生姜はデリケートで管理の難しい作物です。栽培を担当する谷口さんは「黄金しょうがは水やりの調節が特に難しいです。やり過ぎても少なすぎてもいけない。水分量に最も気を使います。」と言います。
栽培には100名ほどの社員が携わっていて、チームごとに圃場を任され、生姜の生育状況や栽培にかかる経費、生姜の品質などを管理します。変化する気候や生育環境に合わせて最新の技術や新しい手法も試しながら、他のチームと競い合い、切磋琢磨して栽培する環境から、高品質の生姜が生まれているのです。
こうして大切に育てた生姜は、洗浄・カットされ青果として全国で販売されるほか、自社工場で加工・商品化しています。これが、第一次産業である農業から、第二次産業の製造業、第三次産業である小売業まで一つの事業体で総合的に行う取り組みである「6次産業化」です。
甘酢漬けや紅生姜、ポン酢などの量販店に並ぶ商品から、粉末、シロップなど商品ラインナップはなんと100種類以上。生姜の良さを知っている坂田信夫商店だからこそ、付加価値の高い商品の開発・販売が可能になっています。
商品開発力に注目!坂田信夫商店の市場を見据えた商品づくり
100種類以上の自社製品に加え、OEM商品も扱っているため、数え切れないほどの商品ラインナップを抱える坂田信夫商店。そうした細かなオーダーに応えることができるのは、生姜を知り尽くしているからこそ。
現在は、風味を存分に活かした自社製品の開発を行うほか、生姜の成分を活用した機能性食品の開発も進めていて、時代とともに変化するお客様のニーズに合わせた商品づくりを行なっています。
坂田信夫商店が育てた生姜を、全国の食卓へ。様々なシーンで、生姜をカジュアルに取り入れてもらえるよう、まだまだ開発は続きます。