【土佐町】集落活動センター「いしはらの里」を訪問しました!

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四国のほぼ真ん中に位置する“れいほく地域”にある土佐町。今回は、土佐町の石原地区にある集落活動センター「いしはらの里」を訪問してきました! 多岐にわたって積極的な活動を続けるいしはらの里の取り組みをご紹介します。
【土佐町】集落活動センター「いしはらの里」を訪問しました!

「集落活動センター」とは?

「集落活動センター」は、地域住民が主体となって地域の課題やニーズに応じたさまざまな活動に取り組む高知県独自の仕組みで、2012年度に始まりました。旧小学校や集会所などを拠点とした活動は県内各地に広がり、現在67ヶ所のセンターが活動しています。

キャッチコピーは、「つどう ふれあう 助け合う いいとこ石原」

集落活動センター「いしはらの里」は、土佐町役場から西に約10kmの山あいにあります。「つどう ふれあう 助け合う いいとこ石原」をキャッチコピーに、人口約280人の石原地区の地域活性化を目指して平成24年7月に開所しました。(県内67ヶ所の集落活動センターのうち2番目に早い開所です!)
拠点には、平成21年3月に惜しまれつつ閉校となった旧・石原小学校の校舎を活用。約1年かけて改修した校舎は、学校の雰囲気はそのままに、使い勝手の良い環境に整えられています。

主な活動内容

積極的な活動を続ける「いしはらの里」の取り組みは多岐にわたっています。

①生活店舗「さとのみせ」、ガソリンスタンドの運営

生活店舗とガソリンスタンドを運営していたJAの撤退に伴い、一時は地元の方々の間で生活不安が高まっていた石原地区。住民出資型の「合同会社いしはらの里」の設立により、生活店舗とガソリンスタンドを「さとのみせ」として運営することを実現したそうです。 「さとのみせ」では、いしはらの里で製造しているいしはらキッチンの『山の辣油』や、地元婦人会による『幸福味噌』などの地元食材をはじめ、冷凍食品から生鮮食品(宿毛市直送の美味しいお刺身も!)まで、その充実ぶりには驚き。これなら、一人暮らしの高齢者も安心です。お店の向かいには、暮らしに欠かせないガソリンスタンドが併設されています。
生活店舗「さとのみせ」
生活店舗「さとのみせ」
併設されたガソリンスタンド
併設されたガソリンスタンド


②直販所「やまさとの市」(毎週日曜10時~15時)

毎週日曜のみ営業の「やまさとの市」は、地域の新鮮な農産物をはじめ、地元のお母さん手作りの温かいうどんや田舎寿司、おでん、餅、加工品などの販売が大人気! 国道439号線沿いとアクセスも良く、営業日には地元の方はもちろん、ドライブやツーリング客などで賑わいます。買い物だけでなく休憩スペースもあり、地域の方との温かいふれあいにも心満たされます。


③納涼祭、七夕まつり、音楽祭などのイベント開催

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4月はお花見会、7月は七夕まつり、8月は納涼祭、11月は音楽祭に運動会など、年間を通してさまざまなイベントを開催しています。「石原納涼祭」ではグラウンドにたくさんの出店が並び(写真左上)、高知ならではのよさこい鳴子踊りや打ち上げ花火などが、石原の夜を鮮やかに彩ります。
音楽祭には、あのNHK交響楽団を招いたり、広島大学のジャズ研究会と共同開催したりと力の入った内容で、地元の方も毎年楽しみにしているのだとか。

④旧・石原小学校を活用した宿泊事業

旧・石原小学校を改装した石原コミュニティセンターでは、宿泊の受け入れも。教室の床をフローリングから畳に変更したノスタルジックな宿泊部屋に、廊下や手洗い場もそのままで、“学校に泊まる”というわくわくする体験が待っています。団体での利用にも◎。


⑤「チョイソコとさちょう」のオペレーター

さらに、2年半の実証実験を経て本格導入された、乗り合い送迎サービス「チョイソコ」のオペレーター業務もいしはらの里が担っています。「チョイソコ」は石原地区の住民自らが会員募集、電話受付、運転業務などの運営全般をおこなう仕組みで、高知県で唯一、土佐町に導入されています。


このほかにも、自然体験型プログラム(あめごのつかみ取り、シャワークライミング)や地元食材にこだわって作られている“里山らんち”、県内外の大学との交流など、さまざまな活動に取り組んでいる「いしはらの里」には、地域住民はもちろん、観光で訪れた方も楽しめるコンテンツがたくさん用意されています。

いしはらを満喫するための五箇条

最後に、こんな張り紙を見つけました!
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【いしはらを満喫するための五箇条】
一、空気を吸うべし いしはらの空気は間違いなくうまい。吸い込め~ 肺に送り込め~
二、川に入るべしっ いしはらの川はこじゃんとひやい。とびこめ~ いや、足だけでも~
三、現実を忘れるべし いしはらの自然が包み込んでくれちゃう 嫌なことはここにおいてけ~
四、散歩をすべし いしはら地域の方に出会えば挨拶してみよう~ 挨拶の大事さを思いだそ~
五、虫はおるもの うろたえるな、これが自然の中で生きるということ。但し、危険な生き物は別紙(写真左)で案内。見るべし!

しっかりと胸に刻んで、石原地区での時間を過ごしたいですね。


「いしはらの里」では、現在開催中の高知県観光キャンペーン『どっぷり高知旅』の一環で「大人の修学旅行/里山体験~土佐のおんちゃん、おばちゃんと語るいしはらの旅~」の受け入れも実施中(※1週間前までに要予約)。「いしはらの里」のお母さんたちが作った土佐の田舎皿鉢料理を囲みながら、地元の方との交流を深めませんか? ”とっておきの里山体験”をしに、ぜひ訪れてみてください。

■集落活動センター「いしはらの里」
住所/高知県土佐郡土佐町西石原1228
TEL/0887-72-9328(受付時間:月〜金、9〜17時)
URL/https://www.ishiharanosato.jp/

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