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\mission!/移動販売車で住民宅を訪問。既存顧客を引き継ぎ、元気と笑顔を届ける!
ひとことで言うとこんな仕事
・移動スーパー『とくし丸』の梼原町担当販売パートナーが、後継者を募集!
・サニーマートFC「スーパー丸味」と業務委託契約を結び、オーナーとして販売を代行
・現オーナーの顧客は約150軒!販売車両と顧客を引き継ぎ、住民の生活を支える!
・「スーパー丸味」の協力で仕入れはゼロ。ロスを心配せず、安心して売上UPを目指す!
・「来てくれて助かる」「ありがとう」の声を直接いただける、やりがいのある仕事
ミッション
地域創生 × 事業承継 × 自己実現・起業・チャレンジ!
『とくし丸』は、買い物にお困りの方々を訪問し、生鮮食品や生活雑貨を販売する移動スーパーです。梼原町を訪問する沖田佳久さんは、2016年に地元の「スーパー丸味」が販売パートナー(オーナー経営者)を募集していることを知り、バス運転手から転職して個人事業主として開業しました。
1年目は一軒一軒地域をめぐり、新規開拓に励んだという沖田さん。持ち前の明るさと粘り強さが功を奏し次第に顧客が増えていき、今では150軒ほどが週に2回の沖田さんの訪問を待っています。高齢化が進む梼原町では1人で買い物に出かけられない人が多く、移動スーパーの存在は、まさに地域住民の生活を支えていると言っても過言ではありません。
訪問先のお客様から「ありがとう」と感謝され、「辞めたら困る」と言われる、やりがいのある仕事。頑張れば頑張っただけ報われるビジネスモデルでもあり、沖田さんは当初週5回稼働していました。しかし最近は同居中のお母様の介護が必要となり、稼働日を週4日に減らしています。それでも状況は厳しいため、この度やむなく廃業を決意。「移動販売車や顧客をそのまま譲ります。ぜひやる気のある人に継業してもらいたい」と話します。
引き継ぐ方は既存のルートを巡回することで、安定した収入が得られます。また高齢化が加速する中山間地域では、移動スーパーの需要はますます高まっていくことが予想され、新規開拓も十分可能です。生活必需品だけでなく、会話を通して、元気と笑顔も届けられる移動スーパー。お客様のライフラインを支える存在として、地域に貢献しませんか。
・事業内容: 小売業(移動販売)
・引継場所: 高知県高岡郡梼原町
・引継条件: 相談の上決定いたします
・引継詳細: 顧客・取引先、営業車両、地元での知名度、など
求める人物像
・梼原町近郊へのUターン・Iターンを検討している方
・自然豊かな土地で小売業の開業を目指す方
・地域コミュニティを大切にし、人とのつながりを楽しめる方
・事業主の理念を理解し、事業を承継できる方
ここがポイント!
■顧客は150軒!既存ルートを引き継ぐ
梼原町の「スーパー丸味」では現在、沖田さんともう1人の販売パートナーが業務委託契約を結んでおり、地区を分担して訪問販売を行っています。「開業当初は新規開拓が大変だった」と沖田さんは話しますが、今では多くのお客様がついていて、自身で決めたルートを巡回し、生鮮食品やお弁当、生活用品などを届けています。「信用してくれて別のお客さんを紹介してくれることもある。引き継いでくださる方は新規開拓の苦労がないし、やる気次第でお客さんを増やすことも可能だと思います」と話します。
■車両車はそのまま使える!仕入れがないビジネスモデルも安心
専用の販売車両はローンを終えており、買取りをご検討頂き、そのまま使うことが可能です。また「とくし丸」は、スーパーの商品を預かって販売し、帰着後に売れ残った分を店頭に戻すビジネスモデルなので「仕入れ」がありません。売上が増えれば増えるだけ収入も多くなる仕組みで、高いモチベーションを持って業務に取り組めます。
■お客様が喜んでくれる!人とのつながりを楽しんで、地域に貢献
「頼まれたもの持ってきたよ」「熱中症に気をつけて」とお客様に声をかける沖田さん。お客様は「家の前に来てくれて助かるね」「ありがたいねえ。なくなったら困るよねぇ」と話します。スーパーでの仕入れ、車両への積み込み、お客様訪問と毎日忙しいですが、お客様とのやりとりは何よりの喜び。高齢者の見守りとして社会的役割も大きく、人とのつながりを楽しみながら地域に貢献できる仕事です。
継業への取り組みについて
「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」
「高齢になってしまって事業継続が難しい」
地域の生活を支えてきた中小企業や商店では、こういった理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。 一方で、働き方が多様化する今、県外からのUターン者や移住者が過疎地域に住まい、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。
「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第三者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。
オーナー 沖田さん にインタビュー
———— 開業のきっかけは何ですか。
昔は福祉の仕事やバスの運転手をしていましたが、地元の「スーパー丸味」が「とくし丸」の販売パートナーを募集していて、開業を決めました。販売パートナーは私のようなセカンドキャリアの人もいるし、若い方や女性の方もいるようです。販売の経験がなくても、お客様と信頼関係を築ける人、責任感を持ってお客様対応ができる人なら続けられる仕事だと思います。
———— 1日のスケジュールを教えてください。
8:00〜10:00くらいの間、「スーパー丸味」で仕入れをします。食パン、ゼリー、牛乳、肉、刺身、弁当など品目はさまざま。生活に必要なもの一式、約400品目が車両に積んであります。仕入れた商品を車両に積み込んだら、担当地区を訪問します。だいたい1日50軒くらいですね。そのあと17:00にスーパーに戻ってきて、残った生鮮品を戻します。常温品は車両に積んだままで大丈夫です。
———— 仕入れのポイントはあるのでしょうか。
回っているうちにお客様の好みが分かってくるので、仕入れの目安にしています。また、電話で予約を受けることや、訪問の際に「次に持ってきてね」と頼まれることも多いですね。
———— 収入のシステムについて教えてください。
販売商品価格の17%と、販売点数×7円が収入になります。直近の年収は400万円ほど。「スーパー丸味」さんからは週5回稼働してほしいと言われていて、引き継いでくださる方は頑張りや工夫次第で、より安定した収入を得ることができるのではないでしょうか。
———— お客様の声も聞かせてください。
「ありがとう」「これからも続けてや」と、みんな言ってくれます。信頼してくれて「別のところも行ってあげてや」と頼まれることもありますよ。買い物に行けない方々の生活を支えている仕事だなと実感します。親の介護もありますし、私自身、年齢的にしんどい部分がありますが、若かったらもっと続けたかったですね。
———— 最後にメッセージをどうぞ。
梼原町には、1人で買い物に出かけられないご高齢の方が多くいます。移動スーパーはそうした方々の生活を支える、なくてはならない存在。ぜひやる気のある方に引き継いでもらいたいと思います。すごくやりがいのある、面白い仕事ですよ!
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〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-32こうち勤労センター4階
担当: 谷(たに)あて
TEL: 088-802-6002
サイト:
https://www.kochi-hikitsugi.go.jp/※後継者人材バンクへのご登録はホームページから。
※この記事は、2023年10月30日時点の情報を掲載しています。
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