多様な働き方

【土佐清水市】地域密着の自動車修理工場を継業!

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\mission!/地域に不可欠の自動車整備工場を継業せよ!!
【土佐清水市】地域密着の自動車修理工場を継業!

ひとことで言うとこんな仕事

・地域密着で親しまれている自動車整備工場!
・親切で丁寧な仕事で顧客多数!
・車検整備に必要な機械、器具はすべて揃っており、すぐに開業可能!
・周辺に競合店舗なく地域に不可欠な事業所!

ミッション

 地域創生 × 事業承継 × 自己実現・起業・チャレンジ!

 四国の南端、高知県土佐清水市を車で走ると、空と海の境が近づいてくる。潮の香りが濃くなり、窓を開けると湿った風が頬を撫でてゆく。眼前に広がるのは、深い青をたたえた太平洋。光の加減で、水色にも藍にも見える海だ。
 この辺りの海岸は岩場が多い。小さなカニや貝が張りつき、波が打ち寄せるたび、白い泡がはじける。道端には椿の木が多く、冬には赤い花がぽつりぽつりと咲いて海風に揺れる。その姿は、どこか孤高でありながら、土地の厳しさを受け入れて咲く強さを感じさせる。
 「ヒロタ電装」はそんな自然の中で、地域密着の自動車整備工場として、平成9年にこの場所で開業した。店主の弘田敏彦さん(65)は、この地域で生まれ育った。高校を卒業して自動車整備の道に入り、千葉県で修業をして帰郷。地域内の整備工場に勤めた後、独立した。
 「高校卒業したころは、この仕事をするとは考えていなかった。親戚の伝手でこの道に入って、もう45年以上。今考えると自分に合っていたのだなあと思います」
 敏彦さんがこう振り返る。妻の智恵美さん(65)とは学校の同級生。ずっと二人三脚で店舗を切り回してきた。
 「エンジンを分解する時に、こんなにバラバラにして大丈夫――と驚くんですけど、頭の中ではきちんと整理されているんでしょうね。不思議と完璧に元通りになります」
 智恵美さんが苦笑する。
 心掛けて来たのは「お客さんに信頼される仕事をする」こと。車検の際には、車体のシャーシーまで丁寧に洗浄し、必要な個所には塗装も行う。潮風にさらされる地域の車は、すぐに錆が出てくるからだ。また、お得意さんの場合、ブレーキランプの交換など簡単な修理などは部品の実費だけで行うことも。丁寧で良心的な経営姿勢が顧客を広げ、地域になくてはならない整備工場として親しまれてきた。
 しかし、今年6月に体調を崩し、休業して療養中。子供たちに後継ぎの該当者はいないため、「思い切ってネットで募集することにした」という。
 敷地は約170坪で工場兼事務所が約50坪。車検整備に必要な機械や工具類はすべて揃っており、資格さえあればすぐに開業できる。取引先や顧客などは、もちろん引き継いでくれる。一括売却が希望だが、賃貸も相談に乗るそうだ。
 「この辺りの自動車整備工場は廃業多く、うちが閉まったら、地域の人が本当に困る。何とか後を探したい」
 敏彦さんは口元を引き締めた。
 ヒロタ電装の整備工場は、土佐清水の主要観光施設である足摺海洋館「SATOUMI」の近くに位置する。海側に少し歩けば、真っ青な太平洋が広がる。夕暮れ時には、ゆっくりと沈む日の光と同調しながら、空と海が深い群青へと移ろう。
 力強く美しい自然と、ささやかな人の営み。その両方を包み込むように、この地の風景は静かに呼吸している。こうした豊かな自然の中で、地域に必要とされる事業所を次代に繋いでいくことは、都市部の事業承継とは全く違う意味を持つ。地域の足として不可欠な車の世話を引き受ける熱意ある人材が求められている


・事業内容: 自動車整備工場
・引継場所: 高知県土佐清水市三崎4024-34
・引継条件: 相談の上決定いたします
・引継詳細: 土地(約170坪)、工場・事務所棟(約50坪)、整備用機材一式、PCなどの機器一式
       顧客・取引先、地元での知名度など

求める人物像

・土佐清水市へUターン・Iターンを検討している方
・自然豊かな土地で自動車整備工場の開業を目指す方
・事業を通して、地域経済の活性化にチャレンジしたい方
・地域のコミュニティを大切にし、自然や人との繋がりを楽しめる方
・事業主の理念を理解し、事業を承継できる方

ここがポイント!

