地元民の台所として親しまれている「久礼大正町市場」。昔ながらのレトロな風景や、漁師町ならではの活気ある雰囲気、新鮮な魚、人とのふれあいを求めて、年間約15万人の観光客が訪れます。今後さらに多くの方に訪れていただけるよう、新たな感性で「市場」そのものの価値を見出し、人や物が流れる仕組みづくりや情報発信、商店街の活性化にアイディアを提供してくれる方との出会いを求めています。
↓↓↓ こんな人材ニーズがあります!
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市場のめし屋「浜ちゃん」の店長候補 募集
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未経験者も応募可!接客、販売管理、企画業務に加え、テレビ出演などのお仕事も多数あります!商店街の第一線を率いる社長や商店街のメンバーがしっかりフォロー。週末や連休は、大変賑わいますが、平日は比較的穏やかです。漁師のおかみさんに旬のお魚の料理方法を教えてもらったり、海辺を散歩したり、のんびりとした田舎生活を味わうこともできますよ。
◉募集内容: 正社員(「浜ちゃん」の店長候補 )
◉勤務時間: 8:30〜16:30(休憩60分)※時間外月平均:10時間
◉条件待遇: 月額18万円~ (昇給・賞与あり)
◉福利厚生: 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生)、無料駐車場完備(共同)
「田中鮮魚店」での干物加工技術の継承者 募集
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未経験者も応募可!魚の裁き、味付け、加工、販売まで一貫して行えます!創業100年の味を守り、独自の加工技術を継承してくれる方を募集します!おばちゃんたちと一緒に干物を作りませんか?!
◉募集内容: 正社員(「田中鮮魚店」の干物加工技術者 )
◉勤務時間: 6:00〜14:00(休憩60分)※時間外月平均:20時間
◉条件待遇: 月額15万円~ (昇給・賞与あり)
◉福利厚生: 各種保険完備(雇用・労災・健康・厚生)、無料駐車場完備(共同)
「大正町市場チャレンジショップ」での出店者募集
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将来の開業を目指してお試し開業ができるチャレンジショップの出展者を募集しています。各種支援制度がある他、開業後も商工会や商工会議所などが強力にサポートします!商店街内の空き店舗で新規開業する場合に、店舗改装費用の補助が受けられます。多くの方のチャレンジをお待ちしています!
◉費用負担: 1店舗 5,000円/月(4.5~5坪程度・組合費等含む)
◉応募条件: 独立して新規開業(小売業、サービス業、飲食業)をする意欲のある方
◉問合せ先: 大正町市場協同組合事務局 担当:田口(0889-59-1369)
◉詳細URL: http://ur0.work/NxdA
久礼大正町の「空き家」への移住者募集
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中土佐町で住まいや空き家等の物件情報をお探しの方はご相談ください!賃貸・分譲、住宅・土地・店舗と様々あります。都会では難しいマイホームや店舗開業の夢も高知でなら叶えられるかも!ご覧になればきっとあなたも新しい生活に心踊り夢開くはず!住まいや土地をお探しの方はぜひ一度ご連絡ください!
◉応募条件: 中土佐にUターン、Iターンをしてくれる方
◉問合せ先: 一般社団法人なかとさ観光協会移住促進課(0889-59-1688)
◉詳細URL: http://www.nakatosa.info/emigration-akiya
中土佐町「地域おこし協力隊(2名)」募集
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協力隊制度は、2009年度にスタートした総務省の取組みで、一定期間、都市部の人材が隊員として地方に移り住み、地方自治体の委託を受け、地域の問題解決や発展のための活動を行うものです。募集する人材や仕事内容、勤務スタイル、報酬は各自治体によって様々。「一定の報酬・待遇を受けながら、夢の実現に向けた準備ができ、地域コミュニティに一早く馴染める」など、ニーズの高い制度とされています。
【地域おこし協力隊のミッション】
① 第3者の視点・感性で地域力に新たな価値を創造し、活動を通して、地域に“誇り”を取り戻す
② 地域に根付き、安定した経済基盤と志をもって長く働ける “持続可能な仕事・働き方”を創る
③ 地域と共にその魅力を発信し「その笑顔と愉しさ」をもって“人を惹きつける原動力“となる
◉募集内容:
(1)水産業活性化支援業務
観光漁業体験ツアー運営支援/漁業協同組合業務支援/漁業技術等の習得/各種イベント支援
(2)中心商店街活性化支援業務
商店街組合支援/観光客向け休憩施設の管理/商店街関連情報の発信/
地域資源の掘り起し及び商品開発支援/各種イベント支援
◉条件待遇: ホームページより詳細ご確認ください
◉募集期間: 随時受付選考・決定し次第募集終了
◉詳細・問合せ先: 中土佐町まちづくり課(0889-52-2365)
他にも、中土佐町周辺での人材ニーズがあります。
季節やタイミングによって変わりますので、まずはお気軽にお問合せください。
※この記事は、2021年5月1日時点の募集情報です。
お問合せ頂いた際には募集を終了している場合があります。予めご了承ください。
\\ 田中鮮魚店 代表 田中隆博さんにお話を伺いました! //
「30年近くの経験で、品質の善し悪しを選別できる目利きとして鍛えられた!」
「高知で一番うまい!すなわち日本で一番うまいカツオを食べさせる!お前らせっかく来たなら食ってけ!」
地元民はもちろん、常連客にもファンを多く持つ名物社長!
