【大川村】不便を贅沢に変える、新たな挑戦。高知の秘境・大川村で地域再興プロジェクト始動! 

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ここにしかない時間の流れを大切にしながら、持続可能な村のかたちを新しくデザインしてみませんか?
【大川村】不便を贅沢に変える、新たな挑戦。高知の秘境・大川村で地域再興プロジェクト始動! 

山あいの暮らしの入口

高知市から車で約1時間20分、愛媛県西条市からは約1時間。大川村は、県内でも指折りの秘境として知られています。くねくねと続く山道を進み、視界が開けて村の駅が見えてくると、村の入口にたどり着きます。

村には四国最大級の貯水量を誇る早明浦ダムのほとりで、約350人が暮らしています。とても小さな村だからこそ、一人ひとりの存在が地域にとって大きな意味を持ち、移住者と地元の人々が自然と支え合いながら暮らしています。 

公共交通機関は路線バスが日に数本、コンビニも娯楽施設もない。けれど、この村には圧倒的な静けさと、人の温もりがあります。不便さも含めて、この土地ならではの暮らしが息づく、そんな大川村で新たに始まったプロジェクトをご紹介します。
大川村マップ
大川村マップ

このままではいけない。地域の想いも込めた「地域再興プロジェクト」

大川村は、林業や畜産業を中心とした一次産業が、今も村の暮らしと経済を支えています。
最盛期の1950年代には人口が約4,000人に達し、白滝鉱山の操業や林業の好況により、旅館や商店が立ち並び子どもたちも多く賑やかな村だったといわれています。

しかし、鉱山の閉山や早明浦ダムの建設といった時代の変化を経て、現在の人口は約350人。過疎化と高齢化が急速に進む中で、村を維持しながら再び活気を取り戻すための取り組みとして、大川村では「地域おこし協力隊制度」を積極的に活用しています。

今回、大川村が募集している地域おこし協力隊のミッションの中でも、特に注目されているのが「川口地区の地域再興プロジェクト」です。 

川口地区にはかつて、小学校や商店、旅館があり、水力発電施設で働く人々も集う賑わいのある地域でした。しかし現在、建物は老朽化が進み、地区に住む人もほとんどいません。唯一あった旅館も約40年前に廃業し、街の明かりは街灯のみ。かつての活気は失われ、今ではただの「通過点」となってしまいました。

「このままではいけない」そんな村民たちの想いと、移住者や観光客がもつ新しい感性を掛け合わせ、もう一度この場所に人が集う未来をつくるために、2025年10月プロジェクトが動き出しました。大川村役場や小学校が集まる村の中心地の“奥”にある川口地区が再び盛り上がることで、単なるインフラ整備ではない、大川村の未来を創っていくことを目指しています。 
対岸から眺める旅館全景
対岸から眺める旅館全景
旅館への入り口
旅館への入り口

そもそも地域域おこし協力隊とは?

地域おこし協力隊制度とは、都市部から地方へ移住し、その土地の活性化(地域おこし)に取り組みながら、将来的な定住を目指すという国の制度です。 

「地方で働いてみたい」「自分のスキルをどこかの役に立てたい」という人と、「人手が足りない」「新しいアイデアが欲しい」という自治体をマッチングさせる仕組みになっており、近年は地方移住の一つのステップとして多くの地域で取り入れられています。 

▶制度の詳細はこちら

仕事と住まいを確保しながら、3年かけて自分の新しい居場所を探すプロジェクトと考えるとイメージしやすいかもしれません。 

今回の新プロジェクトでは、すでに活動を始めている1名の地域おこし協力隊員とともにプロジェクトを推進していただける仲間を2名募集しており、先行して活動している協力隊員の日比野悠真さん(2025年11月着任)にお話を伺ってきました。 

ゲストハウスという空間が好き。自分の理想が大川村にはありそう

友人の影響で学生の頃から、いつかはゲストハウスをやりたいと思っていた日比野さん。大学時代にはワーキングホリデー制度を利用して、ニュージーランドやオーストラリアを訪れていたそうです。そこで出会ったのが、本場の海外ゲストハウス。人種や性別を超え、さまざまな背景を持つ旅行者がラウンジに集い、自然と交流が生まれる「ゲストハウスという空間が好きなんです」と語ります。 

前職では、北海道にある定員130名規模のゲストハウスの運営に携わっていた日比野さん。しかし、より小規模なゲストハウスを自分の手で運営したいという思いが芽生え始めていた頃、偶然目にしたのが今回の地域おこし協力隊募集のページでした。 

廃業した旅館を自分たちの手で理想の形へと再生していく。まさに自身の夢に直結する仕事を、大川村で見つけたと思ったそうです。高知県どころか四国にも訪れたことはありませんでしたが、迷わず現地へ向かうことを決意。 

乗り換えを誤るとその日のうちに到着できないというハラハラ感を味わいながらも、高知龍馬空港から汽車(JR)やバスを乗り継ぎ、無事に大川村へ辿り着きました。
日比野悠真さん
日比野悠真さん
下見の際に初めて訪れた役場
下見の際に初めて訪れた役場

ここでできたら日本全国どこでもできる

大川村に着くと大川村役場むらづくり推進課の矢野さんと初対面。実際の活動場所となる旧旅館や、村内を周って歩きました。今まで人がいなかった地域に人を呼び寄せることは並大抵の努力では実現しないと厳しさを感じつつも、昔の建物ならではの天井が低い造りが「外国人からはミニチュアハウスと言われ興味を持ってもらえそう」地域の良さを発掘しながら「ゼロから創り上げる楽しさや苦労が魅力」と感じたのだとか。

もしこの場所でプロジェクトが成功すれば、成功例を全国どの地域でも普及させることができる。それは離島を除いて2番目に人口の少ない村だからこそ創り上げることのできる成功体験になるはずと、下見で実際に地域を感じ、直感に間違いがなかったと確信した日比野さんはその場で地域おこし協力隊に応募を決めました。 

現在の活動とこれから

着任して間もない日比野さんが現在取り組んでいるのは、ずばり挨拶回り。地域を知るための第一歩として欠かせない活動です。最初は、小さなコミュニティに受け入れてもらえるか不安もありました。しかし、その心配はすぐに消えました。これまで地域おこし協力隊を受け入れてきた経験から認知度が高く、さらに先輩隊員が地域住民へつないでくれたおかげで、スムーズに地域の方々と交流をスタートすることができました。 

「自分とは違う視点を持っている人」と自身の理想像に固執せず、ともに地域に愛される“村のハブ”となるゲストハウスづくりを目指してくれる新たな仲間を待っています! 

▶大川村の新ミッションの詳しい募集情報はこちら
一緒にがんばりましょう!
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