移住者インタビュー
宇佐の一本釣りうるめのブランド化を目指し、「宇佐もん工房」で商品開発に従事する所さんのインタビュー。
所 紀光さん
―高知に移住したきっかけと経緯
大学進学で上京し、高知への移住に至るまで、アパレル業界に身を置いていました。長く従事する仕事ではないと感じていましたし、何より、妻の出身地である高知の土地柄に魅かれたことがきっかけです。妻の実家が土佐市宇佐という海辺の町にあり、干物屋を生業にしていました。私もIターンしてからその家業を手伝い、魚の加工品を取り扱うオンラインショップを開くなど販売ルートの開拓を行いました。現在は、宇佐の一本釣りうるめのブランド化を目指し、地元有志とともに企業組合「宇佐もん工房」で商品開発に従事しています。
―実際、高知に移住してみて思うこと
日常生活でもカルチャーショックを受けることが多かったですね。たとえば、毎日刺身を食べること、しかもつまみとして。今までは週末のご馳走と思っていました。そして、年配の方がとても元気で、バリバリ働いていることにも驚きました。東京では同じくらいの60代以上の方は引退をしてゆっくりされているイメージがありました。地元の青年部に入ってからは、今まで参加する立場だった祭りなどのイベント運営や出店に関わることになり、地域とともに作り、もてなす立場へと変わりました。もともと転勤族だったので、すぐに新しい場所には溶け込める性質ではありましたが、本当に良いところです。
―移住を実行する際に苦労したこと、やってよかったと思うこと
事前準備は特にしていません。ただ、何事にも興味を持って積極的に関わること、わくわくした気持ちを持つこと、それさえあれば良いですね。
―これからについて
ここ(企業組合 宇佐もん工房)が地域の若者にも元気を与えるような会社にしたい。地元にもこんなところがある、ということに気付いてもらえれば嬉しいです。
―移住検討者へのメッセージ
何事にも興味を持つことが大切です。きっかけは人からでも自然からでも、人によって変わりますが、その土地を好きになることで地域愛が芽生えてきます。
―「宇佐もん工房」について
土佐うるめプロジェクト協議会の会長を務める所さん。2011年4月より、企業組合「宇佐もん工房」の代表として、一本釣りうるめの鮮度に拘り、町の意思を大切にしながら、宇佐全体を盛り上げようと奮闘されています。
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