多様な働き方

日本初の取組み!地域の森を総合的にマネジメントする地域フォレスターを募集します!

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現場作業とは異なるより広い観点から、地域の森林を守り、活かすための計画・管理してしていきます。
日本初の取組み!地域の森を総合的にマネジメントする地域フォレスターを募集します!

ひとことで言うとこんな仕事

地域の森林を広い視点で管理計画していく人材となって活動していきます。
林業者や森林所有者、行政とのつなぎ役として幅広い取り組みを展開していただきます。

地域フォレスターとは

森林での仕事として、木を伐ったり植えたりする「林業者」がイメージされます。
しかし、地域の森林を持続的に管理していくためには、地域全体という広くかつ数十年という長期的な視点で森林を捉えてマネジメントしていく人材が必要です。
林業の先進地であるドイツやオーストリアでは、そのような人材をフォレスターと位置付けて、管理する人と作業する人が役割分担をし、連携しながら森林の利用・管理を行っています。

日本でも森林総合監理士という資格があり、これは日本版フォレスターとも呼ばれています。しかし、この資格を持つ人の多くは都道府県などの行政職員であり、地域に張り付いて個別の森林管理を担えているわけではありません。
森林はとても地域性の高いもので、高知県の中でも西と東で森林の状態は大きく異なります。また、管理には数十年という長期的なかかわりが必要で、数年で異動する行政の仕組みのみでは持続的な森林管理の実現は難しいのが実情です。

本山町では、そうした課題に対応するため、地域に張り付いて長期間森林に関わることできる人材を「地域フォレスター」と名付けて、町独自で人材を育成していくことにしました。

ミッション

活動内容

地域おこし協力隊期間中の活動としては年度ごとに以下のようなイメージになります。

1年目(知る期間) 地域のこと、森林のことや事業者について知る
2年目(広げる期間)地域フォレスターとしての勉強をしながら具体的な事業に関わっていく
3年目(深める期間)事業を具体的に自ら考え実践していく

地域フォレスターの活動は多岐にわたります。
例えば、森林の経営・施業の計画を支援していくことや地域材の利用を促進していくこと、林業の安全対策を進めること、地域の自然を調査し保全活動を進めていくことなどがあります。また、ITやデザインといった異業種分野からのアプローチも考えられます。

こうした様々な分野に対して、自分の強みを活かした活動分野を探し、事業化していくことをが3年間で取組んでいくことになります。

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卒隊後以降の活動イメージ

卒隊後は、地域フォレスターとして町の森林行政や林業活性化の業務に関わっていただきます。
業態としては、組織に加わる形と個人として動く形が考えられます。

組織としては、本山町森林組合や林業関係の中間支援組織である一般財団法人もりとみず基金のメンバーとして、本山町全体の森林管理に関わっていくことが挙げられます。

個人としての動く形としては、複業的な関わり方になります。
行政や地域、各事業体から発生する地域フォレスターが担うべき事業を請け負いつつ、林業に限らない自らがしたい事業を実施していく形が考えられれます。
その他の仕事としては例えば、林業の仕事はもちろんあり得ますし、森を活用したレクリエーション、アウトドアガイド、木材加工事業などが挙げられます。

自分の強み、得意なことややりたいことを掛け合わせて、どういったスタイルで本山町で働いていきたいかを3年間で考えていきましょう。

ここがポイント!

