募集の背景
近年、欧米諸国を中心にヴィーガン(完全菜食主義者)やベジタリアンの思想を持つ人が増加しています。インバウンド受け入れにおいては、多様な食ニーズへの対応が更に重要となってきました。実際に、高知県に最も多い外国人観光客である台湾(訪日外国人消費動向調査より)は、10人に1人がヴィーガンと言われています。
しかし、日高村を含め県内市町村にはヴィーガン食などに対応している飲食店は非常に少なく、高知県全体としても食の多様性を底上げする必要があります。
そこで、日高村を中心とした高知県全体の食の多様性の底上げ及びインバウンドの受入れ体制強化のために、一緒に活動していただける方を募集しています。
目指す姿
最終目標:日高村・高知県全体をヴィーガンウェルカムな地域に育てる!
そのために、まずは高知県フードダイバシティ推進委員会の設立を目指します。委員会を起点として、県内の飲食店の開拓・ヴィーガン導入のサポート、情報発信、飲食店や宿泊施設などの横のつながり強化などを行うことで、“ヴィーガンウェルカム“のための体制をつくりたいと考えています。
具体的な仕事内容
※配置先:Yadoya Mysato(貸切宿
芽)
・高知県フードダイバシティ推進委員会(仮)の立ち上げ
・県内飲食店の開拓
・ヴィーガンメニュー開発をしたい飲食店のサポート(補助金などを利用)
・インバウンド受け入れにおける「食」に関しての悩みなどをヒアリング
・InstagramなどのSNSで情報発信
・「貸切宿 芽」の運営サポート
配置先:貸切宿 芽とは?
日高村の地域おこし協力隊OGである松倉はるかさんが運営している、一日一組限定の一棟貸切宿です。「非日常感を味わいながらも、家のように寛げる空間を提供する」をコンセプトに、40年ほど前の民家を、昔ながらのレトロな窓や地元の木を使った梁はそのままにしつつも、宿の中でゆっくり寛ぎ、楽しめるように全面改修されています。
客室はもちろんのこと、お食事にもこだわっていて、高知ならではの皿鉢料理や田舎寿司、ヴィーガン料理なども用意されています。
本ミッションでは、宿のオーナーである松倉さんと共に活動していただきます。
■「貸切宿 芽」公式ホームページ:
https://www.yadoya-mysato.com/
松倉さんの紹介
神奈川県出身。出産を機にIターンを考え、2018年に日高村へ移住。地域おこし協⼒隊の任期中は、日高村観光協会で活動しながら、海外での生活経験を⽣かしたインバウンド向けの体験プログラムの企画を担当されていました。任期が終了した現在も日高村に定住し、「貸切宿 芽」を運営しながら、高知県全体のインバウンド受け入れ強化に向けて活動されています。
具体的には、高知県内でヴィーガン食を取り扱っているお店やメニューを紹介する「Veganmokochike(ヴィーガンも高知家)」Instagramの運用や、ロゴの作成(ヴィーガン食を取り扱っているお店や商品に表示し、共通の表記として今後拡めていくためのもの)など。
■松倉さんの紹介ページ
・高知県観光情報Webサイト:
https://kochi-tabi.jp/kanko-campaign/interview/02/
・日高村移住促進プロジェクト:
https://hidakamura.net/voice/3511/
・日高村村人寄稿:
https://hidaka-vill.note.jp/n/n21b172498dc4?magazine_key=m601b2c97b4f7
・とまとと「協力隊のいまを伝える」:
https://tomatoto.jp/people/3/
・さんさんテレビ:
https://www.sunsuntv.co.jp/news/2022/10/2730550
・Ryotaro's Japan:「ヴィーガン対応田舎寿司作り体験&日高村紹介」
https://www.youtube.com/watch?v=rSZERfM-lkw
任期後の道
・ヴィーガン食を扱う移動式シェフ、飲食店
・デザイン力などを活かした仕事
(飲食店や事業所とのつながりが深くなるため、そこでネットワークを作る)
・SNSの代行運用業務
・高知県フードダイバシティ推進委員会の事務局 など
ここがポイント
・一人じゃない!宿のオーナーと二人三脚で活動する!
本ミッションの活動拠点は、日高村にある「貸切宿 芽」です。宿のオーナーである松倉はるかさんは、元地域おこし協力隊です。現在は貸切宿を運営し、インバウンドの受入れ、ヴィーガン食の導入などに取り組まれています。地域おこし協力隊に着任された場合は、松倉さんと共に活動していただくことになるため一人ではありません。ご安心ください!
・日高村を拠点に、高知県全体を巻き込む!
本ミッションの最終目標は、高知県がヴィーガンウェルカムな県として、新しいマーケットを作り、外国人観光客の受入れ数を伸ばすこと!日高村を拠点としながら、高知県全体を巻き込む取り組みになっています。しかし現状、ヴィーガン食を提供できる県内の飲食店は少なく、協力者を増やす必要があります。高知県のフードダイバシティのパイオニアとして、活動しましょう!
・地域おこし協力隊の現役隊員・OBOGの活動が活発な村!
日高村には、現在18名の地域おこし協力隊がいます(2023年12月1日現在)。
活動内容は、「キッチンカー、酒蔵カフェ、古民家カフェの運営」「起業定住にかかる取り組み」「地域商社の運営支援」「シュガートマト・ハーブ栽培」「和紙産業の振興」など。それぞれが多種多様なミッションに取り組んでいます。また、協力隊OB・OGが村に定住し、ゲストハウスなどを運営している例も多いです。このように、協力隊の現役隊員やOBOGの活動幅が広いのも日高村の特徴です。地域おこし協力隊の仲間がたくさんいるので、とても心強いと思います!
こんな方にオススメ
・インスタグラムなどのSNSでの情報発信が得意な方
・戦略的に物事を考えることができ、形にできる方
(デザイン、言葉のチョイスなどのアウトプットが得意な方)
・新しい場所や店などを開拓していくため、フットワーク軽く、自分で考え、臆せず行動できる方
・熱い思いはありつつも、地域のため!だけではなく、自分の足でしっかり稼いでこの地にいようという意欲のある方(熱意だけでなく、論理的思考のある方)
・各観光協議会や県、企業とも連携していくことが想定されるため、調整力のある方
日高村ってこんなところ
日高村は、高知市より西に16kmと高知県の中心部近くに位置する自治体です。空港からは、高速道路を利用し車で50分、JRが3駅を構え公共交通機関が県内でも充実しています。県都高知市より16kmの距離にありながら、水質日本一に輝き、仁淀ブルーと称される「奇跡の清流仁淀川」では、屋形船の就航も始まり、自然探索のフットパスとともに日高村の豊かな自然を活かした観光にも力を入れています。
特産品には、高糖度トマトのブランドとして、「シュガートマト」の生産が盛んに行われており、11月~6月頃まで、出荷されています。また、中四国最大級の茶園を有する霧山茶業組合では、上煎茶から番茶まで、生産しており、特に「炙り茶」として認定されているほうじ茶は、県内の多く店舗でのスイーツの原料として使用されています。