新しいことに貪欲にチャレンジ!農業の「働き方改革」推進中!

仕事・事業についてインタビューしました!

お話を伺った方:岡崎亮さん

産直販売のスタイルを確立し、お客様に愛される農園に

おおぐし農園は、小さな果樹農家から始まりました。まだ地域に根付いていなかった文旦の栽培をいち早く始めたのが先代だったそうです。1981年に現代表である大串謙二社長が農家を継ぎ、1996年に有限会社おおぐし農園を設立。家業から企業へと転換し、規模を拡大してきました。

現在は、高知県幡多地区を中心に約45ヘクタールの園地に、土佐文旦、夏小夏、夏文旦など柑橘類を生産しています。日本有数の大量栽培が可能な生産者へと成長し、売上は4億円を突破。お客様に支持され愛される農園となっています。

最大の特徴は、お客様に直接販売を行っていること。1986年、台風の被害で農協に出荷できなかったB品(キズもの)を軽トラックの荷台に乗せ、毎日近隣の町へ売りに出かけたことがきっかけでした。文旦の味の良さが口コミで広まり、次第にお客様から直接注文を受けるように。

大串社長も直接お客様の声が聞けることに魅力と手ごたえを感じ、産直販売でやっていこうと決意し、翌年には農協出荷を脱会。その後「自分が作った物を自分が売る」販売スタイルを確立していきます。当時は農家が消費者へ直接販売することは一般的でなく、まさに先駆け的な存在でした。

会社設立より24年経った今も、初心を忘れることなくお客様から「美味しかったよ」と喜んでいただける果物を生産し、宅配を中心に産直販売を行っています。

高知西南中核工業団地(宿毛市)にある倉庫。収穫時期は混雑する。

お客様との距離が近く、励ましのメッセージを頂くことも

産直販売になる前は、早期に出荷しないと高値にならないため、一番美味しい時期になる前のみかんを売らざるを得ないことがあり、ジレンマを感じていました。

産直販売が確立できた今、ベストなタイミングで収穫しお客様に届けられるようになりました。岡崎さんも「お客様に支持されていなければ、現在のように宅配でお届けすることはできません。いつもお客様には本当に感謝しています。」と笑顔で語ってくれます。

おおぐし農園では、購入してくださったお客様とどんなふうに繋がっていくのか、農園のファンになってもらえるかを、いつも考えています。その方法のひとつが、農園からの情報発信です。おおぐし農園の今を伝えることで、お客様も農園の仲間であるような気持ちを持ってもらえればと、年2回、商品カタログを発送する際に、「おおぐし農園NEWS」を同封しています。

最近ではInstagramなどのSNSを活用し、社員の紹介や、農作業などを発信しています。新入社員の成長ぶりなども載せているためか、お客様から「あの子は頑張っているの?」なんて聞かれることも。お客様との距離が近い分、励ましや応援の言葉は社員のモチベーションにもなります。

おおぐし農園の本社社屋

ひとりひとりが意識的に行動し、会社を良くする

農業のスタイルは様々ですが、規模が大きくなると「農業経営」が必要です。おおぐし農園は、サービスの価値と経営の効率を重視し、一般企業で働くのと変わらない組織運営をしています。「ここでは効率的に、利益を生み出せるよう、ひとりひとりが意識して行動することに主眼を置いています。」と岡崎さん。自分の行動に責任を持ち、会社を良くするために「おおぐしチーム」が一丸となって目標に向け取組んでいます。

おおぐし農園で重視しているのが、「自ら考え自ら行動する」こと。自立型社員の育成を目指し、年間の作業計画や人員配置、研修内容などもすべて社員が主導しています。また、「自分の上司は自分で決める」というユニークな取組みも。

毎年秋にはすべての部門で責任者を決める総選挙を実施しています。新人も社長も平等に一票を投じ、自分たちが納得した上で上司を選ぶ。いざ選んだら、その上司を信頼し全力で支えていきます。

