「素材」に、生命を吹き込む仕事

仕事・事業についてインタビューしました!

お話を伺った方:総務部人事課 吉岡隆さん/安全・TPM推進室 安全・TPM推進課 上田篤史さん

素材の原石を、付加価値の高い製品に進化させる

創業は1919年。土佐電化工業として誕生しました。
高知県は古くから日本有数の石灰石の産地であると同時に、水力発電も盛んであり、これらを活かして、カーバイド製造をはじめました。ここで培った電気炉操業の技術が、フェロシリコンや特殊アロイなどの製造につながっていくことになりました。その後、様々なユーザーのニーズにこたえていく中で、現在は4つの事業を展開しております。

まず、自動車や工作機械などの鋳鉄(ちゅうてつ)・製鉄製品に使われる、添加剤の製造販売を行っている「特殊アロイ事業」。次に、高炉メーカーなどで使用される原料を海外から輸入販売する「商事事業」。リン鉱石を原料とするリン酸カルシウムや石灰石を原料とする軽質炭酸カルシウム、カーバイドや生石灰といった素材製品を製造している「化成品事業」。そして、太陽光発電パネル原料や携帯電話やデジタルカメラに使われる半導体の原料などを取り扱う「エネルギー事業」。共通しているのは、石灰石やフェロシリコンといった原料を、付加価値の高い製品に進化させ、お客様の要望に応える製品を提供していることです。それはまさに、「素材に生命を吹き込む仕事」。

創業以来培われてきた経験をもとに、常にたゆみない技術の研鑚を重ねていることで、お客様からの厚い信頼を得ています。

東洋電化工業の製造した素材は、日々の暮らしに欠かせないところに使用されています。
例えば、車のエンジン部品やブレーキ。そして、自転車のタイヤやスニーカーの靴底。さらには、乳牛や配合飼料など、周りを見渡すと、ここにも、あそこにも…。手掛けた製品が暮らしに直接かかわる製品だからこそ、東洋電化工業の仕事は暮らしを支えている仕事だと言えます。

創業のきっかけとなった「石灰石」

暮らしを支える東洋電化工業の技術

例えば、東洋電化工業の核事業である「特殊アロイ」。アロイとは、合金鉄のことで鉄と金属を結合させたもの。私たちの身の回りには、「鋳鉄」から作られた製品が多くあります。自動車のエンジンや重要保安部品、工作機械まで、鋳鉄はあらゆる形に姿を変え、活躍しています。この「鋳鉄」の「強度を増す」「伸びを与える」などの機能をより向上させるために欠かせない添加剤が、東洋電化工業のメイン事業である「特殊アロイ事業」の製品です。

特殊アロイ事業部門では、営業担当者と技術開発担当者がお客様企業を訪問して最終形態や要望を聞き取り、それに応じた加工素材を製造する提案型の営業を中心に行っています。ひとつひとつのオーダーメイド製品に、付加価値を付けた提案ができる技術開発力が東洋電化工業の強み。顧客が求める機能のさらなる追求と、それにこたえる技術を磨く挑戦を続けています。

製造現場で働く社員(左)、特殊アロイ事業の製造ライン(右)

需要がある限り供給責任を果たす

創業時から製造しているカーバイドの、当初の主な販売先は化学工場でした。
時代と共にカーバイドの需要は変遷していき、現在は、ガスメーカーが主な販売先です。また、カーバイドを燃料とするアセチレンランプは、今でも漁業で使われており、全国に出荷しています。「年配の方には『東洋電化工業はカーバイドの会社だ』という強いイメージを持っていただいている。創業時からの大切な商材であり、これからも供給責任を果たしていきます。」と人事課の吉岡さん。その姿勢が、顧客の安心と信頼にもつながっています。

全社の安全管理を担当する安全・TPM推進室の上田さんによると、「カーバイド製造の溶解炉は2000℃以上になります。社員が安全に安心して働けるよう機械化を進め、今もその進化・改革を行っています。」安全管理体制がしっかり構築されているからこそ、事業が長年継続されているのです。

求めるのは、変化を恐れない人、コミュニケーションが取れる人

「社員同士の団結力が強く、仕事での団結力はもちろん、オフでの団結力・仲の良さが自慢です。そのため、様々な部活やサークル活動がおこなわれており、また慰安旅行などのイベントも度々企画され全社員が分け隔てなく交流を深めています。」と吉岡さん。採用は人物重視で行っており、本人が自覚していない部分も含めて、入社後のポテンシャル(成長性)を高く評価しています。

また、「原則、社員は総合職として採用するので当初はどの部署に配属されたとしてもジョブローテーションがあり、色んな業務に携わる可能性があります。」上田さんは、特殊アロイ課、カーバイド課での製造現場業務を経て、全社工場の安全を管理する安全・TPM推進室に異動しました。「二つの製造現場での経験を活かして、より安全な工場にするために全身全霊で取り組んでいます。」ジョブローテーションは、社員一人一人の特性もみて判断し、実施しますが、異動を通して業務の視野が広がるという声が多いようです。

文系理系問わず、様々なバックグラウンドを持った意欲的な人材を求めています。未来へ繋ぐ東洋電化工業を一緒に作り上げていきましょう。

吉岡さん(左)、上田さん(右)

企業の魅力PRポイント

PRポイント1

鉱石から始まる総合素材メーカー

PRポイント2

個性を大事にする人物重視の選考

求める人物像
《変化を恐れない人》
過去から現在に至るまで、東洋電化工業は、社会の変化とともに歩んできました。これからもグローバルな変化に的確・迅速に対応しながら、お客様のニーズに答える力を必要としています。
《コミュニケーションが取れる方》
仕事を進めるうえで、他者の話を聴き、自らの意見を分かりやすく説明し意思疎通を図りながら、問題を解決することができる方を求めます。

企業情報

企業名
東洋電化工業株式会社
業種
製造業
住所
高知市萩町2-2-25
設立年月日
1919年4月
代表
入交 建太
資本金
3億円
従業員数
男性217名 女性29名
採用担当(連絡先)
088-834-4805(人事課 :吉岡)

採用関連情報

新卒初任給
192,400円(大卒)(通勤手当 別途支給)
モデル年収
400万円/30歳 大卒(通勤手当 別途支給)
自己啓発支援
業務に関する資格について取得費用全額会社負担
研修制度
新入社員研修、管理職研修、社内集合教育、職種別教育訓練
有給消化日数
16.4日
平均年齢
42.7歳
新卒・中途就業状況
採用者数:新卒17人/中途16人
採用者数のうち離職者数:新卒3人/中途1人

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