募集の背景
津野町では、集落活動センターや地域活性化団体等が地域を元気にしていくための活動をしています。
集落活動センターとは、地域住民が主体となって、各地域の課題やニーズに応じて生活・福祉・産業・防災など総合的に地域ぐるみで取り組むための拠点のことです。町内には3つ(郷地区、白石地区、船戸地区)の集落活動センターがあります。
また、津野町には「津野町まちづくりネットワークfuu-hot(フゥホット)」という地域活性化団体があります。
現在は地域おこし協力隊の卒業生2名が「地域コーディネーター」として、集落活動センターやfuu-hotと連携しながら、各地域の活動支援を行っております。今回は、この地域コーディネーターと共に、地域活動の支援を行い、住民主体の元気なまちづくりを推進してくださる方を募集しています。
津野町まちづくりネットワークfuu-hotとは
fuu-hotは、町内の7つの地域が力を合わせ、津野町のまちづくり活動をさらに加速させるために、令和2年7月に結成された団体です。各地域の集落活動センターや地域活性化団体等で構成されています。
<津野町まちづくりネットワークfuu-hotの参加団体>
①集落活動センター奥四万十の郷(郷地区)
②集落活動センターしらいし(白石地区)
③集落活動センターふなと(船戸地区)
④「森の巣箱」運営委員会(床鍋地区)
⑤精華ファミリー(精華地区)
⑥貝ノ川棚田保存会(貝ノ川地区)
⑦維新の魁 虎太郎社中(芳生野地区)
毎月1回、定例会を開催し、地域状況の共有、意見交換、fuu-hotの活動についての協議等を活発に行っています。その他、イベントへの出店等も行っています。
<定例会以外の活動実績>
・合同販売会の開催
各団体の手作りの特産品を持ち寄り出張販売
道の駅布施ケ坂、星ふるヴィレッジTENGU、高知市内(日曜市)へ
・コロナ禍でのキャンドルプロジェクト
~地域から医療従事者の方へ感謝の気持ちとエールを届ける~
コロナ禍の中、最前線で頑張って下さっている医療従事者の方々に感謝の気持ちとエールを込めたキャンドルメッセージを各地域で映像化し、動画を作成。DVDを県内の医療機関へ発送。
・高野農村歌舞伎保存会とのキャンドルプロジェクト
4年に1度の高野農村歌舞伎上演の年だったが、コロナ禍のため中止。高野農村歌舞伎が続くこと、コロナ禍の収束の「願い」を届けるキャンドルプロジェクトを実施し、動画で配信。
7つの団体の活動
①集落活動センター奥四万十の郷(郷地区)
活動例:「農家食堂Caféイチョウノキ」の運営、地域資源を活かす取り組み等。
②集落活動センターしらいし(白石地区)
活動例:体験・交流活動、ピザ焼き体験、耕作放棄地を活用した米づくり等。
③集落活動センターふなと(船戸地区)
活動例:遊山四万十せいらんの里の経営、田舎豆富の生産・販売・体験等。
④「森の巣箱」運営委員会(床鍋地区)
活動例:農村交流施設「森の巣箱」の運営、集落福祉等。
⑤精華ファミリー(精華地区)
活動例:釜炒り茶「釜ん茶」の製造、つるかめ焼きの復活等。
⑥貝ノ川棚田保存会(貝ノ川地区)
活動例:棚田キャンドルまつり、棚田オーナー制度等。
⑦維新の魁 虎太郎社中(芳生野地区)
活動例:吉村虎太郎邸の運営・観光ガイド等。
具体的な仕事内容
・各集落活動センターや地域活性化団体等の運営に関する支援
・津野町内の魅力の掘り起こしと SNS を活用した情報発信
・その他津野町が依頼する活動
ここがポイント
・7団体の多種多様な活動を経験したうえで、自分に合う道を探すことができる!
fuu-hotの7団体は、それぞれが各地域の資源や特性を活かした独自の活動を行っています。今回募集する「まちづくり支援業務」では、各団体の活動支援を行っていただくため、一通り経験したなかで自分に合う道を探すことができます。活動を通じて、選択肢が増えるという点が強みです。
・津野町内のいろんな地域に入り込んで活動できる!
活動範囲は町内全域になります。7つの地区にそれぞれ入り込んで活動するため、新たな出会いや程よい変化を楽しむことができます。また、活動を通じて町内外の人との繋がりができ、地域活性化のアイデアを蓄積することができます。
・協力隊OB・OGと一緒に活動ができる!
協力隊を卒業し、地域コーディーネーターとして働いている先輩と一緒に活動するため、サポートを受けながら活動することができます。先輩と一緒に活動することで、地元住民との関係もより築きやすくなりますし、仕事だけでなく暮らしの面でも先輩の存在が大きな支えとなると思います。
任期後の道
・町内事業所等への就業
地域おこし協力隊の卒業生も町内事業所(整備工場、役場等)へ就職している方もおります。3年間の活動を通じて、町内外の自分にあった事業所を探していきましょう。
・起業
地域おこし協力隊を卒業した多くの方が津野町に定住しています。なかには、WEBデザイン・燻製商品の製造販売・木工製品の作成などで起業した方もいます。起業に興味はあるけど時間やお金などが不安…という方も、3年間の任期を活用し、起業を目指すこともできます。
こんな方にオススメ
・まちづくりの“現場“で活動したい方
・地域の人と密にコミュニケーションをとりたい方
・満天の星や美しい自然を身近に感じたい方
津野町ってこんなところ
津野町は、高知県の中西部に位置する人口およそ5,500人のまちです。高知龍馬空港からは車で約1時間程度の距離で、ところによっては標高1,400mにもなるので冬場は雪が降ります。日本三大カルストの一つで、見渡せば360度星空のパノラマが魅力の四国カルスト天狗高原や、日本最後の清流といわれる四万十川の源流点、石積の棚田に代表される美しい農村風景、1000年以上も受け継がれてきた津野山古式神楽などなど自然と歴史と文化に恵まれています。
勤務条件・待遇等
◉募集人員 1名
◉勤務地 津野町内
◉勤務日数及び勤務時間
(1) 勤務日数:週4日勤務(週31時間)
※休日出勤及び時間外勤務は振替対応とします
(2)勤務時間:原則8時30分から17時15分(1日7時間45分)
◉雇用形態及び期間
(1)津野町の役場職員(会計年度任用職員)として津野町長が任用します。
(2)期間は任用の日から当該年度の 3 月31日まで。
(年度単位で更新し、最長で任用日から3年)
(3)隊員としてふさわしくないと判断した場合は、任用期間中であってもその職を解くことができるものとします。
◉報酬
月額 167,440円(期末手当年2回、通勤費補助あり)
※その他、時間外手当・退職手当等の支給はありません。
◉待遇・福利厚生
(1)活動期間中の住居(駐車場付)は町が用意します。ただし光熱水費等は利用者の負担とします。
(2)社会保険・厚生年金・雇用保険に加入します。
(3)年次休暇は労働基準法等関係法令により定めます。
(4)通勤や生活に自家用車等の移動手段が必要不可欠です。自家用車等の持ち込みをお勧めします(冬季は積雪があります)。
※勤務時間中は、公用車をお使いいただきます。