一覧へ戻る
自然の力に圧倒される松尾のパワースポットを巡りました。
土佐清水市といえば足摺岬、見残し海岸、竜串(たつくし)のグラスボートなどが有名ですが、近年は足摺海洋館SATOUMIやスノーピーク土佐清水など新しい施設もできて、ますます注目度が高まっています。
そんなメジャーな観光スポット以外にも、土佐清水の自然の力を存分に感じられるパワースポットがあるんです。折角、都会にはない自然を求めて移住するなら一度は訪れてみてほしい、土佐清水市松原エリアのパワースポットを3つご紹介します。
土佐清水にも青の洞窟があった!「松尾漁港の海老洞」
まずは1つ目。
土佐清水市には海蝕による洞窟や洞門がとても多く見られます。その中でも最も大きな白山洞門(はくさんどうもん)は高知県指定文化財に指定され、花崗岩洞門では日本一の規模と言われています。
しかし、今回ご紹介したいのはまだあまり知られていない松尾漁港の海老洞(えびどう)。
小さな漁港にまさか、と思うほどに美しい洞窟があるんです!特に晴れた日には、イタリアの青の洞窟のようにブルーグリーンの海が神秘的に映ります。
角度や天候によっても色が変わるので、その時によって出会える景色が異なるのも魅力のひとつ。
垂れ下がる植物の根、蔦をつたって海面へ落ちる水滴の音、眩しい太陽と暗くひんやりとした洞窟のコントラストなど五感で感じてください。
漁港なので、朝早くの漁から帰ってきた漁師さんたちが近くのカフェでのんびりと談笑する、のどかな暮らしの様子も垣間見られます。
名称:松尾漁港 海老洞
住所:〒787-0316 高知県土佐清水市松尾171-2
2つ目はこちら。
海老洞のすぐ近くを東方向へ歩いていくと現れる、海岸へと降りる道を進みます(道が狭いので歩いていくことをおすすめします)。急な坂道を下って少し左手に海岸を行くと、「石抱きアコウ」と呼ばれるアコウの木が姿を現します。
注目してほしいのは気根の部分。丸い大きな石がいくつも気根に抱かれるようにして絡まっているのです。ぐにゃぐにゃと今にも動き出しそうな気根には、少し不気味さも感じるものの、まるで芸術作品のようです。アコウは土佐清水市の木に制定されており、松原でもよく見かける木です。アコウの種子は他の木に寄生して気根を伸ばし、やがて元の木を覆い尽くしてしまうことから、絞め殺しの木とも呼ばれています。
石抱きアコウのすぐ近くには、国が指定した天然記念物「松尾のアコウ」と呼ばれる樹齢300年のアコウの大樹もあり、こちらも必見。松尾漁港の周りは少し歩くだけで植物の面白さや自然の力強さを感じられる景色を楽しむことができます。
名称:石抱きアコウ
住所:〒787-0316 高知県土佐清水市松尾
3つ目はこれ!
絶対に外すことのできない場所「竜宮(りゅうぐう)神社」です。松尾漁港から3.6km、車で8分程度。臼碆(うすばえ)海岸の自然が生んだ断崖絶壁にある神社で、祈願すると豊漁と海上安全にご利益があるといわれています。
駐車場から鬱蒼と生い茂るウバメガシの樹林の中を歩いて行くと不意に木が途切れ、目の前に広がる、太平洋と荒々しい磯の絶景!遮るもののない海風と太陽光を全身に受けながら、祠と朱色の鳥居のあるところまでさらに歩いて行きます。コンクリートで道の舗装はされていますが、自然への畏怖を抱かずにはいられません。
今でも漁師の夫の無事と大漁を祈って参拝する地元女性の姿が見られるそうです。海の恵みに支えられる土佐清水市の人々の暮らしの一端も感じられる場所です。
名称:竜宮神社
住所:〒787-0316 高知県土佐清水市松尾
いかがでしたか?どのスポットも、日々の喧騒を忘れ、海の香りに包まれて心安らぐ時間を過ごすことができそうですね。自然の美しさやダイナミックさが感じられる土佐清水市に、ぜひ一度足を運んでみてください。
※この記事は、2023年4月4日時点の情報を掲載しております。
当センターは、高知へのUIターンに役立つ最新情報を発信しているほか、各市町村で活躍する移住者のみなさんの活動も応援しています。ご感想、ご質問は高知県移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。