【特集】どんな人がUターンするの?理由・きっかけの事例紹介

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Uターンをする理由やきっかけはさまざまですが、もっとも多い事例をご紹介します!
【特集】どんな人がUターンするの?理由・きっかけの事例紹介

 Uターンとは、進学や就職を理由に生まれ故郷を離れ、その後再び故郷に戻って暮らすこと。近年では、コロナ禍により人々の生活様式や行動、価値観が大きく変わり、地元へのUターン移住が魅力的な選択肢として注目されています。高知県でも、年間移住者の約3割がUターン。全体の約8割が20~40代と、比較的若手世代が高知に移住しています。

 ここでは、Uターンの理由やきっかけとして多いものを、例を挙げて紹介します。

Uターンの理由やきっかけとして多いものは?


■高知が好き。地元に帰りたい

 Uターンを希望する理由として多いのが、「地元に帰りたい」というシンプルなものです。
 都会の生活は刺激的で楽しく、仕事においても成長の機会やチャンスが多いというメリットがある一方で、年齢を重ねるにつれて、家族や親しい友人との穏やかな時間や、釣りやキャンプなどの趣味を楽しみたいと考える方が増える傾向があります。特に高知県民は、地元に対する強い愛着と誇りを持っており、地元への帰属感が強まった時や、家族や親しい友人からの呼びかけに応える形でUターンを選択する方も多いです。
 
■自然豊かな暮らしが好き

 都会の喧騒から離れたい、自然が身近にある暮らしがしたいとUターンを選ぶ方もいます。
 自然豊かな高知の生活に慣れ親しんでいる方にとって、都会の満員電車や高い物価、人間関係や生活リズムの違いは、違和感やストレスに感じるものです。都会での暮らしを経験し、「やっぱり自分には高知が合っているのかもしれない」と思ったことがある方は多いのではないでしょうか。自然に囲まれた環境で家族と共に心地よさや安心感のある暮らしができることは、Uターンの大きな魅力です。

■将来的な家族の介護のため

 両親の老後や親族の万が一のときに備えて、すぐに駆け付けられる距離で暮らしたいとUターンを考える方も多いです。「親が体調を崩した」「ケガで入院した」という事態になってからでは、その後の生活や経済的なサポートが難しくなる可能性があります。両親が元気なうちから近くに住んで、信頼関係を築いておくことは、将来介護が必要になったときに円滑な対応をするためにとても重要です。また逆に、自身や家族になにかあった場合にも、近くにいる両親に頼れる安心感にもなるでしょう。

集合写真

■生活コストが抑えられる

 都会と比べて、地方は物価や家賃が低いため、毎月の生活費を抑えることができます。
 両親と同居ともなると、生活費をシェアすることで負担が軽減され、経済的にもゆとりを持つことができます。また、地方の土地価格も手ごろで、節約したお金を活用して夢のマイホームや自分のお店を持つことも実現できるでしょう。こうした経済的なメリットだけでなく、新たな可能性を追求するきっかけにもなるのではないでしょうか。

子育てがしやすい
 子育ては自分が生まれ育った環境で!高知で育てたい!と考えている方も少なくありません。
 高知の子育て環境は一般的にQOL(生活の質)が高いとされています。山・川・海と自然のアスレチックが身近にあり、綺麗な水でできた美味しいお米と地のものを沢山食べて、虫や草花、動物と触れ合いながら心豊かにのびのび育つ。子供たちの健康と成長に最適な環境が整っているといえます。また、子供は親だけでなく地域で見守り育くむ文化があります。ご近所さんや友人が助けてくれることも多く、共働きの家庭にとって心強いサポートがあります。

堀部家

■地元の人脈を活かして夢を実現したい

 「いつかは自分の店を持ちたい、仲間と一緒に起業したい」という夢を実現するためのステージとして、地元を選ぶ方も増えています。
 地元なら、既存の人脈やコミュニティを活用し、協力関係やビジネスの機会を築きやすい環境が整っています。永く高知を離れていたとしても、郷土愛を胸に地元のニーズに寄り添うことができれば、すぐに深いつながりを築き、新たな事業を始められることでしょう。また、都会に比べて競合が少ない状況も地方起業の大きな魅力です。近年では、首都圏から地方に移住して起業する人々に対して、起業支援金が提供されるケースもあります。そのため、都市部での起業よりも地元での起業には多くのメリットがあると言えます。

■キャリアチェンジをしたい

 キャリアチェンジしたいというのもUターンで多い理由の一つです。
 都会で一定の経験を積む中で、新たな挑戦に興味を抱くようになることがあります。農業・林業・漁業など、都会ではなかなか経験しにくい職種へのチャレンジを考えたり、地域の発展に伴って新たなビジネスやサービスが生まれやすい地方で、地域の経済活性化や産業新興に貢献したいとUターン就職を選ぶケースも少なくありません。
 高知県にも将来性の高い企業や新興産業が数多く存在するため、若い世代でもこれまでの知識やスキルが高く評価され、地元でスペシャリストとして活躍する道が広がっています。

協力隊

■地元の経済活性化に貢献したい

 都会で働いているうちに、自分の経験とスキルを活かして「地元の経済活性化に貢献したい」という気持ちが芽生える方もいます。高知県は、全国に10年以上先駆けて人口減少と高齢化が進んでいます。一方で、高知には未開拓の産業や自然環境、地域資源が多く存在します。農業、観光、伝統工芸、特産品の開発などの、地域資源を活かしたビジネスやプロジェクトに取り組むことで、地域経済の振興に貢献することができます。地域をPRしながら地域活性化に直接貢献できる「地域おこし協力隊」の募集がUターンのきっかけになるケースもあります。

■家族時間や趣味を充実させたい

 コロナ禍を経て、働き方やライフワークバランスを見直す動きが広がり、仕事もプライベートも充実した日々を求める方が増加しました。その結果、高知でも、日常にもっと家族との時間をつくりたい、趣味の釣りやサーフィンを楽しみたいなどの理由から、Uターンをする方も増えています。都会では、週末に川遊びに行くだけでも費用や移動時間、混雑を回避するための労力を要すため、容易ではありません。さらに日々の忙しさやストレスからくる疲労もついて回るでしょう。人生の充実感や豊かさを考えた時に「地元」を選択することは、出身者にとってはごく自然なことなのかもしれませんね。


先輩のUターンストーリーを覗いてみよう!


高知にUターンした先輩の移住ストーリーをいくつかご紹介します。

森さん

子育てを高知でしたくてUターン! 「子育ては絶対に高知でと決めていた!」自分の生まれ育った環境で、自然豊かにのびのびと子供を育てたいと、高知の企業に転職。家族との時間を最優先に、理想的なライフワークを実現しました。

Uターンをする理由は人それぞれ!

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 Uターンの決め手となる最終的な要素は人それぞれですが、ふと「高知もいいかも」「帰りたいな」と思ったとき、離れて暮らす両親が「戻ってこんかね?」とつぶやいた時こそがまさに、Uターンを考え始めるベストなタイミングかもしれません。

 自分の人生や価値観、目標に合った選択肢を検討し、Uターンの可能性を考えることは、新たな人生を切り開くための第一歩になることでしょう。


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