胸、轟く仕事
仕事・事業についてインタビューしました!
お話を伺った方:取締役 総務部長 兼 秘書室長 宮﨑功司さん/ 総務部 事務主任 山中千春さん
戦争、震災からの復興
轟組が誕生したのは、1946年のこと。太平洋戦争が終戦してから半年が経った頃です。高知一中(現:追手前高校)の学友であった3名が、荒廃した国土の復興に向けて立ち上がり轟組がスタートしました。そんな折、南海大地震が発生し、高知県は再び甚大な被害を受けました。轟組は、戦争そして震災からの復興に向けて、会社を挙げて取り組むこととなります。人手も資金も足りない時代。そんな厳しい環境の中で復興・復旧に向けて一心不乱に取り組み、建築・土木・港湾という3つの柱で事業を形づくっていきました。
この3つの柱は、現在も変わらず引き継がれている轟組の根幹です。社会インフラを守る公共工事等の施工管理、公共施設や商業施設から一般住宅にいたるまでの建築工事、防災の観点からも重要な港湾事業。時代は変われど、必要とされ続ける総合建設業が、轟組なのです。
技術力が評価され、全国へ展開
高知で創業した轟組が全国へ展開するきっかけとなったのが、トンネル掘削事業。それまでもダム工事などを受注し、県外で施工してきた経験のあった同社でしたが、大きく飛躍をしたのはトンネル工事でした。
当時、全国的にもまだ珍しかった「ナトム工法」の手法を大手ゼネコンから学び、継承しました。そこに轟組の技術力が加わり、高知県内で実績を積む中、県外から発注があります。
1971年に兵庫県福知山で行われた、トンネル施工工事です。
福知山でのトンネル施工をきっかけに、口コミで全国に轟組の技術力が知られるようになり、次々に依頼が舞い込む状況となりました。以来、現在まで全国でトンネルのみならず土木・建築・港湾の各分野で施工・管理を行なっています。
轟組が施工したトンネルが全国に。
建設は「人」
轟組は県外でも施工を行うため、プロジェクトに応じて全国各地に営業所を設けています。そういった場所に配属になった場合には、長期で県外に滞在することも。ですが、県外であってもチーム内を飛び交うのは、やはり土佐弁。所長をはじめ、社員同士でコミュニケーションを密に取りながら、相談し合いながら仕事を進めていくので、チームには自ずと強い結束力が生まれます。同社の強みは、いわばチーム力。ただ任された現場を仕上げるのではなく、「いいものを仕上げる」という共通の目的を持って取り組んでいると言います。意見を言い合いながら、同じ方向に向かって進むことができるチームワークの良さ、風通しの良さが仕事の質を高めていると言えます。
また、今後オートメーション技術などが発展し、人間が行う作業が減少・軽減されることが予想されます。しかし最後に必要なのは、やはり人の目。人の目によって適切な判断が下され、質の高い施工が可能になると、轟組では考えます。そのため、轟組では現場でのOJTのほか、外部で行われる講習会に参加するなど新しい技術を積極的に取り入れるなどして、次なる人材を育てています。
安全で、品質の高い施工を目指して現場を指揮します。
地域貢献も大切な使命
轟組が、各現場で大切にしているのが地域との関わりです。建築や土木などの現場では、近隣に民間の住宅があることも多く、地域の方とのコミュニケーションは非常に大切。周辺の草刈りを率先して行ったり、花壇の整備やゴミ拾いを行うなどの美化活動を行ったりと創意工夫を重ねています。「工事をするだけ」ではなく、「地域に溶け込み、地域の方に喜んでもらってこそ、より良い仕事になる」という思いで取り組んでいます。
また、来たる南海トラフ地震に備えて沿岸に建設された、津波避難タワーの建築工事にも轟組が携わりました。今後も、インフラ整備を担う地元企業として、これまで培ってきた土木・建築・港湾の技術やノウハウを地域のために役立てていくことが重要です。
しっかり働き、しっかり休める環境づくりを
轟組では、社員の健康管理に力を入れている他、育児や介護に関わる休暇制度も法定日数よりも多く設けていて、仕事と子育て、仕事と介護を両立しやすい環境づくりに取り組んでいます。「県外の営業所配属の際には事前に本人に相談することはもちろん、1年に6回の帰省支援制度などを設けて、社員の負担軽減に取り組んでいます。」と宮﨑さん。
安全管理については、安全管理室や安全管理委員会を立ち上げて取り組んでいます。社長も安全に対する意識が高く、全国の営業所を回る「経営者パトロール」を頻繁に行っています。そのため、県外に居ても社長と顔を合わすことがよくあるのだそう。
また、同社の社員は施工管理として現場を指揮する立場にあるため、プロジェクトとその納期によっては多忙を極めることも。反面、事前に調整さえすれば休みを取りやすい環境でもあります。「プロジェクトとプロジェクトの間を利用して、振替や休みなどを組み合わせ2ヶ月半休んだ人もいましたね。十分にリフレッシュできたそうです。」と山中さん。しっかり働いて、しっかり休む。そんな環境が轟組にはあります。
左:山中さん 右:宮﨑さん
未来をクリエイトする高知発ゼネコン
豊かな発想と、確かな技術力
・何事にも前向きでやる気のある方
企業情報
- 企業名
- 株式会社轟組
- 業種
- 建設・設計・設備工事
- 住所
- 高知市萩町1丁目5番13号
- 設立年月日
- 1946年1月
- 代表
- 吉村 文次
- 資本金
- 1億円
- 従業員数
- 男性112名 女性25名
- 採用担当(連絡先)
- 088-834-1011(採用担当:宮﨑功司)
採用関連情報
- 新卒初任給
- 196,500円(大卒) ※現場手当含む
- モデル年収
- ・520万円/36歳/大卒 諸手当込み(配偶者・子2名扶養)
- 自己啓発支援
- 会社が認めた資格について合格後に取得費用の補填
- 研修制度
- 新入社員合同研修、工事技術者研修会、その他特定作業技能講習
- 有給消化日数
- 7.5日
- 平均年齢
- 41.9歳
- 新卒・中途就業状況
-
採用者数:新卒14人/中途13人
採用者数のうち離職者数:新卒1人/中途1人