移住者インタビュー
「今の生業はこれまでの仕事すべてを集約したよう」と語る西奥さんご夫妻です。
西奥 起一さん
栄利子さん
―高知に移住したきっかけと経緯
京都生まれの大阪育ちです。妻は京都生まれの滋賀県育ち。京都の美術大学で6年間講師をしていましたが、変化を求め、夫婦共に国からの研修制度を利用してメキシコに3年間滞在をしました。帰国時に妻とどこに拠点を置くかを考えた時、関西ではなく、どこかの田舎で暮らしたいと思いました。そこでメキシコで知り合いになった茨城県の友達を訪ねたのをきっかけに茨城県で3年間過ごしました。茨城県では、動物好きが高じ、養鶏場に勤め始めましたが、鶏を(卵を生産する)機械のように扱う工場のような環境にショックを受けました。それがきっかけで自分で鶏を飼い始めました。そして最終的に、自営業でなにかをしようと考えていましたので、妻はデザイン関係のお仕事やwebの学校に通いはじめ、私は飲食のお仕事を経験しました。その後、水戸で現代美術のギャラリーカフェを開こうと準備をし始めましたが、参考のために高知市内でカフェを営む友人のお店を覗いておこうと、旅行で高知に来ました。その友人にカフェと一緒に養鶏もしたいことを初めて滞在最終日に話したら、「高知にちょうど良い場所がある」と言われ、すぐに香北に連れて行ってもらいました。初めて見た時から香北がとても気に入ったので、ここで養鶏をしながらそのたまごを使ったお料理を提供するカフェを開こうと決め、すぐに移住を決意しました。もともと高知は良く関西からも遊びにきていて、馴染みのある場所だったのです。
―実際、高知に移住してみて思うこと
自分達にとても合っていると感じます。近所の人がみんな関わってきてくれて、大切に育ててもらったようなものです。最初は心配をされ、毎日野菜などなにかをお裾分けしてくれました。人によっては何にもない場所と思う方もいるでしょうが、私たちにとっては逆に何でもある場所。とても満足をしています。
―移住を実行する際に苦労したこと、やってよかったと思うこと
これまで、一見繋がりのないような仕事を色々とやってきましたが、今の生業はこれまでの全てを集約したもののように感じています。
―これからについて
今の生活にとても満足をしているのですが、毎日新しい事を考えながら過ごすようにしています。状況に合わせて、次にシフトしていけるようなスタンスでいたいと思います。
―移住検討者へのメッセージ
移住をする際、思い切りの良さも大事ですが、適度な準備も大切。タイミングもありますが、ある程度の経験や生きる力が必要だと思います。仕事も少ないですし、田舎で住む場所を見つけるのも大変です。でも自立できる人にとってはこれほど住みやすいところはないと思います。
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