豊かな自然と温かな地域の方に見守られ、
親子でのびのび成長
掲載日:2025.01.20
Profile
2022年 Iターン
仁淀川アウトドアセンター
竹村さん
Takemura
神奈川県→仁淀川町
高知の良さをアピールできる仕事で日々充実
現在「仁淀川アウトドアセンター」で、カヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)のインストラクターと予約の管理や受付を担当しています。
アウトドアの楽しさを知ってもらいたいというのはもちろんですが、県外や海外から来るお客さまに仁淀のきれいな川を体験してもらいたいという思いがあります。
高知に引っ越してから、高知の良さ、豊かな自然をアピールできる仕事をしたいとずっと思っていたんです。
仕事で「あなたがガイドで良かった」「もう1回来たい」と言ってもらえることが一番です。念願が叶って、毎日楽しく仕事に取り組めています。
保育園のすぐ下の川で、夏は毎日、川遊び
神奈川県に住んでいた頃、もっとのびのびとした環境で子育てをしたいと家族で話し合って、夫の故郷である仁淀川町にの移り住むことを決めました。
この町は、保育料の無償化など教育に関する補助が手厚いのも嬉しいですね。なにより水質日本一の川の近くで暮らせることが魅力。
生活圏のほぼ中心を流れる川が、こんなに透明度が高いのは、とても珍しくて観光客の方もかなり驚かれます。
実は、ここに引っ越す前も夏になると高知に来て、川で素潜りしたり、家族3人でSUPに乗ったりしていたんです。
保育園児の息子も、最初は怖がっていましたが、何度も来ているうちにSUPも1人で乗れるようになって。子どもの方から「川に行こう!」「SUPしよう!」って言うように。かなりアクティブに育ってくれています。
地域のみんなが親戚のように
田舎暮らしは、買い物などで遠出する時は車がないと不便だなと思うこともありますが、人と人のつながりはすごく近いと感じます。
高知へ来たばかりの時は「何しゆうが?」って土佐弁で聞かれると、怒られているのかなと驚きましたが、もちろん、そんなつもりはなくて。
私を気遣ってよく声をかけてくれていただけでした。以前働いていた場所には、元気なご婦人がたくさんいて、私に分かりやすいように翻訳してくれたり、
仕事以外でも親切にしてくれたり、毎日笑いながら働いていましたね。1年経って土佐弁も、だいぶ聞き取れるようになりました。
そんな風に、地域のみんなが親戚のように迎え入れてくれるので、生活がしやすくなりました。
なので、もし、今暮らしている場所で孤独を感じたり、悩んでいたりする方がいれば、一度仁淀川町に遊びに来てほしいです。
この町には、どこからきた人でも、“おかえり”と言ってくれるような温かさがありますよ。
特技を生かしてサッカークラブを創設
仁淀川町に住むようになって変わったのは自分自身ですね。夫からも「アクティブになって、すごく地域に馴染んでいる」と言われています。
以前は、専業主婦だったので、主に家族のことしか考えていなかったのですが、ここに来てから、人のため、地域のために何かをしたいという思いが強くなりました。
もともと、夫も私も10代からサッカーをしていて、かなりの強豪校に属していたんです。
それで地域の子どもたちにサッカーを広げようと、仁淀川町在住のサッカー経験のある友人を誘って、私たち夫婦と3人で幼児・小学生対象のサッカークラブを創設しました。
来年度は、となり町の子どもたちと合同のチームを結成することや、中学校にもサッカー部創設の話がでているんですよ。
竹村さんが働く仁淀川は、過去10年で8回も水質日本一になった川。
その美しいコバルトブルーの輝きは「仁淀ブルー」と呼ばれ、近年観光名所になっています。
そんな場所へのIターンのきっかけは、子育て環境を変えること。
しかし、自分自身の変化が大きかったという竹村さん。アウトドアだけでなく特技を生かして地域貢献をするなど、好きなことを仕事や行動につなげて、ご夫婦共々のびのびと暮らしを楽しんでいました。
都会から地方へ引っ越しすることは人生の大きな決断の一つ。であれば、好きなことを生かせる環境を選んだ方が良い。そうすることで、自分の可能性もどんどん広がっていくことを教えていただきました。
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