実はずっと魚屋さんをやっていたわけではなく、高校卒業後、名門・慶應義塾大学に進学し、その後、商社に入社し海外で働いていました。とにかく話が面白く、話せば話すほどどんどん田中さんの魅力に引き込まれていきます。
—————— 久礼の漁師町はどんなところなんですか?
漁師の子供は度胸があるやつが多くて、台風の時、高校生4人が堤防で大波があるにもかかわらず海の中に飛び込んだのを幼い時に見ていてね。4人の中で2人は多分入りたくはなかったとは思うのだけど(笑)。ここは漁師町だから度胸試しで、命をかけて海に飛び込んでいく。とにかく漁師の人は喧嘩が好きで勝負心が半端じゃない。誰かが止めるまで絶対に下がらない。度胸試しについていけないとバカにされるんだ、漁師町ならではのプライドがあるんだよ。幼いながらそれを見ていて、俺も高校生になったら喧嘩して命がけで漁師町の人間としてプライドを持って生きて行かないとと思うと憂鬱でね(笑)。だからその後、中学から少し離れた寮で生活をすることになった時はほっとしたよ。
—————— 漁師になろうと思ったことはないのですか?
俺、海こわいもん。台風の時に堤防で度胸試しをしながら遊んでいたら大波が来て流されて、2回くらい子供の時に海で死にそうになって、たまたま杭に引っかかって生きのびた。ラッキーだったね(笑)。 それに漁師は本当に勝負が好き。今時、なんで網でとらないで一本釣りにこだわるのかというとそこには勝負心があるから。自分一人が他のやつよりどれだけ多く釣るか、カッコ良く釣れるかが漁師の世界。だからカツオの一本釣りの文化が残っているんじゃないかな。お金よりも勝ち負けにこだわるのが漁師。もうそんな文化は残っているところは少ないし、その生き方は尊敬もしている。だからそんな文化も残していきたい。 それに俺も「たかが魚屋」と呼ばれるのは嫌。せめて漁師が釣った美味い魚を売ることで、少しでも認めてもらいたいという気持ちもあるんだ。
—————— 商社から魚屋に転職した当時はどうだったんですか?
やっぱりすぐに出来るようなものじゃない。10年くらいは技術をつけて行かないといけない世界かな。最初はもちろんうまく魚もさばけなかった。そんな時に親父について市場に行って見てたら、海から上がった魚をちょこっと魚屋が買って、後は売り手がつかなくて、同じ魚でもどんどん値段が下がっていく。余ったのは県外に安く出荷する。そんなんだから漁師も怒るわな。だから、その売り手の付かない魚を一気に買い取って箱詰めして、サニーマート(高知の大型スーパー)とか小売の販売先を回ってみた。今で言う「地産地消」、魚の産地直送みたいなもんかな。 俺は「日当と交通費以外はいらないから、そのかわり必ず久礼のカツオという大きな看板をつけて売ってくれ」という条件で販売していた。それまでずっと50年くらい変わらなかった魚の流通が、ちょうど変わる時だった。
—————— もうその当時から商売の才能はあったんですね。
当時は「冷凍のカツオがまったく売れんわ」と言って、生のカツオを箱詰めする仕事をしてたよ。流通をひろげたくて、今度は別のスーパーの鮮魚コーナーで販売を始めた。だけど約6年間赤字続きで上手くいかなくて。そんなんでゆっくり魚屋をやろうかなと思った矢先、急激に漁師町が他のいなかと同じように衰退していったんだ。このままだと町がなくなるぞと思って、子供がこの町で生活していける町にしたいと思い始めた。それで先ず商工会に入って色んな話を聞きに行った。そんな時に四万十ドラマの畦地と出会って「田中さん、久礼はこんなに資源が豊富なのに地域で何かやっていかないともったいないですよ」と言われた。畦地が、あの田舎で頑張ってやってるのに俺らが出来ない訳がない!とライバル心もあったし、先にやっている事例があったからみんなやる気になっていった。 それで「企画・ど久礼もん企業組合」ができた。多分その出会いがなければここまで会社にしたりすることはなかったし、俺が声をかけただけではここまで大きくやることはなかったんじゃないかな。
—————— 地域をあげて、目下、事業展開中!ですね
今は、商品開発はもちろん、人材育成が面白いなと思っている。ビジネスは数字という目標があって堅実にやっていく。楽しみはノルマを達成すること。人材育成は、特に決まったセオリーがないし、やりながら化学反応していくみたいで何が起こるかわからない楽しみ!みたいなのがあるね。それに漁師が食える、若い漁師がいる町にしていきたい。漁師さんと一緒に会社を作って、漁師が釣ってきた魚を俺が売っていくような会社が理想かな。
—————— どんな人に来てほしいですか?
昔はただの食べ物だったはずで魚は生きるためのものだった。自分たちがうまい魚を食べたいがために海に入って、あまった分を近所におすそわけしたり、お金に換えたりしていたわけで。「売れる魚」ではなく「うまい魚」にこだわってきた文化がある。うまいものを見分ける目利きと舌は俺らの技術。その技術や漁師町の文化に新しい価値を見出して、いろんな可能性やアイディア、ビジネスに変えてくれる人に来てほしいなあ。だっておれらわからんもん(笑)。生活の中で自然にやってきたことで。すごい価値があるといわれても、それを活かす発想がない。俺らが「ついこの間~」って言ってる話は大体4、50年前のことだからね(笑)4、50年ずーっと変わらずにやって来た文化に新たな風をふかしてほしいな。