移住者インタビュー

四万十川でダッキーカヌーの川遊び体験を提供！子どもたちも伸び伸び育っています

掲載日：2023.06.02
気になる

関西から家族4人で移住した谷さん。小さな子ども連れのファミリーにも、安全・安心に楽しめる四万十川の川遊び体験を提供しています。

谷　哲也さん
　　千鶴さん

出身地：大阪府
現住所：四万十市
移住年：2020年
職業：ダッキーカヌーガイド

川を求めて二度目の移住

哲也さん：移住のきっかけは、川のそばで暮らしたいと思ったこと。ふたりとも出身は大阪で、10年前、最初に移住した先は和歌山県の古座川でした。当時、四万十川も移住先の候補にしていましたが、その時は親元から近いという理由で古座川を選びました。

千鶴さん：古座川でダッキーカヌー（※）のアクティビティガイドを始め、お客様に川遊びやラフティングなどを楽しんでいただく仕事をしていました。私たちもとても楽しかったんですが、10年も経つと高速道路が伸びたからか、都会から来るお客様の数や川の様子がかなり変わってきたました。もう一度移住するなら子どもが小さいうちがいいかな、と下の子の入園時期に合わせて四万十市の山間部にある西土佐地区に移住を決めました。

哲也さん：私が5歳から10歳まで高知市に住んでいた縁や、15年ほど前に西土佐地区の『カヌー館』で夏のカヌーガイドのアルバイトをしていたこともあり、移住先の土地勘はありました。家は移住支援住宅を4軒くらい案内していただいて、今のところに決めました。家の契約や一番大変だったダッキーカヌーのベース探しも『NPO法人　四万十市への移住を支援する会』が大家さんとのやりとりや段取りで間に入ってくれたのが有難かったです。

※ダッキーカヌー…カヌー型ゴムボート。カヌーの操作性とラフティングの安定感を持ち、子どもや女性、カヌーが不安な方でも楽しめる。

四万十市の中でも山間部は意外と便利！

哲也さん：西土佐地区にいざ暮らしてみると、私たちにとってほど良い田舎でちょうどよかったです。スーパーと郵便局が近くにあるので日常生活には十分ですし、大きな買い物をする所や病院はとなりの愛媛県宇和島市にあります。魚も手に入りやすいしミカンも美味しい！子どもの救急も、宇和島市の病院が対応してくれました。ちゃんとした病院があると子連れには本当に安心です。

千鶴さん：子どもの通う保育所でも知り合いができました。Iターンの方も思っていた以上に多いです。同年代の子どもが近所に何人かいますし、保育所で竹馬や一輪車の乗り方まで教えてくれて、子どものためにも来てよかったです。

哲也さん：家族で移住すると、私個人の人とのつながり、妻の女性同士のつながり、保育所でのつながりなど人間関係が早く広がります。地方はやっぱり人と人とのつながりが大事です。

子連れで楽しめるダッキーで四万十川の自然を楽しんでほしい

哲也さん：四万十川でも、古座川と同じようにダッキカヌーのガイドを始めました。四万十川は大きくて、やっぱり良いですね。ダッキーはラフティングのような安定性がありながら、カヌーみたいに一人で漕げる、というイイトコ取り！
でも、ダッキーを専門的にやっている会社ってあまりありません。それは、ダッキーは通常のカヌーよりも安定していて操作性もいいのですが、メンテナンスが難しいからかもしれません。空気を入れて膨らませるのですが、暑い日にパンパンに膨らませておくと爆発してしまう。カヌーより準備や運搬も大変ですし、丁寧に扱わないといけない。そういう管理する側の大変さはありますが、お客さんにとっては安全です。ダッキーに乗ったお客さんはみなさん口を揃えて「ダッキー良いね！」って言ってくれます。

千鶴さん：コロナ禍が落ち着いてきてお客様も徐々に増えてきました。関東からのお客様が多いですが、意外と高知市から来られる方もいます。ご家族で川遊びを楽しんでいただいています。

哲也さん：オリジナルTシャツや手拭い、ステッカーなどのグッズもあっちこっちに置かせていただいて、そこそこ売れています。ここで暮らし続けるためにまずは仕事、と思っていますし、今のお家もとても良いので、西土佐にしっかりと基盤を作っていきたいな、と思っています。

※ 谷さんご夫妻のダッキーカヌー専門アクティビティはこちら
『四万十川ダッキーカヌーの川坊主』

自然豊かな四万十川沿いの中山間地域『西土佐』が意外と便利な理由

四万十市西土佐地区は、人口約2,500の高齢化・過疎化の進む中山間地域にあります。

西土佐地区の中心地である江川崎には、全国の道の駅の中からサービス部門1位に選ばれたこともある道の駅『よって西土佐』があります。季節の野菜や鮎など特産品、お土産はもちろん、地元民が日常的に買い求めるお弁当も。併設されているケーキ屋『山間屋ストローベイル』はお手頃価格で美味しいと評判が高いです。

近くには郵便局とガソリンスタンドがあり、スーパーや飲食店も複数あるため普段の生活で困ることはほとんどありません。病院や大きな買い物の際には車で30分もあれば愛媛県宇和島市へ行くことができます。車が必須の地域ではありますが、JR四国予土線の江川崎駅から下りは宇和島市方面、上りは高知市方面（途中で土讃線へ乗り換えが必要）へとつながっているので時間に余裕をもてば電車移動も可能です。

ぜひ、西土佐にお越しください！

※この記事は、2023年3月2日時点の情報を掲載しております。

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