移住者インタビュー

アートで地域を盛り上げたい!

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地域おこし協力隊となったきっかけ、アートを軸とした活動内容、須崎市だからこそ感じる想いを伺いました。

川鍋 達さん

  • 出身地:千葉県
  • 現住所:須崎市
  • 移住年:2013年5月
  • 職業:地域おこし協力隊

―地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

10年以上ドイツのニュルンベルクという町で暮らしていました。
その町は空き家を利用した展覧会や、大きな工場跡を作家のアトリエとして活用するなど、市民が美術に触れ合う機会がとても多く、日本でも、もっと誰でも気軽に美術に触れ合える場所があるといいなと感じていました。また、ずっとドイツにいるつもりはなかったので、いつか日本で美術を教えたいと考えていました。
それから日本に戻り、3年ほど高校の美術教師として働き、土地勘のある東京近郊でアトリエを構えようと物件を探しましたが、広さや家賃面で満足のいくものには出会えませんでした。それからは、別の場所にしてもいいかなと考えるようになり、漠然と地方都市に行けるチャンスを待っていました。
そんな中、たまたま有楽町で「地域おこし協力隊」の説明会が行われていて、2~3市町村の情報を持って帰った中に、「すさき まちかど ギャラリー 旧三浦邸」の活用をミッションとする須崎市の募集を目にし、自分の経験も活かせると思い、すぐに応募しました。

―実際高知に来て思うこと、生活はどう変化しましたか?

食材は新鮮で美味しいですね。運転免許は持っていましたが、車はこっちへ来てから購入しました。それほど頻繁に乗るわけではありませんが、ちょっと遠出する場合には車があったほうが便利だと思います。 友人や知人がいない場所だったので少し不安はありましたが、教師をしていた頃よりも自分の時間が持て、ゆとりある生活を送っています。

―どんな仕事をしているのですか?

美術による地域おこしということで、昨年1月~2月に開催した「アーティスト・イン・レジデンス 須崎 現代地方譚」に作家の一人として制作、および企画に関わりました。普段はギャラリーの企画スタッフとして、企画・広報(HP、Facebook)・展示方法・チラシ制作などの業務にも携わっています。また、ギャラリーにお越しいただいた方の対応もさせていただいています。レジデンスは地元の方とのコミュニケーションを取るためにも、欠かせないイベントだと感じています。

―これからどういう風に暮らしていきたいですか?

「アーティスト・イン・レジデンス 須崎」を定着させたいです。美術は難しいイメージがありますが、作っている所を見せることで作品に親しみを持ってもらい、もっと身近に感じてもらえると嬉しいですね。地元の皆さんも協力的で、個々に活動されている方も多くいるので地域おこし協力隊としては、とても溶け込みやすかったです。
任期終了となる三年後もギャラリーが続くなら、継続して携わっていきたいです。すぐにお金は生まれないけど、地域の人の交流が生まれる場をつくっていきたいです。まだまだ、どういう風に暮らしていくかは考え中です。

―土地の魅力は?

須崎は海の町なので、当たり前ですが魚が新鮮で美味しいです。明るく、元気な人も多い。日頃からご近所さん同士の仲がいいからコミュニケーションもバッチリです。大都会にはない親近感があります。

―地域おこし協力隊を志す人へのメッセージは?

自分がオープンでいることをおすすめします。固くならずにゆるくしていることが大事ですね。そうすれば自然と地域の方とも仲良くなれますよ。

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