【須崎市】今年オープンした「お試し住宅」で暮らし体験をしてみませんか？

掲載日：2024.09.11
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移住後の暮らしをお試し滞在で実感してみましょう。今回は須崎市にあるお試し滞在施設「すさきお試し住宅」をご紹介します。

「すさきお試し住宅」の室内や設備を見てきました。

移住をご検討中の方に、ぜひおすすめしたいのが「お試し滞在」。観光目的の宿泊とは違い、移住を見据えながら興味のある市町村に滞在して、生活者目線でリアルな暮らしを体験することは大変有意義と言えるでしょう。　
例えば、何度も高知県を旅行で訪れている方でも、旅行者目線と生活者として感じる事とは、大きく異なるかもしれません。お試し滞在は移住におけるミスマッチを防ぐ第1歩にもつながります。
高知県内には多くの市町村に短期から長期まで宿泊滞在が可能で、移住後のリアルな暮らしを体験できる「お試し住宅」があります。

2024年4月に予約受付を開始した、高知県のほぼ中央部、須崎市にある「すさきお試し住宅」にお邪魔してきました。

須崎市多ノ郷地区の閑静な住宅街の一角に「すさきお試し住宅」があります。

JR須崎駅から約4キロの位置にあり、暮らしの面でも市役所、量販店、飲食店などが軒を並べるエリアから車で約5分と大変便利な立地です。

3DKの2階建て住宅。長く教員住宅として利用されていましたが、改修を経て移住体験施設としてこの度生まれ変わりました。1泊から最長31泊まで利用可能。須崎市への移住を検討されている方がご利用いただけます。（転勤などによる転入予定や、旅行などの目的にはご利用いただけません）

定員は5名まで。生活に必要な家電、調理器具、寝具も一式そろっておりすぐに暮らし体験がスタートできます。

今回は、須崎市の移住支援団体「暮らすさき」事務局長　大崎緑さんに案内をしていただきました。

玄関を入って左側には6畳のダイニングと6畳の和室があります。調理台流し台も十分な広さ。冷蔵庫も余裕たっぷりの大型でたくさんの食材が保存できます。もちろん調理器具やお皿まで必要かつ十分に備え付けられています。
「須崎市は海、山、川の自然環境や食材に恵まれていますよ」と大崎さん。
「ここから車で5分ほどのＪＡの直販所では新鮮な地元野菜が人気です。また、須崎といえば魚。市内にある個々の鮮魚店はもちろんですが、この直販所でも新鮮な海産物が売られています」とのこと。さらに意外なお魚ショッピングスポットも教えてくれました。
「ここからやはり車で5分程のところにある大型ドラッグストアの鮮魚店、朝どれの魚の販売はもちろん、刺身盛り合わせなどの持ち帰り料理も人気なんですよ。私もよく注文します」
ドラッグストアでも魚が人気とは、魚の街須崎市ならではのお話ですね。滞在中は海産物をはじめとした須崎自慢の食材で、料理に腕をふるってみてはいかがでしょうか。

さて、さらに住宅の中を見てみましょう。台所と反対側にはお風呂や洗濯機も備え付けられた洗面所。また広いお風呂は1日の疲れを癒せそうです。
2階に上がると和室6畳が二間。ここには5名分の寝具が用意されています。南向きベランダ付きの窓からは緑豊かな景色が。北側にもある窓も全開にすれば、さわやかな風が室内を通り抜けます。
もちろん住宅内にはWi-Fiも用意されていますから、眺めも良く風通しの良い２階でテレワークなどもはかどりそうです。ここを拠点に楽しく、じっくり生活体験をしたり、生活圏となる近隣の市町村まで足を伸ばしてみるのも良いのではないでしょうか。

広々とした住宅です

キッチンには調理用具食器も揃っています

風通しよく明るい２階

庭でバーベキューもできそう

お試し滞在中、どんなことをチェックする？

滞在中はどんな点に注目しながら過ごすのが良いのでしょうか。大崎さんに聞いてみました。
「まずは基本的な暮らしチェック。お買い物事情については車が必要か徒歩で行けるかを確認してみてください。医療機関も気になる方も多いと思いますが、須崎市には比較的大きな病院が２つ、個人病院も多くあります。教育事情や地域事情も知りたい方は、学校見学をご案内したり、地域にある公民館を通じて地元住民の話を聞く機会をマッチングすることも可能です」

これまで大崎さんは多数の移住希望者の相談を受けてきました。思い描いた暮らしを実現しつつ、須崎に根付いている方にはこんな特徴があるといいます。
「須崎の良さは人の力だと思います。自分のやりたいことや、暮らしのビジョンがしっかりイメージできている方は、自然と地域の方が応援してくれますね。暮らすさきでも注力していることは人同士を繋げること。繋げた後も、移住者ご自身で積極的に人と関わり、様々な話を聞かれる方は定着率が高いように思います」
思わず地域の方も協力したくなるような、人を巻き込む力があれば移住でかなえたい夢も実現できそうです。

そして願わくば、すさきお試し住宅にはできるだけ長く滞在してほしいと大崎さんは言います。
「１泊２泊だとそれは観光宿泊と同じになってしまうと思うのです。できるだけ長く滞在してほしいですね。今夜の御飯何にしよう？とか明日は何をしよう？といった日常の暮らしを実感して、ここには今までと違う暮らしがあると考えていただくきっかけとしてほしいですね」

日常と同じように過ごすことでよりイメージが高まる移住後の暮らし。ぜひあなたも移住体験住宅を利用して幸せな移住をかなえてくださいね。