【 活動のサポート体制 】

(1)現地サポーター


活動のサポートをしてくれているのは、嶺北地域の広域的な森林管理組織である一般財団法人もりとみず基金の職員、立川真悟さんです。
立川さんは、元地域おこし協力隊(林業振興)でもあります。また地域おこし協力隊卒隊後は、役場に入り林務担当として本山町の森林ビジョン(後述)の策定や新規事業の考案、地域おこし協力隊の育成などに携わってきました。
もりとみず基金でも、地域おこし協力隊の育成業務を担っています。協力隊の先輩という身近な立場として、また本山町の森林をよく知る方として、様々な相談に乗りながら活動全般の支援を行っています。
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(2)外部サポーター


外部サポーターとして、フォレスターズ合同会社に協力をしてもらっています。
フォレスターズ合同会社は、全国各地で森林総合監理士として活躍する林業技術者が集まった組織で、全国の市町村行政のサポートや地域の専門技術者の育成支援を行っています。
より専門的な知見や全国的な動向を、実際に森林総合監理士として活動する技術者から定期的に学ぶことで、広い視点での森林管理を実践する地域フォレスターとしてレベルアップすることができます。

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フォレスターズ合同会社 小森胤樹さん

(3)先輩協力隊員


現在、地域フォレスター1期生として石川友博さんが活動しています。令和6年度現在、2年目になります。
石川さんは、東京で建設会社を経営していましたが、本山町の地域フォレスターの取組みに興味を持ち心機一転、本山町に移住しました。
地域おこし協力隊の活動の中では、研修などを通して森林・林業について勉強を進めながら、積極的に県外への出張も行い、地域内外の様々な方とのつながりを作っています。
また、協力隊活動以外の副業として、住んでいる家の大家さんのツテで林業の現場作業にも携わっています。現場作業からの経験と地域フォレスターとしての学びを通して、卒隊後に実施していきたい事業を検討しています。

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現地サポーター、外部サポータ―からの活動支援を受けつつ、先輩隊員の石川さんと一緒に活動を進めていくことになります。


こんな方におススメ


・現場作業とは異なる形で、森に関わる仕事がしたい

・自然保全や経営、ITやデザインといった自分の得意な分野を活かしたい

・森林を核とした地域づくりを実践したい

・新たなムーブメントが出てきている地域の取組みに関わりたい

勤務条件・待遇等

◉募集人数 1名

◉任用形態
本山町会計年度任用職員として任用(令和7年4月以降 任用予定)

◉任期
任用日から1年間(活動実績等を踏まえて最長3年まで延長)

◉報酬
月額185,000円(期末手当は勤務状況に応じて支給)

◉勤務形態
原則週4日勤務(月124時間)

◉休暇
祝日、GW、夏季休暇、年末年始、慶弔休暇、有給休暇、特別休暇

◉社会保険等
健康保険、厚生年金、雇用保険に加入

◉住居
活動期間中の住居は町が準備し、無償貸与

◉活動経費
出張旅費、消耗品、通信費、その他活動に必要な備品は、町が予算の範囲内で負担

この方たちと働きます!(現役協力隊員について)

令和6年度現在、林業振興活動員は6名の隊員が活動しています。
男性4名、女性1名、年齢も30代~50代と幅広く、前職や出身地も様々。ユニークなメンバーで賑や
かに活動しています。
また、林業振興とは別に地域フォレスターという地域の森林全体を管理するミッションの協力隊もおり、
2つのミッションが連携しながら日々活動しています。

林業以外のミッションでは、アウトドア担当3名、商工担当1名、教育担当1名の合計10名の隊員が活動しています。月1回のミーティングでミッションを越えた意見交換を行っており、また協力隊員同士の交流も盛んに行われています。
最も身近な”仲間”として公私に渡り楽しい移住生活を支えてくれることでしょう。

町の大きな特徴は生活機能がコンパクトにまとまっていることです。役場、学校、病院、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店、銀行、郵便局などが町の中心地にまとまって位置しています。中心地から一番遠い住集落も車で30分ほどの距離で、とても生活のしやすい町です。

県庁所在地である高知市まで高速を使えば40分で、仕事で通っている方もいるぐらいの距離。四国内では香川県高松市までは高速を使えば1時間強、岡山までも2時間ほどで行けて四国外にも出ていきやすい移動に便利な立地です。

