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なないろの森づくりを目指す本山町で、林業を中心とした生業を作ろう
ひとことで言うとこんな仕事
現場での作業を通して林業の基礎を学び、豊かな森を守り育てる林業者を目指して活動していきます。
ミッション
3年間の活動を通して、林業技術を習得し、林業を軸とした働き方を実践していける林業技術者を目指していきます。
活動内容は大きく分けると「現場での林業作業」と「研修への参加」の2つです。
現場作業は、木の伐採・搬出、植林、草刈りといった林業全般の作業を経験していただきます。本山町森林組合と連携して研修現場を確保し、協力隊のニーズに合わせた現場に携われます。
また過去には山での作業以外にも、市街地や公園の木の伐採・剪定などの仕事も実施しました。
研修として多くを占めるのは、高知県林業大学校の実施する短期課程コースです。
林業に必要な資格取得はもちろん、座学から現場実習まで幅広い内容の研修が実施されています。
また、町内で実施される研修も多くあり、伐倒技術の向上、道づくり、造材の手法など現場技術に直結する研修などが開催されています。
興味があるものについては県外まで受講しに行くことも支援しています。
林業と一言でいっても非常に幅広い関わり方があります。自分の興味に合わせて積極的に研修に参加していただくことを推奨しています。
卒隊後の活動
これまで本町の地域おこし協力隊(林業振興活動員)の卒業生は6名いますが、うち4名が地域内で林業者として活動しています。個人林業家として活動する方や地域の小規模林業グループに加わって林業を営んでいる方がいます。
またその多くが林業だけでなく、その他の仕事も組み合わせた形で生計を立てています。
ある先輩移住者は集落活動センターのスタッフと林業の複業に取組んでいます。
林業を軸としながら、前職などの経験も活かして自分のなりわい、ライフスタイルを作ってきた実績が本山町にはあります。
ここがポイント!
林業をミッションとする地域おこし協力隊は全国でも募集されていますが、本山町の地域おこし協力隊はほかの地域にはない充実した支援体制ができており、卒隊後を見据えた活動ができる環境です。その特徴について簡単に紹介します。
(1)活動に必要な道具は支給
林業作業や協力隊の活動に必要な道具や安全装備は活動費で購入し、貸与しています。
(2)卒隊後を見越して、積極的に研修に参加
協力隊一人ひとりの要望に合わせて、県内外さまざまな研修に参加していただくことを推奨しています。
これまでもアーボリストの技術を学ぶため岐阜県や埼玉県での研修に参加したり、鳥取県智頭町の林業を学ぶため視察に行ったりしました。林業に関する資格取得の支援もしているので、様々な資格を取得して卒隊後の展開に弾みをつけてもらえます。
(3)地元森林組合と連携して研修現場を確保し、様々な現場や作業を経験できる
本山町森林組合と連携して、研修現場を確保しています。また、協力隊自身で活動現場を確保することも可能です。様々な現場や作業を経験することが卒隊後の独立に向けて重要になります。
(4)協力隊OBや地元の林業家から現場指導が受けられる
本山町内には協力隊OB・OG含めて移住林業者の先輩がいるので、そうした方から技術指導を受けられます。また地元の林業者にも協力いただき、ベテランの林業者から指導を受けることもできます。
(5)身近に協力隊卒隊生がおり、活動や移住生活について相談ができる
林業だけでなく協力隊卒隊生が多く定住しているので、様々なシーンで活動のことや移住生活について相談することができる環境です。
(6)月1回のミーティングで役場とのコミュニケーションを取る機会が作られている
月1回定例ミーティングを実施し、活動の進捗共有、活動相談、安全管理などについて役場とコミュニケーションを取りながら充実した活動環境を一緒に作っています。
(7)小規模林業者への林業機械の貸し出し制度があり、参入のハードルが低い
町独自の取組みとして、小規模林業者への重機レンタル事業を実施しています。重機の購入はハードルが高いので、レンタル事業を活用しながら独立に向けて活動することができます。
(8)木材売り先が地域内にあり、林業をしやすい環境
本山町は林業をする上で非常に魅力的な環境だと言われますが、そのひとつとして木材の売り先が地域内に複数あるということです。木材共販所、製材所、木工所、チップ工場が隣接地域含めて比較的近場に存在し、売り先に困ることの少ない環境だと言えます。
勤務条件・待遇等
◉募集人数 3名
◉任用形態
本山町会計年度任用職員として任用(令和7年4月以降 任用予定)
◉任期
任用日から1年間(活動実績等を踏まえて最長3年まで延長)
◉報酬
月額185,000円(期末手当は勤務状況に応じて支給)
