親と一緒に住んでいます。家族で喧嘩したり、もめたりすることもたまにはあるけれど、お互いに気持ちを包み隠さず話をして、賑やかに暮らしています。

おしゃべりがとまらない散歩道。

家の周辺は田野の旧市街地です。昔は土佐藩主の参勤交代が通っていた古い街道だそうで、1.5車線くらいの道幅の両端に、漆喰(しっくい)壁の蔵造の旧家や商家が並んでいます。明治から昭和の時代に建てられた建物が多く、なんともレトロな眺めです。

道幅が狭いので、地元の方はもとより、郵便や宅配便の方もみなさんのんびりとした運転で、ときどき不意に車をとめて脇を歩いている知り合いと車窓ごしにおしゃべりを始める人もいます。

娘と僕は、この街道沿いの散歩を日課にしているんですが、2人でテクテク歩いているといろいろな人に声をかけられます。近所のおじいちゃんおばあちゃん、軽トラに乗った顔見知りのおじさんも、車を止めて話しかけてくれます。僕はそれが嬉しくてたまりません。娘が、町中の人に可愛がられているように思えるからです。

スーパーや町立図書館に行くときは、車に乗らず、わざと歩いて出かけることがあります。徒歩10分足らずの道程ですが、通りすがりに挨拶したり、立ち止まっておしゃべりしたりしていると、到着まで20分かかったりする。この道中の楽しさは代えがたいです。

田野町 田野海岸 ひがしこうち 2021 子育て 高松さん

街道の裏手はすぐに海。家から歩いて1分のところに田野海岸があります。ここもまた、娘のお気に入りの散歩コース。


田野町育ちの人が持つ、目に見えない宝物。

妻はこの田野町で育ちました。僕は兵庫県加古川市の出身で、妻とは神戸で出会って、結婚後しばらくは加古川市に住んでいました。

妻は今もときどき神戸の華やぎを恋しがっていますが、僕のほうはすっかり田野の町に惚れ込んでしまって、ずっとここに暮らしたいと思っています。どうしてこの町がこんなに好きなのか…。たぶん「人」の距離感が最高だからだと思います。


例えば、呼び名。田野育ちの妻は、友達の両親や近所の大人をあだ名で呼びます。年齢が離れている人同士で、トシくんとか、メイちゃんとか、下の名前でごく自然に呼び合うのです。親戚でもないのに、お互いにとても親密な空気が流れていて、僕はそれがうらやましい。

田野町で育っている娘にも同じ宝物が引き継がれるといいなと思います。

ひがしこうち 05 保育園 暮らしフェア 田野町 高松さん

すべては人の縁から。

移住を決めるずっと前から、お盆やお正月に帰省するたびに「いい人達が住んでいる、いい町だなぁ」と思っていました。
子どもが生まれることになり、妻が里帰り出産をすると決まったとき、自然と「僕もこっちに住むわ」と口をついて言葉が出ました。仕事のあてもなかったけれど、なぜか不安はなかった。不思議ですよね(笑)。大好きなこの町でなら、とにかくやっていけそうな気持ちになっていました。

前職は、加古川の実家の家業(造園業)をやっていました。でもそれは兄に任せることにしてスッパリ移住を決めました。
田野町に来て仕事を探していたら、ある人が「田野町には学習塾がない。真五くん、やってみない?」と言ってくれました。それをきっかけに、小中学生向けの塾を始めました。子どもと触れ合うのが好きな僕にはぴったりな仕事です。塾の場所は、義理の父の実家を使わせてもらっています。
田野町 ひがしこうち 2021 高松さん 

また、妻の母が家の隣にアロマとハーブの店をかまえて商売をしていて、僕もそれを手伝っています。今の僕の仕事はどれも、田野町の人との縁で生まれたものばかり。相手の顔が見えて、具体的に働きかける、この働き方はやりがいも感じられて楽しいです。

山田朋広07 大川村 れいほく はちきん地鶏バーガー





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