★県がスマート化のモデル地域として取組を進めている土佐清水地域で、全国初の「産地市場スマート化の完了地域*」を目指すことをミッションとします。併せて、土佐清水地域での取組を県内他地域へ横展開する際のサポートもミッションとします。
*産地市場において、県が進めているシステムの導入が完了し、当該産地市場での全ての水揚げ物に対してシステムの運用により業務のデジタル化が完了した場合を「産地市場スマート化の完了」と定義し、地域内(今回の場合は土佐清水市内)全ての産地市場(土佐清水市内には3つの産地市場があります)でスマート化が完了した場合を「産地市場スマート化の完了地域」と定義します。
★ミッションに関連する個々の業務の詳細は以下のとおりです。
・土佐清水地域でのシステム導入から定着に至るまでの関係者への伴走支援
→システムを導入する産地市場は、業務の多くをアナログで行っており、関係者はこれまでの方
法をデジタル化することに不慣れな点も多いため、システム導入や実際の運用にあたって、き
め細かい伴走支援を行います。
・現場でのシステム操作に関すること
→システム操作は漁協職員が行いますが、軽微なエラーなどのトラブル対応や機能追加の要望な
どが頻発します。そういった際に、県やシステム開発会社と協力して対応します。
・システム開発会社と現場関係者の調整に関すること
→産地市場スマート化に必要なシステムは、それぞれの産地市場の状況に応じて改修を行う必要
があるほか、電子入札の場合は入札のルールなどをシステムに反映させる必要があります。ま
た、日々の運用にあたっても、軽微な修正が必要となることもあります。そういった場合に、
現場の意見を取りまとめてシステム開発会社に伝えるなど、システム開発会社と現場関係者の
調整を行います。
・システム導入に関する効果検証に関すること
→システム導入による様々な効果について、関係者への聞き取り、データ分析などを実施し、県
やシステム開発会社とともに検証します。結果については、産地市場スマート化に関連する会
議の場などで公表します。
・システムの普及啓発に関すること
→県では現在、土佐清水地域でのモデルケースの構築に取り組んでいますが、併せて、県内全域
に「産地市場のスマート化」を展開していくこととしています。この横展開を目指して、県と
ともに県内他地域でのシステムに関する普及啓発に取り組みます。
・県内のシステム未導入地域や他県等からの視察研修の対応に関すること
→産地市場スマート化の取組を県内他地域へ横展開させるにあたって、土佐清水地域の取組を視
察してもらう場合があり、その場合の受入対応を行います。また、本取組は全国でも例がな
く、他県等からの視察依頼があった場合は、積極的に受け入れることとし、関係者調整などの
視察受入に必要な業務を行います。
・その他、スマート化の推進に必要な業務
→上記の業務のほか、県、システム開発会社、漁協などの関係者とともに、スマート化の推進に
あたって必要な業務を行います。