地方から医療情報システムを全国へ発信

仕事・事業についてインタビューしました!

お話を伺った方:代表取締役 小松広行さん

宿毛から誕生した、総合医療情報システム会社

パシフィックシステムは高知県宿毛市に本社を置く、電子カルテ等の医療情報システムを開発、販売する会社です。創業当初は水産業関連のシステムの開発、販売を行っていましたが、後に、医療情報システムのパッケージソフトウェア開発と、医療業界向けに医療情報システムに関連するトータルソリューションの提供が主軸に。現在、自社開発のシステムは16年を経てバージョン3を数え、そのノウハウが蓄積された製品は業界上位の導入数を誇ります。

2017年には事業拡大に向け東京オフィスを開設。コンサルティングパートナーとも提携し、全国への販売を強化しています。また、機械学習や情報検索技術等、最先端のAI関連技術を自社の製品に組み込む研究開発を推進中。医療に情熱をかたむけるお客様を支援することを経営ビジョンとして取り組みを行っています。

最近開設した東京オフィス

パシフィックシステムの本社社屋

養殖関連事業から医療情報システム企業へ

小松広行社長が、地元宿毛市にパシフィックシステムを立ち上げて最初に取組んだ事業が、地元でも盛んであった養殖漁業のIT化を推進することでした。養殖管理などの業務効率化を図るためソフトウェアを介して現状を把握し、問題解決に繋げられないか、と考えスタートしました。

「養殖日誌」の開発では、多数の水産養殖業者や行政研究機関が参画し、幾度もバージョンアップを繰り返しました。現在では、経営体の規模の大小にかかわらず使用できるだけでなく、養殖がおこなわれている全ての魚種に対応し、日々の入力の手間を最小限にしながら、グラフ機能、経費・計数等の優れた分析機能を持つソフトウェアになりました。導入先は400件を超え、パソコンやスマホ、タブレット端末などインターネット環境さえあれば使用できるシステムとなっています。

事業は、小松社長が2002年に厚生労働省から「電子保存の3原則」が通達された時から転機を迎えます。当時、よりインパクトのあるマーケットで勝負したいと考えるようになっていました。小松社長は、自身が約30年前にアメリカに留学した頃、既に医療分野でもIT技術が普及していたことを思い出し、IT技術を通して医師や看護師を支援し業務効率を進めることが良質な医療につながるという使命感を持つようになりました。そして、医療ICT分野のシステム開発を本格的に始めたのです。

現在、パシフィックシステムの電子カルテは全国で約120件のユーザーがあり、この件数は病院向けソフトウェアサービスでは業界上位8社以内に入ります。同社では、電子カルテに加え、クラウド型の地域包括ケアシステム等の開発にも取り組んでいます。

MALL3の電子カルテ画面

業界のニーズを聞き、0からシステムを開発

一般的に、競合となる情報システム会社は大手企業の系列や関連会社がほとんどですが、パシフィックシステムはいわゆる独立系。小松社長もエンジニアとしてシステムを作っていました。「電子カルテの創成期には、システムの機能を整備するために色んなニーズを聞き、0から作り上げました。この十数年はその繰り返しで改良を重ねてきました。」

独自路線を貫くパシフィックシステムがお客様として照準を当てたのは、一般病床200床以下の病院や医療施設。薬剤やリハビリ管理、検査部門ごとにシステムが導入されていることが多く、電子カルテ導入時に投薬や検査結果のデータを反映させるためには、それぞれのシステムを対応させていく必要があり、導入コストは大変なものでした。そこで、パシフィックシステムでは、電子カルテだけでなく、薬剤やリハビリ管理、検査部門といった各種部門のシステムも包括するようなソリューションシステムを提供。コスト削減につなげることに成功し支持を得ました。

「医療業界に特化して業務を深く理解することでニーズとシーズが見えてきます。私たちのミッションは、その解決方法や実現方法を標準化してより多くの地域で受け入れられる仕組みを作ることです。」ソフトウェアは進化し続けないといけない、と小松社長は続けます。「導入後は意見や要望を聞くことで、さらにシステムを進化させていきます。」

