移住者インタビュー
林業と聞くと、“男性の仕事”というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。でも最近では、林業にチャレンジする女性も少しずつ増えているんです! そこで、佐川町地域おこし協力隊として林業に取り組みながら、絵描きとしても活動中の宮﨑さんにインタビュー。自伐型林業の魅力、佐川町で協力隊として活動することのメリット、林業との兼業についてなど、さまざまな角度でお話を伺いました。
宮﨑 あかねさん
高知移住のきっかけと、佐川町で林業ミッションの協力隊を選んだ理由は?
出身は東京ですが、埼玉の山の中の高校に通っていました。当時から絵を描くことが好きで、本格的に制作を始めたのもこの頃です。将来は企業就職ではなく、絵描きをベースに兼業というライフスタイルをイメージしていて、なんとなく一次産業がいいなと考えていました。
そんなとき、知り合いから“自伐型林業”という選択肢を提案され、環境にやさしく持続可能な林業という点に興味を持ったんです。そして「自伐型林業をやるなら高知県の佐川町だよ」と聞き、それまで行ったことのなかった高知を初訪問。
佐川町役場で相談したところ、
・地域おこし協力隊の制度を活用すれば、一定の給与を得ながら活動ができること
・未経験でも安心して林業に取り組める環境が整っていること
・住宅支援など、移住者に手厚いサポート体制があること
・女性の受け入れ実績もあり安心感があったこと
・絵を描くことにも並行して取り組んでいけそうなこと
などが決め手となり、高知移住を決意。
高知に住んでいる友人から「高知いいよ~」と聞いていたことも安心材料になりましたね。引越しは、東京から軽トラで荷物を運びました(笑)
ほかにも自伐型林業ができる地域はあったのですが、沖縄の大学に通っていたこともあり、温かい地域がいいなと思ったことも、高知を選んだ理由のひとつです。佐川町での暮らしは、スーパーも近くにあるし、車さえあれば不便を感じることも全くなくちょうど良い規模感かなと思います。
具体的にはどんな活動をしている?
まずは施業に欠かせないチェーンソーの使い方をOBから教わり、資格を取ることがスタートでした。丸太を使って伐倒の練習をしながら、少しずつ慣れていきましたね。
協力隊としての主な業務は、ユンボを使った作業道づくり。作業道づくりは、自伐型林業で一番大切な作業でもあります。もともと車の運転はしていたのですが、勾配が急な山道の運転技術は、高知に来てから身に付きました。
協力隊の任期中は、必ず2人以上で作業することが決められています。今は協力隊員が私1人だけなので、OBと一緒に町有林を施業したり、OBが所有する山での施業に参加させてもらったり。いつどの山で施業するかは、役場が管理しているスプレッドシートを見て調整します。
現場で必要となる技術は、OBから教えてもらうことはもちろん、林業大学校での講習や資格取得も町の負担でできるので本当にありがたいです。山に行かない日には、役場で日誌やSNSの更新、チェーンソーのメンテナンスなどの作業をしています。
宮﨑さんが考える、自伐型林業の魅力とは?
「絵を描くこと」とはどのようにバランスを取っている?
将来のビジョンを教えてください
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