お客様のニーズを具現化~素材から最終形の完成品まで~
技術力についてインタビューしました!
お話を伺った方:組立事業部(第三工場)課長 弘田雅士
3名で創業し金属総合加工企業へ成長
栄光工業は1980年に溶接とプレス加工を行う金属加工会社として、たった3名の社員で創業しました。創業者の中山博之社長は、当初から「多くの人に働く場を提供し、皆が幸せになる企業」を目標にしてきたと言います。また、取引先からの信頼を勝ち得て、更に顧客を増やすためには、「最新の設備導入と技術探求は欠かせない」として、設備投資と技術力の向上を最優先に取り組んできた結果、主に県外の超大手メーカーを多数顧客として持つ下請メーカーとして発展してきました。
2010年には念願であった設計開発部を新設し、設計、部品加工、溶接、塗装、組み立て、完成までの全てを一貫できる体制を確立。総合金属加工企業へとステップアップを果たしました。創業時3名でスタートした事業は、現在、3つの工場を有し200名を超える、高知県内では有数の企業規模に拡大しています。
総合力の要である設計開発部
栄光工業で取り扱う完成品の種類は多岐にわたります。紙製品、食品等の自動包装機、ボトルラベル自動貼り機、物流倉庫用搬送機械などさまざまな業界で使われる製品を大手企業にOEM供給しています。製品の種類も多く、求められる品質基準や図面も異なるため、高い適応力が求められます。
設計開発部は発注企業と一緒に企画設計を行い、時には先方に出向して企画立案から図面製作までを行います。単に図面を引くだけでなく、実際に製造する製造部門からの生産効率や品質改善等のフィードバックを受け、設計改善を行えることも一貫製造の強み。この総合力の要が設計開発部なのです。
設計開発部には、高知工科大や高知高専の卒業生も多く在籍しており、彼らの奮闘で夢づくりが大きく広がっています。彼らが自分で図面を引き、完成品が出来上がる喜びはほかにはかえられません。
人を育てることが会社を育てる
第三工場で組立事業部を取りまとめている弘田さんは、入社26年のベテラン社員。「組立の作業は数千点のうち一つでも部品が欠けると進まない。作業を自動化することができず、人の手で作り上げるため、チームワークが重要です。」 配属された新人が一通りの作業を習得するには少なくとも3年はかかるといいます。オーダーメイドの製品は作業内容も毎日同じではなく、一筋縄ではいきません。現場で教育の大切さも難しさを日々感じています。「新しい作業に、興味をもって積極的に取り組む人がどんどん成長していきますね。」と弘田さん。人を育てることは会社の成長につながっています。栄光工業の成長戦略には組立事業部の成長が必要不可欠。
仕事のやりがいを伺うと、「品質と納期を第一に取組んでいます。やはり、設計から完成品まで一括して対応できるのは栄光ならではの強み。ここの最終工程を担う責任と面白みを肌で感じています。」と教えてくれました。
組立事業部には社内で製造した多種多様な部品が届く
「全員一個以上」を合言葉に資格取得にチャレンジ
技術力の向上の為に、社員に対する支援は惜しみません。社内には、なんと溶接道場があり、ベテラン技術者が若手を指導しています。「全員一個以上の資格取得」を合言葉とし、資格取得のための費用は全額を会社が負担します。それぞれの専門職に応じた資格取得を目指し、周りの社員もサポートすることで技術力の向上や新しいことを発想する練習にもなっています。
また、栄光工業には段階的に将来の経営者を育てる教育システムがあります。新入社員は、半年ごとの研修計画に基づいて部門別に必要な基礎を学びます。以降は、経営コンサルタントによる若手・中堅・幹部に分類された階層別研修を毎月行い、主に経営に関する知識を身に付けます。自立や成功に向けたチャンスを若い人にも提供することが、高知県の製造業全体の振興につながると考え、社内起業制度を作りました。現在工場内に起業した会社が10社ほどあり、独立前提で入社する方も歓迎しています。
女性活躍、完全実力主義の姿勢
機械や金属系の工場は重労働だと思われがちですが、実際は重いものはフォークリフトを使いますし、PCへの入力作業も多いので、男女の差はありません。社内には「溶接女子」と呼ばれる18歳の女性をはじめ、工場のいたるところで女性社員が活躍しています。社内に女性社員による「土佐撫子会」も設立し、女性視点での改善提案や女性が働きやすい職場環境作りを行っています。
また、栄光工業は完全実力主義。年功序列制度ではなく、効率を上げ成果を出した人はきちんと評価されるシステムがあります。アルバイトやパートから社員への登用も積極的に行っており、社員が生き生きと働いています。「社員の働き方はまだまだ改革の余地はあるが、社員が前向きに働けるよう環境を整備したい。」
設備の面からは、24時間無人で稼働する機械を4台導入し、残業を減らしていく取組みを行っています。機械でできることは機械に任せ、人にしかできない作業に注力する、栄光工業の徹底した姿勢を垣間見ることができました。
各部門の現場で大活躍する女性社員
栄光工業が描く未来
5年後には、250名体制へと更なる成長を目指しています。また、設計から完成品までの一括受注製品の売上シェアを現在の30%から70%に引き上げ、企業価値を高めていこうとしています。「部品だけを作る会社は他にもありますが、総合提案力は当社の強み。ここを伸ばして、世界に通じる栄光工業にしていきたい。」というのが当社の考え。技術力だけでなく、完成品の売上比率を高めるための提案力の強化にも力を入れており、設計開発と一体化した提案型営業を行っています。
栄光工業は業容拡大に向け、さらなる変化の時を迎えています。未来の栄光工業を支える、創造力たくましく、何事にもチャレンジする意欲を持って仕事に取り組める人材を求めています。
栄光の未来を担う若手社員と弘田さん(左端)
設計から完成品まで一貫して生産する総合的な技術力が強み
完全実力主義!
●会社の成長と自身の成長を重ね合わせることができる人。
●「栄光工業ってまだまだこれからでしょ!」と一緒に頑張れる人。
企業情報
- 企業名
- 株式会社栄光工業
- 業種
- 製造業
- 住所
- 南国市廿枝1307
- 設立年月日
- 1980年07月
- 代表
- 中山 博之
- 資本金
- 5,000万円
- 従業員数
- 男性200名 女性30名
- 採用担当(連絡先)
- 088-864-1116(管理部:山本)
採用関連情報
- 新卒初任給
- 175,000円(大卒)
- モデル年収
- (1)330万円/25歳 中途3年目
(2)440万円/31歳 10年目役職者 - 自己啓発支援
- 業務に係る資格取得については合格まで全額会社負担
- 研修制度
- 新入社員研修(社内ならびに社外)、各種OJT等
- 有給消化日数
- 10日
- 平均年齢
- 36.4歳
- 新卒・中途就業状況
-
採用者数:新卒23人/中途56人
採用者数のうち離職者数:新卒9人/中途10人