◉勤務形態
原則週4日勤務(月124時間)
◉休暇
祝日、GW、夏季休暇、年末年始、慶弔休暇、有給休暇、特別休暇
◉社会保険等
健康保険、厚生年金、雇用保険に加入
◉住居
活動期間中の住居は町が準備し、無償貸与
◉活動経費
出張旅費、消耗品、通信費、その他活動に必要な備品は、町が予算の範囲内で負担
この方たちと働きます!(現役協力隊員について)
令和6年度現在、林業振興活動員は6名の隊員が活動しています。
男性4名、女性1名、年齢も30代~50代と幅広く、前職や出身地も様々。ユニークなメンバーで賑やかに活動しています。
また、林業振興とは別に地域フォレスターという地域の森林全体を管理するミッションの協力隊もおり、2つのミッションが連携しながら日々活動しています。
林業以外のミッションでは、アウトドア担当3名、商工担当1名、教育担当1名の合計10名の隊員が活動しています。月1回のミーティングでミッションを越えた意見交換を行っており、また協力隊員同士の交流も盛んに行われています。
最も身近な”仲間”として公私に渡り楽しい移住生活を支えてくれることでしょう。
本山町紹介動画はこちらから
本山町は四国の真ん中に位置する人口3,200人ほどの小さな町です。
町の90%を森林が占め、人工林率(スギ、ヒノキの割合)も非常に高い林業の町です。林業の歴史も古く、江戸時代以前から木材生産が行われてきてました。森林資源の豊富な本山町を含めた嶺北地域は高知県の中でも林業の活発な地域です。
町の大きな特徴は生活機能がコンパクトにまとまっていることです。役場、学校、病院、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店、銀行、郵便局などが町の中心地にまとまって位置しています。中心地から一番遠い集落も車で30分ほどの距離で、とても生活のしやすい町です。
県庁所在地である高知市まで高速を使えば40分で、仕事で通っている方もいるぐらいの距離。四国内では香川県高松市までは高速を使えば1時間強、岡山までも2時間ほどで行けて四国外にも出ていきやすい移動に便利な立地です。
高校が町内にあるのも魅力の一つです。保育所から高校まで子育て・教育環境の充実化に積極的に取り組んでいます。
本山町の子育て支援について
日本一美しい村連合に加盟している本山町には美しい自然景観がたくさんあります。是非一度ご覧にいらしてください。
本山町では50年後の未来を見据えた町の森林ビジョン「土佐本山コンパクトフォレスト構想」を軸に様々な事業に取り組んでいます。
この構想の中心理念に位置づけているのが「なないろの森」です。
木材生産を目的とした”継承の森”、”更新の森”
白髪山八反奈路といったヒノキの巨木が群生する”神聖の森”
美しい水を育む”清流の森”
棚田と調和した景観を作る”恩恵の森”
住民の生活を下支えする”燃料の森”
人が遊び学ぶ場である”童心の森”
このような多様な森づくりを町内の適した場所に作っていきます。
コンパクトにまとまった町に、多様な森を作り、そこから多様な産業や人の繋がりが生まれる社会を目指す。それが構想の大きな指針です。
全国からも熱い視線が注がれる本山町の取組み、その新しいムーブメントを一緒に大きく盛り上げていきましょう。
土佐本山コンパクトフォレスト構想の本文はこちらから
https://www.town.motoyama.kochi.jp/soshikikarasagasu/machizukurisuishinka/nanairo/1393.html
本山町まちづくり推進課産業振興班
ホームページ(募集要項等)
応募受付期間 随時募集 ※HP内の応募受付期間については、現在更新中です。
提出書類等は上記HPをご確認ください。
*****事前のオンライン相談を実施しています*****
本山町の地域おこし協力隊では、募集にあたってオンラインでの相談窓口を設けています。
協力隊の仕事や本山町での生活のリアルについて、ざっくばらんに相談できます。
日時などはご希望に合わせて調整いたしますので、まずは気軽にご連絡ください。
【この方が相談に乗ります!】
相談に対応するのは立川真悟さん
地域おこし協力隊(林業振興)OBで、役場職員を経て、現在は一般財団法人もりとみず基金事務局。役場職員の頃から、技術指導や活動の相談に乗るなど、協力隊の教育担当として様々な面でサポートしてきました。また、地域のことや本山町の林業のこと、他の地域の協力隊にも詳しいです。
立川さんコメント
「本山町は林業をするのにとても恵まれた環境です。そのためのサポート体制も充実していますし、安全管理の強化にも努めています。ご興味持たれた方はぜひ一度ご連絡ください!」
以下のメールアドレスに「協力隊相談」とタイトルを入れてご連絡ください。