移住者インタビュー

人との”縁”が繋ぐ今

  • 掲載日:2019.05.10
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増井 翔子さん

  • 出身地:新潟県
  • 現住所:土佐市
  • 移住年:2016年
  • 職業:自営業

今回は、“地域おこし協力隊”を経て、ゲストハウスを開業した<パワフル女子>の増井さんにお話を伺いました。

Q1.移住のきっかけと地域おこし協力隊に応募した経緯を教えてください。

2016年3月、日本酒が好きだったことや、司馬遼太郎さんの本を読んでいたという軽い気持ちで高知を訪れました。
その際、たまたま開催していた宴会イベント「土佐のおきゃく」にひとりで参加して、大好きな酒文化や高知独特の宴会文化に触れ、高知が好きになり漠然と住みたいと感じました。
その後、これからの働き方を考えるタイミングや家庭の事情などが重なり移住を前向きに考え始め、移住するには仕事を決めなきゃ!ということで6月に東京で開催されていたUIターン相談会【高知暮らしフェア】に参加しました。
そこで、たまたま土佐市のスタッフの方に声をかけられ、そこで初めて”地域おこし協力隊”という働き方を知りました。
興味は持ったものの、一般就職を前提に移住を考えていたので応募するか1週間ほど悩み家族に相談したところ、姉に「悩んでも結局は行くでしょ。」と背中を押され応募することを決意。
8月に土佐市に移住して、地域おこし協力隊として働くことになりました。

Q2.地域おこし協力隊当時のミッションや現在のお仕事について教えてください。

私の場合、フリーミッションでした。観光振興という点で観光パンフの英訳などの仕事はしていましたが、東京で働いていたコンサルティング会社時代とは違い自分で考えて自分から動く仕事は初めてで、最初は戸惑いや焦りで空回りばかり。落ち込む日も多かったです。
そんな中で自分がやりたいと思ったことをするには、まず地域に入り込んで地域を知ることが大切だと気づき、一年目はとにかく色々な場所に出向いて、二年目にはより地域の方と触れ合える地元の食事処「宇佐もんや」でのお手伝いを始めました。
すると、意外にも地元以外のお客様が来られている様子を目の当たりにし、宿泊施設のない宇佐地区にもお酒を呑んで泊まれるような場所があったら良いのになぁという気持ちが芽生えゲストハウスを始めようと思うきっかけになりました。
何の知識もありませんでしたが、2018年1月に古民家を購入し改修など開業に向けて準備を進めました。ここまでやってこれたのも地元のみなさんの助けや協力があったからこそ。2019年3月で土佐市地域おこし協力隊は任期満了となり、そのまま土佐市に住みながらゲストハウスの運営を行っていますが、今はゲストハウス以外にも様々な仕事を組み合わせながら生活しています。
「宇佐もんや」では今でも働いていますし、地元企業の営業にも関わったり、空いた時間を利用して英会話教室の先生もやっています。
その他にもスナックのママが引退する話を聞いて、お店を守りたいという思いから女性数名と交代でスナックのママもやっています。忙しいけど毎日が充実しています。

Q3.協力隊の活動中苦労したことや、定住の決め手となった出来事はありますか?

地元の方との人間関係や田舎のしきたりを受け入れるのには苦労しました。
自分の考えを一方的に伝えてもダメだし、ガマンしないといけない場面もありましたが、ここで生活していくと決めていたからこそ乗り切ることができましたし、地域に入っていくパワーは必要でしたが、時が経つにつれて自然に地域に馴染んでいきました。
本当に地域の方には良くしていただき、お父さん・お母さん・お兄ちゃんのような存在の仲間が出来て戻る理由もなくなりました。

Q4.ゲストハウスのやりがいは?

予約いただいたお客様から宇佐の魚や料理や地域を褒めてもらうと、すごく嬉しいですね。また大変なことがあっても、必ず応援してくれる人がいて、地域の方は、見返りを求める訳でもなく、私が困っていたら「やっちゃるき!(やってあげる)」と助けてくれるから、その気持ちに対してお返ししたい気持ちが大きいです。そういうことが自分のやりがいに繋がっていると思います。

ホステル宇楽家(うたげ)
高知県土佐市宇佐町宇佐1801-3
TEL:088-819-1312
※当日予約は受け付けられない場合があります。
※オーナー出張や不在の際は閉めている場合があります。

Q5.起業するにあたって苦労したことや、アドバイスなどあれば教えてください。

困ったら、人に助けを求めること!
ゲストハウスのノウハウなど一つもなかった私が開業できたのも、助けを求めたから。
私の場合、それが自然に広がって、その専門分野の人を紹介してもらえるきっかけにもなりました。

Q6.休日の過ごし方を教えてください。

どんなに忙しくても休む時間は必ず作ります。
休みの日は一人で筋トレや山のぼりを楽しんだり、地域の方とBBQをしたり漁師のお父さん達とお酒をのんだり楽しい時間を過ごしています。

Q7.土佐市の魅力やおすすめスポットを教えてください。

土佐市の魅力は「人」!!!
特に宇佐地区の人は頑張ってる人を見捨てず、失敗してもよいからと助けてくれました。
土佐市に限らず高知県の魅力は「人」。本当に人があたたかいです。
あと、高知県民の「なんとかなる精神」が好きです。
宇佐のおすすめスポットは・・・スナック!案外知られていませんが、土佐市にはスナックが多くて元気を貰える名物ママもオススメです。(笑)

Q8.移住を検討されている方へメッセージをお願いします。

地域おこし協力隊で仕事をしたいと思っている方がいるならば、「何かすごいことをしなければならない」とは思わないでほしいです。全国の協力隊の活動をネットなどで見ると自分にはこんな風に出来ないと・・・思ってしまうかもしれないけど、焦らなくても大丈夫です。
地域の方はそこに居てくれるだけで喜んでくれます。地域に馴染んで、そして地域で就職をして、そこで定住してください。

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