移住者インタビュー
2022年4月に山梨県から四万十町へ移住し、四万十町の高級オーガニック卵「神果卵(しんからん)」を事業承継。新天地で新たな事業に挑む山内嘉文さんに取材してきました。
山内 嘉文さん
移住のきっかけ
もともと卵が好きで、全国各地のこだわって生産された卵を購入していました。様々な卵を食べているうちに味の違いに気がつき「いつか自分も卵を作ってみたい」という気持ちが強くなってきていました。ただ、ゼロから養鶏場を立ち上げるのは素人の私には難しいと考え、後継者を募集している養鶏場を検索したところ、ちょうど四万十町で後継者を募集している養鶏場があることを知り、迷わずに申し込みました。
四万十町といえば栗焼酎のダバダ火振りのことぐらいしか知識がありませんでしたが、初めて事業承継の候補者として四万十町を訪問した時に、自然の美しさと食のおいしさに感動し移住を決断しました。
移住前のお仕事
金融機関におけるビジネス/ITコンサルティングを専門とし、コンサルティングファームで数多くのプロジェクトをリードしてきました。その後、国内大手流通小売事業に転身し、傘下グループ企業(コンビニ、スーパー、各種専門店など)のDXを推進。その後、四万十町に移住し養鶏家となりました。
養鶏家になって大変だったことは?
とにかく初めてのことばかりで、全てのことを基本から学ぶ毎日でした。事業承継ではあったものの、元々ご夫婦で経営されていた養鶏場で、鶏の飼育を主にされていたご主人にご不幸があっての後継者募集でしたので、全てのノウハウを引き継げるわけではありませんでした。
わからないことを調べ手探りで実験を繰り返しているような毎日ですが、地域の方に飼育や草刈りをお手伝いしていただいたり、プライベートでも移住者の私を快く受け入れてくれたことが、何よりの助けになりました。
四万十町での生活
とにかくお米がおいしく、山川海と自然が豊かなところがいいですね。最初は地域になじめるか不安もありましたが、想像していたよりも地元の方がアットホームに受け入れてくれました。お酒好きも多く、お酒の場で仲良くなり交流や繋がりも広がりました。
子育てをする上でも素晴らしい環境です。都会と比べると児童の数は少ないですが、先生一人あたりの子供の数が少ないため、一人一人をきちんと見てくれます。また、自然が豊かな四万十町は、のびのびと育つには最適だと感じます。
四万十町のおすすめスポットを聞くと、「満州軒」のジャン麺とのこと。夢に出てくるほどおいしいらしいです。
▼「神果卵」詳細はこちら
https://shinkaran.jp/
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