移住者インタビュー

思いをつなぐ「Uターン×継業」

  • 掲載日:2019.06.13
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武井 安代さん

  • 出身地:高知県
  • 現住所:高知市
  • 移住年:2018年
  • 職業:美容室経営

60年もの間、高知市中心部で地元顧客に愛され続ける老舗美容室があります。今回は、その経営を受け継ぐこととなった武井さんを訪ね、長年離れていた高知の暮らしと継業について伺いました。

Q1.高知にUターンしたきっかけと経緯を教えて下さい。

ヘアメイクの仕事に興味を持ち、美容学校に通うため上京してから約30年、ずっと東京で美容師の仕事をしてきました。渋谷で店舗を構え、独立を果たしてから10年を迎えようとする時、ふと将来のことを考え始めたんです。歳を重ねると体力的にも厳しくなるこの仕事がいつまで続けられるのか、お客さまも増え続けるという保証は無い中、お金のことも含め東京でこのまま暮らしていけるのか・・・。色々想像してみると、将来的な暮らしをイメージできたのは地元高知でした。

そんな中、久しぶりに帰省して同窓会に出席したところ、高知に暮らす友人たちが充実した様子でそれぞれにすごく楽しそうだったんですよね。私自身もその場の居心地がすごく良くて、やっぱり高知は気取らず“素”の自分でいられる場所だなと感じたこともUターンを決めた理由のひとつでした。ただ地元とはいえ長らく離れていましたので、正直「本当にここで暮らせるのか?」という不安もありました。そのため実際に何度か高知に足を運び、まち歩きをして地域の下見を重ねたうえでUターンを決意しました。

その後、自身が経営していた美容室はたたみ、実家に戻って仕事探しを始めたのですが、これまで東京でお世話になったお客さまの施術をするため月1度は上京する必要がありましたので、休暇の取りやすさなどその条件に合う美容室を探して就職しました。

Q2.Uターン後、すぐに美容室を開業することは考えませんでしたか?

30年のキャリアがあるといっても場所が変わればひとりの美容師ですし、大事なのはそのお客さまが満足するかどうかだと思います。東京と高知ではニーズも違うでしょうし、リスクも大きいのですぐに開業という考えには至りませんでしたね。ただ最初の就職先は客層など少し自分には合わないと感じていましたので、繋がりのある美容師さんや知人には今後のことを相談していました。

「例えばもうすぐ廃業するお店があって、そこを引き継がせてもらえるとか・・・そんな話ないですよね?」そんなことを口にしていたところ、美容組合の理事をされている方から今回の継業の話を持ちかけていただきました。資金面の不安もありましたが金融公庫に相談することでクリアになり、継業への一歩を踏み出しました。

受け継ぐこととなった「その美容室」は特殊なパーマ施術をメインとした美容室だったため、その技術も学びながら、オーナーである園子先生のもとで働かせていただくことからスタートしました。常連さんの中には今でも園子先生が施術する方もいて、「野ばら美容室」になってからも時々二人揃ってお店に立つこともあるんですよ。

Q3.長い都会暮らしを経てのUターン。改めて『高知暮らし』はどうですか?

やっぱり人が魅力ですね!人懐っこい人が多くて、都会のギスギスした感じがない。東京で暮らしていた頃は、電車の中を見渡せば朝から疲れた顔ばかりでした。今は職場まで自転車で通える距離ですので通勤もストレスフリーです。日焼け防止対策は必須ですが・・・。仕事では近所のカフェや飲食店にショップカードを置いてもらうなど、とにかく「野ばら美容室」を知ってもらうための活動にも注力していますが、高知はこういった協力もお願いしやすい環境だなと思います。

Q4.移住検討者へのメッセージをお願いします。

私は日頃から“言霊”というワードを大切にしていて、何でも人に話してみるように心がけています。特に高知の人はおせっかいなくらい世話好きですので、思いを伝えることで誰かが協力してくれるはずです。高知に来たら人を頼ってみることをためらわずにいて欲しいと思います。「こんなこと言ったら図々しいかも?」と思うくらいのレベルでもOKだと思います。(笑)

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