移住者インタビュー

サーフィンを愛する、炭焼き職人!

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サーフィンを楽しみながら炭焼き職人として暮らす木村さん。趣味と仕事の両立を目指す方、必読です!

木村 洋介さん

  • 出身地:大阪府
  • 現住所:室戸市
  • 移住年:2015年
  • 職業:炭焼き職人

Q.高知に移住したきっかけや経緯を教えてください。

趣味のサーフィンをするために大阪から生見海岸へよく遊びに来ていたので、高知県は身近な地域の一つでした。もともと自然が好きだったので、いつか自然に係わる仕事がしたいと思っていて、中でも、林業に興味があったので、サーフィンが楽しめて林業が盛んな地域として高知県への移住を考え始めました。

他県も検討はしていましたが、高知の県民性や地域性から移住に対する門戸が広そうなイメージがあったこともあり、最終的に高知県への移住を決めました。

Q.「室戸市」を選んだ決め手は何でしたか?

移住を検討し始めた頃、大阪・梅田で開催されていた「高知暮らしフェア」へ参加し、そこで、木こりだけではない林業の働き方として炭焼きの仕事を知りました。自分の窯を持って働く一人親方として働けることや室戸市に研修制度があることなど、同じ林業でもチームで働く林業現場より自分の性に合っている気がしました。

炭焼きの仕事に興味を持ってからは、高知県内の地域下見を始め、「林業」「炭焼き」「サーフィン」というキーワードから、室戸市をはじめ土佐清水市や佐川町を見に行きました。滞在中は、お試し滞在施設を利用したり、キャンプをしながら1か月位かけて見てまわりました。

最終的に室戸市に決めたのは、炭焼きの師匠である森本生長さんに出会ったことが一番大きかったです。 師匠の林業に対する想いや私利私欲で動かないお人柄に魅かれ、室戸市で暮らすこと、そして炭焼き職人を目指すことを決めました。

Q.お仕事の一日の流れはどんな感じですか?

基本的に、一人親方の仕事なので自由です。自分の場合は、8:00~9:00頃から仕事をスタートさせて、17:00~18:00頃には終わるようなスケジュールで仕事をしています。日によって業務が変わってきますが、土佐備長炭の原料となる木材の伐採から火入れ、出荷までを約1か月のサイクルでまわしています。
週休2日と言ったように決まった休みのない仕事ではありますが、時間調整をし易いので、炭の出来具合を見ながら、波が良い日は仕事の前後や合間でサーフィンを楽しみつつ、出荷までのスケジュールを調整しています。

Q.独立するまでにどのような準備をされましたか?

炭焼き職人になるための研修を3年行いました。室戸市が用意している研修期間は2年間ですが、すぐに入れなかったこともあり、最初の1年間はアルバイトとして師匠の下で修業した後、正式に2年間の製炭業研修に入りました。

本来独立するためには、炭焼きをする土地を確保し、窯の準備や材料の木材をどのように確保するか、販路をどうするかなど、一から準備をする必要があります。ですが、そこを師匠に助けてもらったので、非常にスムーズに独立することができました。師匠がいなければ、まだ独立出来ていなかったですね。独自の販路は持っていませんが、将来は直販できるようになりたいと思っています!

Q.移住前後で暮らしに変化はありましたか?

よりサーフィンを楽しめるようになりました!仕事前に波に乗ることもありますし、仕事の合間や終わった後に楽しむこともあります。あとは、あまり人と話さなくなったかも(笑)。 仕事柄、木材の伐採から出荷まで全て一人で行うため気兼ねなくて良い反面、人と話す機会はぐっと減りましたね。 とはいえ、商品にしない炭をご近所さんにおすそ分けしたら、代わりに新鮮な野菜をいただいたり、物々交換などの交流をするようになりました。

Q.移住後に苦労したことはありますか?

特に大変だと感じたことなどはありませんが、“ちゃがまる(=だめになる)”とか“ぼっちり(=ちょうどいい)”など、初めの頃は土佐弁がわかりませんでした。
あと、酒豪な方が多く返杯・献杯の酒文化には驚きました!お酒は好きなのですが、過去に痛風になったことがあり、その再発が怖いのでお酒の量はほどほどに調整するようにしています(笑)。
公共交通の終わりが早いので、正直飲みに行きづらいのもありますかね。

Q.移住を検討されている方にメッセージをお願いします。

地域によって環境が異なるので、どんな田舎暮らしがしたいのかしっかり考えて移住されることをおススメします。室戸市は室戸をオモシロくしてくれる人を募集中ですよ!

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