移住者インタビュー
東京生まれ東京育ち、「田舎=未知の領域」だったと語る塩次さんのインタビューをご覧ください。
塩次 裕飛さん
―高知に移住したきっかけと経緯
直感です。東京生まれ東京育ちで、親戚もみな東京近郊在住のため田舎を知らずに育ちました。ですので、私にとって「田舎=未知の領域」でした。高知出身の妻との結婚を機に、移住しました。
―実際、高知に移住してみて思うこと
今はインターネットもあるし、高知だからできないことは意外とないです。
私のイメージにあった田舎とはもっと原始的な感じだったので…。ただ、周りにあるものは限られてくるので、生活がよりシンプルになりました。
―移住を実行する際に苦労したこと、やってよかったと思うこと
最初は農業ではなく、サラリーマンとして就職して働いていました。ただ、自分の中に「高知に移住してまでする仕事なのか?」という疑問は常にありました。どうせ田舎にいるのなら東京ではできない仕事がしたいと思うのは移住者ならではなのかもしれません。
それから、農業をすると決めてから今までは決して楽な道のりではなかったですね。
農地を借りたいと農業委員会へとりあえず行ってみたのですが、すぐによいところは見つかりません。大概、元々水田で何年も耕作放棄地というところが多く畑をするには厳しい条件ばかりでした。ようやく地域の方々とも打ち解けてくると色んな情報が入ってくるもので、○○さんとこの畑は空いてるとかうちのこの畑も使ってほしいとか、公には出ないけどご近所だからこそ入ってくる情報があったんです。
―これからについて
小さい子供もいるので、様々な自然体験を一緒にしながら生活したいですね。
東京はお金のかかる遊び場ばかりですが、ここだと自然のなかでいくらでも遊べます。その記憶があって生きていくか、ないまま生きていくかは大きな違いだと思います。
―移住検討者へのメッセージ
一般的に田舎はのんびりしていて、自然があって、素朴な楽しさがあって…、というようなメリットだけが浮き彫りになっているイメージがあります。しかし実際、住みながらそこで資金も調達していくのであれば厳しい現状も知ることで、より現実的に移住計画が進むのではないかと思います。
また移住後は仲間を作ることは重要だと思います。知らない土地での仲間の情報はとても役に立ちますし、孤独感もなくなります。
―塩次さんのお仕事
2008年から、ご夫婦でVegeLifeFARMを設立。代々の農家ではなく知識・経験・資金もゼロからの新規就農で、研修なども受けず、すべて独学ながらも現在は無農薬・無化学肥料で西洋野菜中心に年間約100種類以上を生産されています。
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