医療系展示会にも出展

「誰もが、必要な時に、良質な医療を受ける事のできる社会」へ

今後、医療ICT分野で重要になってくるのは、患者一人一人が持つ個人のデータの活用。「『誰もが、必要な時に、良質な医療を受ける事のできる社会』にすることが重要です。」小松社長は、自分の健康データは医療機関が持っているのではなく、24時間いつでもアクセスできるような仕組みが重要な時代が来ると考えています。

昨年より、高知県の宿毛市、幡多郡大月町、三原村では、医療機関や薬局、介護施設を結び、患者の医療介護情報の共有を進める幡多地域医療情報ネットワーク「はたまるねっと」の運用が始まりました。これは患者の同意をもとに、各施設での過去の治療歴のデータを蓄積し、別の施設に行った場合にも検査や薬の処方の重複が避けられるシステム。病歴やアレルギーなどのデータも参照でき、災害時などの緊急時にも有効です。「この取り組みがより広く認知され活用されることで、最終的には社会医療費の高騰や医療資源の不足などの対策にもつながります。」

そして今後は、患者のPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)を常に収集し続け、幼少期から管理し、それを病気の事前予防等に活用していく時代に突入します。この分野はAI、ビッグデータ解析等の最先端分野の知識と経験が必要になり、世界中の研究者が挑戦しています。パシフィックシステムでも、PHRの活用をビジネスの中核に据え、医療ICT分野での自社プレゼンスをさらなるレベルに押し上げていきたいと考えています。

志を高く、仕事に情熱を持つ仲間と働きたい

「私が起業したのはWindows95が登場した頃になります。世の中の流れが一気に変わった時で、起業家も多かった記憶があります。高知に戻りましたが、やりたい仕事がないと感じ、それなら自分で作る選択をしました。」創業当初はエンジニアとして開発設計を行い苦労の連続でしたが、今では全国へ向けて医療システムを提供する企業に成長。「対外的な折衝が増えましたが、今でも設計には関わります。」東京オフィスも立上げ、まだまだ業容拡大への意欲は尽きません。

パシフィックシステムで働く醍醐味を伺うと、「お客様に近い場所で仕事ができます。営業・開発・サポートの各部門のそれぞれが深い業務知識と専門性を持ち、それが社会にどういうインパクトを与えているか肌で感じることができます。」と小松社長。

一緒に働く仲間は、意欲の高い方、情熱のある方に来てほしいと考えています。そのエネルギーがあれば未経験でも採用しています。パシフィックシステムでは、業界をリードし世の中に大きなインパクトを与えていきたいという気概のある方を待っています。

パシフィックシステムの社員の皆さん

企業の魅力PRポイント

PRポイント1

独立系の医療情報システム企業

PRポイント2

未経験者でも熱意とやる気を重視

求める人物像
・誠実・素直である人
・自主性を持って自ら率先する人
・継続的学習が自己の可能性を広げると信じる人
・失敗を恐れず、失敗から学びの機会を得られる人

企業情報

企業名
株式会社パシフィックシステム
業種
IT・通信・情報
住所
宿毛市幸町5-12
設立年月日
1997年4月
代表
小松 広行
資本金
3,200万円
従業員数
男性43名 女性21名
採用担当(連絡先)
0880-63-0730(担当:井口)

採用関連情報

新卒初任給
191,000円(大卒)
174,000円(専門卒)
モデル年収
・350万円 / 30歳 大卒 諸手当込み
・470万円 / 40歳 大卒 諸手当込み(係長クラス)
自己啓発支援
日医IT認定インストラクター 受験・更新 補助
日医IT認定システム主任者 受験・更新 補助
マイクロソフト MCP 受験補助
研修制度
・外部機関によるスタートアップ研修
・開発基礎技術研修約2ヶ月間
・サポート部門の基礎研修約1ヶ月間
有給消化日数
9.3日
平均年齢
37.3歳
新卒・中途就業状況
採用者数:新卒8人/中途22人
採用者数のうち離職者数:新卒0人/中途3人