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\イチオシ‼/地域のおもしろい!愉しい!を地元スタッフがブログ形式でご紹介!
みなさん、こんにちは!移住コンシェルジュの澤田です。
先日、高知県最南端のまち「土佐清水市」に、漁師が手掛ける超おしゃれな「分散型ホテル」が誕生したと聞きつけ、泊まりに行ってきました✨
漁師町に流れる、静かでゆったりとした時間に心がすっと軽くなり、お金では買えない暮らしがそこにはありました。「また来たいな」とリピートを誓った1泊2日の旅の様子をお届けします‼
1日1組限定・一棟貸し宿「satoyadoくぼつ」
その場所は、足摺半島の東岸に位置する窪津(くぼつ)地区。市街地から車で約10分の距離にあります。
窪津地区は、古くから定置網漁業が盛んで、黒潮が最初に接岸するため、1年を通して豊富な魚種が水揚げされています。
地元の
窪津共同大敷組合では、時には200キロを超えるカジキが獲れることも!
そんな200世帯350人が暮らす漁師町に、空き家を改修して作られた一棟貸し宿
「satoyadoくぼつ」が2024年11月にOPENしました。
宿を手掛けるのは、窪津共同大敷組合の林千博さん。地元・土佐清水市の魅力を県内外へ広めようと、地域の空き家をリノベーションした、素敵すぎる3軒の宿をご紹介します♪
「艏 omote 001」
「omote 001」:一番奥の高台にあり、静かでゆったり過ごせる/ テレワークやカップルにおすすめ
「艫 tomo 002」
「tomo 002」:住民も集える場所となるよう、一番広い間取り/読書やレコードを楽しむ寛ぎ空間も
「舫 moyai 003」
「moyai 003」:コンセプトは漁師の家。玄関には釣り具も/焼酎を置き、お酒も楽しめる空間を計画中
どのお家も昭和レトロな家具と温かみのある色使いが特徴で、シンプルで洗練された清潔感のある空間ですね✧°✧。*゚
Day1~ 地元グルメと温泉でリフレッシュ、夜空の星に癒された旅の初日~
私が宿泊したのは
「艏 omote 001」。船の前方・船首を意味するそう。
2階建ての一軒家で、お風呂、トイレ、洗面所も清潔感に溢れ、かわいいインテリアに「おしゃれ過ぎる―!」とテンションが上がります\(^o^)/
リビングの大きな窓からはたっぷりの日差しが差し込み、広がる空の景色にホッと一息。車の音などの人工的な騒音もなく、静寂な時間にすっかり癒されました。
昼食は、窪津大敷直送の新鮮な魚を味わえる
道の駅めじかの里「ミサキキッチン」へ。
おなか一杯になったら、足摺岬にあるリゾート施設
「TheMana Village」の日帰り温泉でリラックス♪
「satoyadoくぼつ」宿泊者は、なんと無料で利用できます(´∀`*)ウフフ
露天風呂からは太平洋を一望でき、明るい時間は海を見ながら、夜は満天の星空の下で贅沢なひと時を楽しめますよ~°˖✧°˖✧˖
夜は創業45年以上の地元居酒屋へ。コリコリとした歯ごたえの清水サバのお刺身や旨味たっぷりの漬けにぎり、マンボウの天ぷらが絶品で、あっという間に完食( ˘︶˘ )。〆には、風味豊かな宗田節ラーメンで大満足でした!
そしてこの日、私が一番感動したのは、夜空に輝く無数の星です‼
宿に戻ってふと空を見上げた瞬間、空いっぱいに広がる星とその輝きの強さに、思わず「わぁ!」と声が出てしまいました。写真ではその美しさを伝えきれないのが残念…。ぜひ、キラキラ✨と輝く星空を一度見に来てください(^^♪
Day2~漁師町の風景と大自然に心癒された最終日~
翌朝は、心待ちにしていた水揚げ見学へ!“大敷が帰りました”というマイク放送が漁師町に響き渡り、ワクワクしながら窪津漁港へ向かいました(´∀`*)♪ 漁から戻った船や漁師さんたちの姿、そして目の前に広がる大漁の魚たちに、思わずテンションが上がりっぱなしでした✨ 見学後は、漁港近くの直販所
「大漁屋」で、新鮮な朝獲れ魚をお得にゲット‼
モーニングはすぐ近くの
「喫茶スワン」へお出かけ。
おにぎりセットとチーズたっぷりの厚切りトーストが本当に美味しくて、幸せな気持ちになりました(*^。^*)♪
朝のエネルギーをしっかりチャージした後は、中四国唯一の海中展望塔のひとつである
「足摺海底館」へ♪太平洋の大パノラマを堪能し、7mの螺旋階段を降りると、そこには360℃の海中窓が広がる海中展望室が待っています✨魚たちが泳ぐ海の中にいるような感覚を味わえ、特別な体験を楽しむことができました!
帰り道には、潮風に揺れるスルメイカの「一日干し(ひいといぼし)」をお土産に購入♪
途中、「良心市」で新鮮な野菜や果物をお買い物しながら、太平洋沿いをのんびりドライブして帰路に着きました(*^_^*)
【宿泊情報】海が見える漁師町の一棟貸しの宿「satoyadoくぼつ」
宿のコンセプトは漁師町の日常

僕は37年間、地元の良さを毎日感じながら生活してきました。
毎朝10分、朝日を浴びながら通勤する時間、
冬は菜花、春には草木の匂いを感じる時、
街を歩けば自然と挨拶を交わし、
明るいうちに仕事を終えて子どもの行事にも参加できること、
夜は満天の星空が広がっている。
そんな日常が、僕にとって幸せなんです。
時間に追われない、静かでのどかな窪津での暮らしを、ぜひ感じてほしいですね。
今後は、窪津漁港の見学や釣り、魚捌き体験、水族館のバックヤードツアーなどをメニューに加え、もっと深く暮らしを体験してもらいたいと思っています。
昔は東京の修学旅行生を民泊で受け入れていたので、地元のおんちゃんやおばちゃんたちにアテンドを頼み、地域の人々との交流も大切にしたいと考えています。
これまで30名ほどに宿泊してもらいましたが、観光以外にも会社研修の宿泊先として利用していただいたこともあります。最近では、土佐清水市にIターンされたフレンチシェフによる出張ランチ会も開きました。
また、漁業のインターンシップで宿泊していた学生に、近所の人が鰹を捌いてお裾分けしてくれたりと交流も生まれていましたね。
将来的には、宿を10軒まで増やして、雇用を生み出せるまでに大きくしたいと思っています!
宿泊がきっかけとなり、大敷で働いてもらえたらベストですが、まずは遊びに来てもらって土佐清水市を好きになってくれたらうれしい。その先に移住があればいいと思っています。
窪津に滞在すれば、きっと“なんかいいな”と思ってもらえるはずです。
その“なんかいいな”は人それぞれだと思うので、ぜひ自分なりに感じ取ってほしいです。
当サイトでは、高知へのUIターンに役立つ最新情報を発信しているほか、各市町村の魅力情報もお伝えしてまいります。ご感想、ご質問は高知県移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。