移住者インタビュー
室戸世界ジオパークセンターで、イベントの企画・広報をしています。
長田 圭司さん
和太鼓講師から地域おこし協力隊へ
前職は「和太鼓講師」でした。元々教職を目指していたのですが、採用が決まらなくて……サークル活動で始めた和太鼓を活かせる仕事はないかと見つけたのが、和太鼓をツールにした教育事業を行う会社だったんです。今も室戸のチームに所属して、休日はイベントなどで演奏しています。
地域おこし協力隊のことは、大学生の頃にSNSの投稿で知り、興味を持っていました。前職は、趣味を仕事にできてとてもやりがいがあったのですが、若手が自分一人だったこともあってとにかく忙しくて。転職を考え始めた頃、協力隊の募集ページを見たら室戸の「ジオパーク(※)」というワードがひっかかり、旅行で訪れたのが移住のきっかけです。
※「ジオ(地球・大地)」と「パーク(公園)」を掛け合わせた言葉。美しい自然景観や科学的価値を持つ地質遺産を用いて、地球の成り立ちを学びながら楽しく過ごせる自然公園のこと。
室戸市に移住して笑顔が増えた
実際に来てみると、山も星も綺麗で、特に果てしなく広がる太平洋の景色が素晴らしいなと。職場の「室戸世界ジオパークセンター」の2階でボーっと海を眺めながら、お昼を食べる度に癒されています。正確には、ストレスが溜まる前に癒されているような。陽が落ちたら人がいなくなるような、自然に逆らわない、地球につながってるような感じがすごく好きです。都会と違ってせかせかしない文化や風習にも、「来て良かった」とつくづく思わされて。大阪の友人や前職で一緒だった方みんなに「笑顔が全然違うな」と言われますね(笑)
家はボロくて“オバケ屋敷“なんて言われますが、中は綺麗で住み心地も良いし、スーパーも車で5分くらいだし食事は基本、自炊です。魚はもちろん、ここは美味しいものがたくさんありますし。ただ最近はお酒もやめて、鶏むね肉なんかのダイエットメニューです。……あ、しいて言えば本格的なトレーニングルームが近場にないのが困っています。転職活動中にアルバイトをしたジムで筋トレにはまって、トレーニングベンチは買っちゃいましたけど。
それから24歳で移住したからか、「嫁さん紹介しちゃる」というお話はかなりあります(笑)正直、着任した頃は「とにかく早く彼女作らなきゃヤバい!」という変な焦りがありました。大阪にいた頃は、周りもほとんど独身なので全く気にしていなかったのに、こちら来てみると同世代の女性はほとんど結婚して、子どももいたりして。室戸ではもう、出会えないのでは!? とか思ったりしましたが、今はもう落ち着いたというか……まぁ引き続き募集中ということで、アンテナは張っておこう、ぐらいになりました。
協力隊の任期後もここにいたい
協力隊の活動としては、ジオパークセンターで行うイベントを企画・告知したり、地域へ取材に行って広報記事を書いたりしていますが、主体的にのびのびやれている感覚があります。休みの日も充実させたいなと、地域の行事にも積極的に参加するようにしていて。そもそも若い人がいないこともあってか、盆踊りに出るだけでもすごく喜んでもらえるので、「何か所も回ったろか!」なんて。
大抵の悩みは自分の中で消化してしまいますが、地域の方に相談させてもらえるのでとても助かってます。一番の悩みどころはやっぱり、この土地に残るためにどんな仕事ができるだろう?とか、教職を活かすのもいいけど任地は室戸に限らないし……とか、卒業後の働き方です。協力隊の任期はあっという間なので、どんどん人に頼っていこうと思います。
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