移住者インタビュー
地域産品外商担当として、道の駅を拠点にギフト商品の企画・カタログ制作、ふるさと納税の商品企画や発送等に従事しています。
寺内 奈緒子さん
海、空、星……大月の日々は最高!
元々、出身の大阪でシステムエンジニアをしていたんですけど、ボランティアに対する興味からクラウドファンディングの運営を行う企業に転職して。地元で頑張る人たちを資金調達の面からサポートするうちに、自分も地域の現場に飛び込んでみたいと思ったんです。思い立ったらすぐ行動するタイプなので、今回の移住も周りには事後報告でした。
前職で高知の方とやりとりをする機会があって、皆さんとても感じが良いなと思っていたのですが、実際にその通りでした。気候は暖かいし、食べ物は美味しいし、大月の海の美しさも期待通りだし、何よりこの空の広さが最高で。今まで都会で見ていた空はすごく狭かったなと。夜も、星がすごく綺麗なんです。空港へのアクセスがちょっと遠いけれど、日々の生活で不便さは感じないですね。ネット通販のものはすぐ届くし、新鮮な食材にも困らないし。あ、でもびっくりしたのは、プロパンガスの高さ!おかげで、お風呂はあっという間にあがって、じっくり煮込む料理も作らなくなりました(笑)
協力隊を卒業したあとのことも考えています
普段は道の駅に出勤していて、農家や鮮魚店、加工食品の事業者さんたちと関わることが多いです。終日パソコンと向き合い、メールベースで仕事をしていた前職と違って、ここでは電話や対面でのやりとりが中心になりますし、何事にも人とのコミュニケーションをしっかりとる必要があるな、と感じています。でも、とても良くしてもらっています。
休日は家が大好きなもので、映画を観たり、寝たりして出不精です(笑) それと最近、副業としてホームページ制作の仕事を始めたので、その作業時間に当てています。徐々に仕事量を増やして、卒業後の生計を立てるのにつながればなと。ここでは選べる職が限られているので、若い人にとって仕事の選択肢が増えるきっかけを作りたい、と思っています。
よさこいで人脈が広がった!
今年からよさこいを始めました。去年の「大月まつり」で初めて観て惚れ込んじゃって、土佐清水のチームに入り、6~8月は練習漬けでした。踊りを覚えるのは大変でしたし、チームスポーツもやったことなかったんですけど、みんなで一つのことに向かって頑張る楽しさを実感できました。8月の本祭では、審査員特別賞もとれたんですよ。
子どもから50代まで80人ぐらいのチームで、人脈が広がって友達がたくさんできました。それとつい最近なんですけど、彼氏も自分からアプローチしてゲットしました。都会だと別に普通なのに、こっちでは30歳過ぎて独身だと皆に心配されていたので……(笑)
“ソト”の人が購入してくれるような特産品を生み出したい
プライベートの目標は、まだまだ回れていない四国を旅行することと、来年もよさこいを踊ることです。
地域おこし協力隊の活動としては、「大月といえばコレ!」と看板になるような特産品を生み出せればいいなと思っています。魚や肉、野菜といった素材はたくさんあるんですけど、お土産として手軽に持って帰れるような加工品ってあんまり少なくて。あとは、道の駅のネット通販を強化したいなと考えています。これから町の人口も次第に減っていくとなると、地域の方や実際に観光に来てくれた人だけに向けて売っていては、廃れてしまうはずなので……“ソト”からの購入を増やしたいですね。
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