移住者インタビュー
移住するには「行こう!」という思い切りが必要と語る石川さんご夫妻のインタビューです。
石川 公英さん
左由利さん
―高知に移住したきっかけと経緯
たまたま「大方へ来いや」というHPを見たのがきっかけです。当時は大阪の工場で勤務していて体調もあまり良くなかったので田舎に移住したいと考えるようになりました。
高知以外にも候補地があったけどどうせ住むなら暖かい所でのんびりと暮らしたいという思いがあり3度高知県黒潮町を訪れ、移住先にと決めました。
高知での住まいは当時黒潮町のHPに掲載されていた家を借りることができたので良かったです。仕事はなかなか見つからず、シルバー人材センターでの仕事や、車で40分程かけて窪川まで通勤していました。半年後、黒潮町の商工会でタイミングよく求人があり、事務局長として勤務することになりました。
―実際に高知に移住して思う事
本当に野菜、魚等食べ物が美味しいことに感動しました。
あとは田舎の時間は本当にゆったりと過ぎていきますね。ただ、よくイメージされている「のんびりとした暮らし」と違って、やる事が沢山あって忙しいですね。昔は専業主婦だった妻も今では一緒に店に立って働いています。
そんな忙しい中でも家族と過ごす時間が増えて、いろんな会話ができていますよ。
気持ち的にも常に急かされていた大阪では、考えられないです。
子供たちにとっても山川海があり遊ぶことに困らないし、美味しい食べ物を食べて成長していけるので、すごくいい環境だなと思います。
―実行する際に苦労したこと、やってみてよかったこと
「よし、行こう!」と思い切って高知に来ましたが、思い切りだけで来たわけではありません。大阪の家を引き払って、「もう戻ってこない。」という覚悟がありました。5年くらいは収入がなくても生活していける準備はしていたし、その心と資金面でのしっかりとした準備があって良かったなと思います。
―開業するきっかけと経緯
私達の所へ遊びに来ていた息子が「黒潮町で子育てをしたい」と、移住を検討するようになったんです。
息子たちが移住して来るにあたってやはり、「仕事」についての不安がありました。そこで「安心して子育てができる仕事を作ってしまおう!」と家族で決心し開業することにしたんです。商工会での仕事を通して知り合った沢山の先輩経営者の方にアドバイスをもらったりしながら準備期間は約半年間。その間に本格的なお菓子つくりの経験はなかったんですけど、考えるだけじゃ結果は出ない!と家族みんなで開業に向けて頑張りました。
今では息子二人とその家族が大阪から移住してきて、店を手伝ってくれているパートさんも愛媛から移住してきた人といつの間にか移住者だらけで楽しくやっています。
―これからについて どんなふうに暮らしていきたいか
まだまだ元気に働きたいですね。
今後は高知の特産品を使ったドーナツをもっと増やせるよう試行錯誤中です!
孫も近くにいてくれて、家族みんなで楽しくお店の経営をしているので、今の暮らしに本当に満足しています。周囲の人たちへの感謝の気持ちを忘れずにこのまま家族一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいですね。
―移住検討者へのメッセージ
移住するには「行こう!」という思い切りが必要だと思います。
でも思いだけでは生活ができません。しっかりとした準備と覚悟が必要です。「のんびり田舎で暮らしたい」と考えてくる人は多いけど、実際田舎での暮らしの方が仕事や地域の付き合いで忙しく過ごしていることもあります。
ただその忙しさが苦ではなく本当に人と人のつながりで自分は生活させてもらっているんだなと日々実感しています。田舎で一番大切なことは「人づきあい」ですからね。移住するなら「覚悟」と「準備」を忘れずに!あとは何でもやってみること。移住した後は「なんとかなる。」ではなく、「なんとかする。」という気持ちが大事だと思います。
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