■地域に密着した自動車整備工場!
  ヒロタ電装は車検整備をはじめとする自動車整備を広く行う事業所。近隣地域の同種の整備工場は廃業していく所が多く、ヒロタ電装は数少ない事業所の一つ。地域密着で親切丁寧な営業スタイルで親しまれており、常連の顧客を多数持っているのが強み!
■整備に必要な機械・器具類はすべて完備!
  今年6月まで営業をしていたので、自動車整備に必要な機械類や設備、器具などはすべて揃っている。どの機械も丁寧に整備されており、今もバリバリの現役。資格を持っている方ならすぐにでも開業できる!
■土佐清水市の主要観光施設の直近に立地!
  歩いてすぐの場所に、土佐清水の主要観光施設である足摺海洋館「SATOUMI」があり、豊かな自然に囲まれた立地。海からの風は防風林で遮られており、工場への影響は全くない。国道321号にすぐに出られる場所なので、アクセスも容易!


継業への取り組みについて

「地元のためにお店を続けたいが後継者がいない」
「高齢になってしまって事業継続が難しい」

 地域の生活を支えてきた中小企業や商店では、こういった理由から、事業縮小や廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。 一方で、働き方が多様化する今、県外からのUターン者や移住者が過疎地域に住まい、ゼロから起業をするより圧倒的にコストが抑えられる、”なりわい”を活かした「事業承継」や「継業」といった働き方がひそかに注目を集めています。店舗そのものや機材設備などの初期費用一式を抑えられるほか、一定の顧客や販路、技術までもそのまま引き継げるとして、地方暮らしを目指す若者や移住者にとって新たなビジネスチャンスといえます。
 「事業承継」「継業」とは、地域で生まれた”なりわい”を引き継ぎつつ、第三者の新たな感性と価値観でそのものの価値を見出し、再活性化して、地域で継続できるなりわいを営むことです。

オーナー 弘田さん へのインタビュー

———— 自動車整備の道に入ったきっかけは?
 千葉の叔父がこの仕事をしていたので、高校卒業後に専門の学校に行ってから就職しました。最初のころは、同じことばかりやらされることが、しんどかったんですが、技術が伴ってくるうちに面白くなってきましたね。

———— 仕事をするうえで心掛けてきたことは?
 お客様に信頼される仕事をするーーですかねえ。格安で車検をする事業所は他にもありますけど、私は一切手を抜きません。この辺りは潮風が強くて車体のシャーシー部分などにすぐに錆が出てきます。一度きれいに洗って乾かした後、錆が出てきた箇所は吹付塗装までしています。また、いつも車検に出してくれる常連の方なら、ブレーキランプの交換のような簡単な修理は、電球代だけの実費でやります。

———— どんな人に継いでもらいたいですか?
 真面目で人付き合いのできる人に継いでもらいたいですね。もちろん、未経験では無理なので、資格は必要です。顧客名簿や取引先は全部引き継ぎます。社名にはこだわってませんので、自由につけてもらったらいいと思います。


ご応募・お問い合わせ

まずは、電話又はメールで「高知家で暮らすで募集情報を見た」旨、ご連絡下さい。

◆応募申込み・引継ぎ内容のお問い合わせ◆
高知県事業承継・引継ぎ支援センター
〒780-0870 高知県高知市本町4丁目1-32こうち勤労センター4階
担当: 谷、野本 あて
TEL: 088-802-6002
サイト: https://www.kochi-hikitsugi.go.jp/
※後継者人材バンクへのご登録はホームページから。

事業承継

※この記事は、2025年10月31日時点の情報を掲載しています。

記事に関するご感想、ご質問は移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。




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