若手社員からの意見も大切にしており、その例の一つがSNSの活用です。新規のお客様や、若い世代のお客様に向け、おおぐし農園をもっと広く知ってもらうため日々知恵を絞りながら、情報を発信しています

社員が名前を書き、自分の仕事を管理している

採用の強化とワークライフバランスの充実

岡崎さんは岡山出身で高知に来て8年目。「妻の実家がある高知で子育てをしようと移住しました。地場事業で将来性がある企業を探していたところ、おおぐし農園と出会いました。」現在は、企業との商談や採用関連、人材開発、柑橘類の剪定作業などを担当しています。「業務内容が多岐に渡り、いろいろな仕事を任せてもらえることで自己成長も感じ、面白いです。中小企業で働く醍醐味を感じています。」

地域社会に還元できる企業を目指すおおぐし農園には、「宿毛に雇用を創る」という想いがあります。ここ数年で新卒採用を本格化。中途採用では農業未経験者やIターン移住者も受け入れており、今では様々な価値観を持つ社員が在籍しています。

そして、ワークライフバランスの充実にも配慮しています。基本的には残業はなく、定時退社が原則。収穫期などの繁忙期はシフト制の場合もありますが、家庭の事情には気を配っています。「もちろん、気候や果実の状況に左右されることもありますが、仕事とプライベートの両方が充実できるような働き方を推進しています。」休暇取得のために、どう計画的に作業を進めるかを自ら考えてもらうことも、社員の成長には欠かせないそう。

今後は、有給休暇などの単日の休みではなく「1カ月のバカンスを取れるようになりたいと話しています。」まだ実現はしていませんが、時代を見据えて常に改善を続けています。

岡崎さん

組織や会社を成長させ、次の担い手を募る

中途採用は農業未経験者も大歓迎。企業に勤めていた経験を活かせるフィールドがあります。今後、おおぐし農園を発展させていくために、法人営業経験者やマネジメント経験者、会社経営に関心のある方を求めています。また、研究開発職の設置も検討しています。「農業は職人による伝承も多いのが特徴。企業として継続的に事業展開していくため、研究機関のような部門を設けていきたいと考えています。」と岡崎さん。

おおぐし農園は、新しいことに貪欲にチャレンジしていく社風があります。従来の考え方に固執することなく、生産性が高まることであれば柔軟に変革していきます。高知でいち早く文旦を栽培した先代や、産直販売に切り替えることを決めた社長に通じるその姿勢は、おおぐし農園の礎としてこれからも引き継がれていくことでしょう。

ぜひこの高知の地で、みかんづくりに取組んでみませんか?

会社の様子はInstagramで公開中です。「インスタ@おおぐし」で検索してみて下さい。

企業の魅力PRポイント

PRポイント1

農業未経験者大歓迎!

PRポイント2

産直販売でお客様との距離が近い

求める人物像
組織・会社を成長させ、次の担い手となる!という意欲のある方

企業情報

企業名
有限会社おおぐし農園
業種
農林水産業
住所
宿毛市平田町戸内字扇3661-52
設立年月日
1996年8月
代表
大串 謙二
資本金
300万円
従業員数
男性15名 女性11名
採用担当(連絡先)
0120-505-631(岡﨑)

採用関連情報

新卒初任給
184,000円(大卒)
モデル年収
350万/25歳(高卒・中途採用5年目)
資格取得支援制度利用でフォークリフト・大型自動車運転免許取得(配偶者と子男1人扶養)
自己啓発支援
業務に関する資格として、会社が認めた取得費用の全額補助。(フォークリフト・大型自動車免許取得 等)
研修制度
3年以上の勤続年数のスタッフ又は新人を対象に、外部による社員教育の勉強会に参加。
有給消化日数
6.1日
平均年齢
38.4歳
新卒・中途就業状況
採用者数:新卒2人/中途3人
採用者数のうち離職者数:新卒1人/中途0人

有限会社おおぐし農園の求人