生姜の栽培から製造・販売まで一貫

6次産業の推進についてインタビューしました!

お話を伺った方:営業部営業課 主任 藤岡裕也さん / 製造部生産管理課 係長 浜口星さん / 生産部 谷山友岳さん

生姜の卸売から、栽培、育種に事業を拡大

戦後まもなくの1947年、坂田信夫商店は、現在も本社を置く香美市で、近郊の農家から生姜を買い付けて市場へ販売する卸売業を中心に事業を開始しました。やがて、高まる生姜需要に対して出荷できる量が少ないことが課題になります。この不足を補うために、自ら生姜の栽培に取り組むようになりました。しかし、食糧事情の悪い中、必需品ではない香辛料としての生姜の栽培に関する情報は十分ではなく、周辺の農家から技術を学びながら試行錯誤の連続でした。ようやく生産できる体制を整えた矢先、苗の生育不良や病気などに悩まされることになります。そこで着目したのが、苗の品質です。それからは生育状態が良く病気のない苗だけを選別し、種生姜として保存、育種することに多くの時間と労力をかけました。こうして、良い種を育てる技術を少しずつ磨いていった当社では、品質の良い生姜の栽培が可能となりました。

「黄金(こがね)しょうが」との出会い

生姜の栽培を行う中で、偶然発見されたのが「黄金(こがね)しょうが」です。濃い黄色をしていて、辛み、香りともに強いこの生姜。「長時間きれいな黄金色を保つことができる」「繊維が少ない」「清涼感のあるさわやかな香り」が特徴です。この貴重な品種を発見以降、根の先端にある活発に細胞分裂が行われる「成長点」を採取し、大切に増やしてきました。

当社では現在、高知県内を中心に、大分県にも社員が栽培に携わる直営農場を持ち、契約農家さんも含めて年間5000tを栽培しています。

こうして生産された黄金しょうがは、青果品として全国の量販店などで販売されるほか、当社工場で加工して商品化しています。「県外のお客様に、『坂田信夫商店=黄金しょうが=品質のよい生姜』と言っていただけるのは嬉しいですね。」と藤岡さん。生産量全国トップを誇る高知県の生姜の中でも、特に当社の生姜が全国で認知され、選ばれているのです。

「黄金(こがね)しょうが」は坂田信夫商店が発見した品種

切磋琢磨して目指す、良い生姜づくり

生姜はもともと、デリケートで農作物の中でも管理が難しいと言われています。「黄金しょうがは特に水やりの調節が難しい。やり過ぎても少なすぎてもいけない。水分量に最も気を使います。」と谷山さん。

黄金しょうがの栽培に携わる社員は100名程度。圃場ごとに4、5名のチームを組んで植え付けから収穫までの全てを行います。圃場ごとの経費から収穫量までをそのチームの責任で管理するので、チームリーダーはいわば一つの生姜畑の経営者。自分のチームの生姜の生育状況や経費、採れた生姜の品質などに常に目を配っています。変化する気候や生育環境に合わせて最新の技術や新しい手法も試しながら、他のチームと競い合い、切磋琢磨して栽培するのです。「早くチームのリーダーになってみたい。」と言う谷山さんも、先輩から技術を学びとることに必死なのだとか。

こうして育てた黄金しょうがを、安心・安全な食品として消費者に届けるために、当社ではISO9001や、グローバルGAPなどの品質管理に関する認証を取得しています。

黄金しょうがの栽培に携わる社員は、圃場ごとにチームを組んで植え付けから収穫までの全てを行う

生姜の栽培から、加工、販売まで一社完結の生産体制

第一次産業である農業から、第二次産業の製造業、第三次産業である小売業まで一つの事業体で総合的に行う取り組みを「6次産業化」といいます。坂田信夫商店では、前述のように1社完結の生産体制を敷いており、6次産業化によって付加価値の高い商品を生み出しています。

「自社製品だけで100種類を超えるラインナップがあります。これにOEM商品を加えると数え切れないほどあり、用途に合わせて様々な商品を提案しています。」と浜口さん。オリジナルの商品は、黄金しょうがを贅沢に使ったポン酢やシロップなど。生姜の生産から行う当社だからこそ、風味を存分に引き出した商品の開発もできているのです。現在は、その他に生姜の成分による機能性食品の開発も進めており、時代とともに変化するニーズにマッチした商品づくりに努めています。

また、これらの商品を使ったアレンジレシピをホームページやメディアを通して積極的に紹介するなど、生姜をよりカジュアルに食卓に取り入れてもらえるきっかけ作りにも力を入れています。

坂田信夫商店は第6次産業化を推進しており、生姜の魅力を最大限に引きだした商品を世に送り出している

社員は家族

坂田信夫商店は「社員は家族」であり、「社員の家族もまた当社の家族」であると考え、社員のみならずその周りの人も幸せにしようという経営方針を持っています。経営者のその思いは社員にも浸透しています。暑い時期の畑仕事や、繁忙期の工場など、仕事自体にはハードな部分もありますが、そんな時でも、社員同士が家族のように互いを気遣い、思いやっているからこそ、共に乗り越えることができているのです。

また、当社には畑での農作業から青果のパック詰め、工場での加工に関わる仕事、商品開発、レシピ開発、経理や総務等の事務、社内システム関連や通販に関わるIT技術職、量販店向けの営業、メーカー向けの営業など様々な職種があります。入社後、本人の個性や適性、志向によって部署間を異動することも珍しくありません。「当社には、一人ひとりに輝ける部署が必ずあります。そんなところも、長く勤める社員が多い理由かもしれません。」と藤岡さん。

坂田信夫商店では、人も、生姜も大切に育てられているのです。

左:藤岡さん、中央:谷山さん、右:浜口さん

企業の魅力PRポイント

PRポイント1

安心・安全な高知県産生姜(黄金生姜)を全国へ発信

PRポイント2

坂田独自の絶対品質の提供

求める人物像
・自ら考えて積極的に行動できる方
・失敗を恐れずチャレンジできる方

企業情報

企業名
株式会社坂田信夫商店
業種
製造業
住所
香美市土佐山田町宝町4-91-4
設立年月日
1988年4月
代表
水田 晶容
資本金
1,000万円
従業員数
男性218名 女性132名
採用担当(連絡先)
0887-52-5282

採用関連情報

新卒初任給
180,000円(大卒)
モデル年収
①350万円/35歳(勤続11年)諸手当込
②420万円/45歳(勤続13年)諸手当込
自己啓発支援
入社後、業務に必要とする資格補助(50%~)
研修制度
入社後研修(期間は経験・スキルによる)
有給消化日数
6.8日
平均年齢
41.9歳
新卒・中途就業状況
採用者数:新卒12人/中途14人
採用者数のうち離職者数:新卒1人/中途2人