山のビジネスと地域を元気にする

仕事・事業についてインタビューしました!

お話を伺った方:専務取締役 大原 悠延さん

総合木材産業として、仁淀川町から国内外へ

すぐ横を「水質が良好な河川」に6年連続で日本一に選ばれた仁淀川が流れ、人と自然が共に生きるこの場所で、1953年に池川木材工業は誕生しました。創業当初は下駄の生産から始まり、現在は家庭用品や建築建材などの大型製材の製造・販売をしています。

なんと、国産ヒノキを使用した「すのこ」は全国シェアNo.1。キッチン用品をはじめ、万能台や収納グッズなど、高知県近隣で育った良質なヒノキ製品は国内外で人気を博しています。今や全国ほとんどのホームセンターに池木(イケモク)製品が並んでいます。

同社の最大の特徴は、林産(山から木材を伐採・搬出する)から製材・加工までを一貫して自社で行っていること。木材の産地が明確で、豊富な材料を使用し量産加工ができることは、同業メーカーの中でも珍しく、「伐採から最終製品までの一貫生産が良質な商品を提供できる秘密です。」と専務取締役の大原さん。

現在は国内に4工場、ベトナムに1工場があり、2009年には韓国へも進出。高知の地域産材を使用し、山に還元し使い切ることを基本に、グローバルに対応できる企業を目指しています。

国内シェアの高い「すのこ」製品の製造工程

木を無駄なく使い切る

木材は捨てるところがなくフル活用できる資源。その資源を無駄なく使い切ることは、経営の最重要点と位置付けています。木の製材・加工を行うと、木くずやバーク(樹皮)が出ます。これらは焼却するだけでしたが、2006年には「バイオマス・プラント」を設置し、木材を乾燥させるエネルギーとして再利用できるようになりました。 当時は「木の皮はもともと濡れていて、しっかり燃えないといわれていたが、その常識を覆すことができた。」と大原さん。その残った木灰も土壌改良への肥料として、農家の方などに活用されています。

その他にも、加工の工程で出るモルダーチップ(機械かんな屑)やオガ屑を使用した木質ペレット燃料の製造や、水蒸気蒸留で抽出したヒノキオイルの製造、さらにはヒノキオイル製造の過程で出る蒸留水に精油を加えたルームミストなども製造・販売を行っています。

池川木材工業は、木を無駄なく使いきる仕組みづくりから独自に展開できる、日本でも数少ない企業です。

バーク(樹皮)を燃やすバイオマスボイラー

夢の素材「CLT」への取り組み

いまCLT(Cross Laminated Timber/クロス・ラミネイティド・ティンバー:直行集成板)という新しい木材が、建築業界を変える新素材として注目されています。RC(鉄筋コンクリート)造などと比べ、短い建築期間で施工でき、断熱性と省エネルギー効果、優れた耐震性があり、中層・大規模建築物にも使用できるとされています。CLTの製造、利用をすることで森林資源を有効活用でき、木材を適度に伐採して使用し、循環させていくサイクルを促進できます。

2016年に第4工場を建設し、CLTの元となるひき板の生産を開始しました。現在は、県内の公共施設はもちろん、多種多様な全国の建造物に活用されており、今後もさらに拡大していくと予測されています。

大原さん(左)、第四工場で生産されているCLTの元となるひき板(右)

自然と共に生活すること

進学のため高知県を離れ、戻ってくるまで十数年を県外や海外で過ごした大原さんは、自然と共に生きられることに感謝している、と言います。「朝日を浴びて、自然の空気を吸うという人間らしい基本的な生活を送れることは幸せですね。」

この自然を守るためには山林の管理を行う必要がありますが、とくに重要なのが間伐という作業。間伐はある程度成長して込み合ってきた樹木を間引く作業で、植林してから約25~30年経った頃に行いますが、コストや担い手不足の問題により、放置される森林が多くあります。植林~間伐~伐採のサイクルを守る、大原さんにとってこの仕事は、後世に高知の自然を残すための社会的意義のあること。「山を守り、山の資源をいただいて、山に還元していく。未来へ繋いでいく大切な仕事だと思っています。」

池川木材工業では、「中山間地域の自然と雇用を守り、社会に貢献すること」を基本指針としています。この仁淀川町で、今ある資源を計画的かつ効率的に利用し、実業面から次世代に向け、総合木材企業として取り組んでいかなければならないと考えています。

イケモクの社員の皆さん

仲間と共に山のビジネスと地域を元気にする

製造業、そして木材業界は男性ばかりのイメージがありますが、実は女性もたくさん活躍しています。特に製造工程の選別作業は、女性ならではの目に頼るところも多くあります。

社外活動も活発で、ユニークな社内イベントも充実。なかでも15名ほどの若手社員で開催する「夏合宿」には力を入れています。その企画・運営や調整はメンバーで行い、自主性とコミュニケーションを円滑に進めるための訓練も担っています。また、一緒に働くメンバーの家族もイケモクの仲間、従業員の家族を含めた懇親会も行われます。

UIターンしてきた社員も多く「高知県外で過ごした経験のある人は、新たな視点で物事を見ることができると感じています。社会経験のある方でしたらなおさらです。」と大原さん。仁淀川町には、県外からだけでなく、高知市内からも引っ越してくる社員もおり、それぞれが自然と共に生活することの幸せを感じています。

「高知の豊かな大自然に囲まれながら、温かみと創意工夫あふれる木を活かしたモノづくりをしてみませんか。」

企業の魅力PRポイント

PRポイント1

高知の木を使い切る!

PRポイント2

自然と共生できる

求める人物像
・仕事の効率や自分の仕事について考えて行動できる方
・何事にもチャレンジしていく積極性を持った方
・自己管理の出来る方(健康管理や生活面など)
・明るく前向きな方
・健康な方

企業情報

企業名
池川木材工業有限会社
業種
製造業
住所
吾川郡仁淀川町土居甲775-1
設立年月日
1978年4月
代表
大原 栄博
資本金
5,000万円
従業員数
男性54名 女性16名
採用担当(連絡先)
0889-34-2015(人材担当:大原)

採用関連情報

新卒初任給
138,240円〜159,840円(現場職)
180,000円〜250,000円(営業職)
モデル年収
<現場職>
・200万円/30歳 中卒 勤続年数3年
・300万円/45歳 中卒 勤続年数27年、諸手当(資格手当、現場手当)
・380万円/59歳 勤続年数24年(配偶者と子2人扶養)
<営業職>
・430万円/60歳  勤続年数20年(配偶者と子2人扶養)
自己啓発支援
フォークリフト、業務に資するとして会社が認めた資格について取得費用の全額補償
研修制度
新入社員導入研修、管理職研修 等
有給消化日数
8.4日
平均年齢
50.4歳
新卒・中途就業状況
採用者数:新卒6人/中途0人
採用者数のうち離職者数:新卒2人/中途0人