高校が町内にあるのも魅力の一つです。保育所から高校まで子育て・教育環境の充実化に積極的に取り組んでいます。

本山町ってこんなところ

本山町紹介動画はこちらから
                         


本山町は四国の真ん中に位置する人口3,200人ほどの小さな町です。
町の90%を森林が占め、人工林率(スギ、ヒノキの割合)も非常に高い林業の町です。林業の歴史も古く、江戸時代以前から木材生産が行われてきてました。森林資源の豊富な本山町を含めた嶺北地域は高知県の中でも林業の活発な地域です。

町の大きな特徴は生活機能がコンパクトにまとまっていることです。役場、学校、病院、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店、銀行、郵便局などが町の中心地にまとまって位置しています。中心地から一番遠い集落も車で30分ほどの距離で、とても生活のしやすい町です。

県庁所在地である高知市まで高速を使えば40分で、仕事で通っている方もいるぐらいの距離。四国内では香川県高松市までは高速を使えば1時間強、岡山までも2時間ほどで行けて四国外にも出ていきやすい移動に便利な立地です。

高校が町内にあるのも魅力の一つです。保育所から高校まで子育て・教育環境の充実化に積極的に取り組んでいます。
本山町の子育て支援について


本山町の自然景観

日本一美しい村連合に加盟している本山町には美しい自然景観がたくさんあります。是非一度ご覧にいらしてください。
  04.イベント内容画像②   IMG_0615

本山町の目指す”なないろの森”

本山町では50年後の未来を見据えた町の森林ビジョン「土佐本山コンパクトフォレスト構想」を軸に様々な事業に取り組んでいます。
この構想の中心理念に位置づけているのが「なないろの森」です。

木材生産を目的とした”継承の森”、”更新の森”
白髪山八反奈路といったヒノキの巨木が群生する”神聖の森”
美しい水を育む”清流の森”
棚田と調和した景観を作る”恩恵の森”
住民の生活を下支えする”燃料の森”
人が遊び学ぶ場である”童心の森”
このような多様な森づくりを町内の適した場所に作っていきます。

コンパクトにまとまった町に、多様な森を作り、そこから多様な産業や人の繋がりが生まれる社会を目指す。それが構想の大きな指針です。
全国からも熱い視線が注がれる本山町の取組み、その新しいムーブメントを一緒に大きく盛り上げていきましょう。


土佐本山コンパクトフォレスト構想の本文はこちらから
https://www.town.motoyama.kochi.jp/soshikikarasagasu/machizukurisuishinka/nanairo/1393.html

なないろの森


概要版裏面イメージ(シンボルマーク付き)

連絡・問い合わせ先

本山町 まちづくり推進課 産業振興班
電話:0887-76-3916
メール: sangyoushinkou@town.motoyama.lg.jp
ホームページ(募集要項等)
https://www.town.motoyama.kochi.jp/soshikikarasagasu/machizukurisuishinka/5/2165.html

   

*****事前のオンライン相談を実施しています*****

本山町の地域おこし協力隊では、募集にあたってオンラインでの相談窓口を設けています。
協力隊の仕事や本山町での生活のリアルについて、ざっくばらんに相談できます。
日時などはご希望に合わせて調整いたしますので、まずは気軽にご連絡ください。

【この方が相談に乗ります!】
ご相談に対応するのは、上記で紹介した立川真悟さんです
地域おこし協力隊(林業振興)OBで、役場職員を経て、現在は一般財団法人もりとみず基金事務局。役場職員時代から、技術指導や活動の相談に乗るなど、協力隊の教育担当として様々な面でサポートしてきました。また、地域のことや本山町の林業のこと、他の地域の協力隊にも詳しいです。


立川さんコメント

「地域に張り付いて専門的な側面から森林を管理する地域フォレスターは地域にとって必要不可欠な立場だと考えています。ご興味持たれた方はぜひ一度ご連絡ください!」


立川 写真(4-3)

以下のメールアドレスに「協力隊相談」とタイトルを入れてご連絡ください。
tachikawa@moritomizu.org

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