移住者インタビュー
Uターンをきっかけに起業した前田さん。移住するまでの流れから移住後の人脈作りなどをお伺いしました。
前田 晃貴さん
―高知に移住したきっかけと経緯
横浜での生活を送っている中で、この場所でこのままの生活を続けていけるかなぁと思うようになり、少しずつ高知へ帰りたいという気持ちが強くなっていました。
そんな時に、たまたま帰省中に地元で開催された同窓会に誘ってもらい参加することになったのですが、高校卒業後すぐに横浜へ出て、高知を離れた時間が長い分、漠然とした不安がありました。
でも再会した友人達はみんな昔のままで、温かく迎え入れてくれました。
それが大きなきっかけとなり、高知へ帰ることを決めました。
―実際高知に移住して思うこと(移住前の生活と比べての感想)
横浜に居る時にはバタバタとした生活を送っていましたが、高知ならではの、のんびりとした時間が流れていると思います。
でも、雇われて働いていた時と違い、自分で考え、動いていかなければならないので自営業の大変さを改めて感じています。
―移住をした後に苦労したこと
開業までには、帰ると決めてから横浜で約1年、越知町に帰って来て約5ヶ月の準備期間があり、家族の協力もあったのでスムーズに準備することができました。
でも、自分の知らなかった昔ながらの土佐弁に慣れるまでが新鮮で大変だったり、周りの人のアドバイスを聞きすぎ自分のイメージとの違いを感じて不安になることもありました。
―移住を実行する際にやってみてよかったこと
お店をやると決めてから、それに必要な備品類を横浜や東京で揃えたことです。
焼き菓子を並べる棚や、クッキーを入れる瓶などは、お店全体の雰囲気を左右する一つの要素になるので、自分なりのこだわりを持って揃えました。高知に比べ、物が溢れている都心だからこそ、本当に気に入った物を手にすることができました。お客さんと、その棚や瓶のことで会話が広がることが嬉しいです。
あと、越知町商工会青年部に入会したことで最初の人脈を作ることができました。
そのお陰で、近所に試作品のお菓子を配り味についてのアドバイスをもらったり、開業前から口コミでお店を知ってもらうことができました。
―これからについて(どういう風に暮らしていきたいか希望等)
お店を細く長く続けていきたいです。流行を追いかけるようなお店ではなく、その地域らしさを感じられるお店が理想です。
若い方だけでなく、近所のお年寄りや、お小遣いを持った小学生でも気軽に立ち寄ることができる、地域の人に愛されるお店になれるよう、これからも小さくコツコツと頑張っていきたいと思います。
―移住検討者へのメッセージ
同業者はライバルというだけではなく、良き相談相手にもなってくれます。
移住した先では、自分らしさを強く持ちつつ、人の意見を聞き入れる柔軟性も必要です。
そのバランスを保つことがとても大切だと思います。
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